夏休みがほしいだけ

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夏休みがほしいだけ

はてなブログ「夏休みがほしいだけ」(https://orangeandgreen.hatenablog.com)に書いた記事のあとがきを書くという、あまり意味のないことをしています。中身のない会話、雑談が好きです。

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『オカンは何事においても絶妙に間が悪い』の回

こんなこと、これまでにダウンタウンや中川家などのお笑い芸人たちが散々ネタにしてきたことであり、今さら書くようなことでもないがあえて書く。オカンは絶妙に間が悪い。 ああ、そろそろお風呂に入ろうかなと思った矢先に「アンタ、はよお風呂入りや」とオカンは言う。ああ、そろそろテスト勉強しようかなと思った矢先に「アンタ、いつまでテレビ見てんの?」とオカンは言う。ああ、そろそろお菓子食べるのやめようかなと思った矢先に「アンタ、そんなお菓子食べたら晩ご飯食べれんようなるで」とオカンは言う。

    • 『朝によく聞く鳥の鳴き声の正体はキジバト』の回

      小学生のころ、休みの日に目が覚めるとどこからともなく歌声のようなものがよく聞こえてきていた。フッフ、フッフフー、フッフ、フッフフー。これは一体どこから聞こえてくるのかと気にはなったが、まあ何かしらの鳥の鳴き声だろうなと、わざわざ調べることもなくそのまま時は過ぎていった。そして大学生になったころ、電車の中でめちゃくちゃ暇なときに、そういえばあの歌声はなんていう鳥によるものなんだ?と気になっていたことを急に思い出し、十数年蓋を取らないままにしていた疑問をついに明らかにするべくスマ

      • 『孔子に図星を突かれた愛想のいいやつ』の回

        なんだか会話が上手くいかない人っている。向こうから話しかけてくれるはいいが、それに対するこちらの返答にはめちゃくちゃ反応が悪い。何か話しかけられる、それに答える、スンって顔をされる。会話のキャッチボールにならない。こちらの返答は全て吸収される。ノックですか? 頼んでもないのに急にノック始まってます? こちらは守備位置に着いてもいなければ、おえええい!とか声を出してボールを呼んでもいないのに。しかし、世の中には色んなタイプの人間がいて、わたしが苦手としている人相手に難なく会話を

        • 『直接関りがなくても噂だけで人のことを嫌いになれるタイプの人間』の回

           ここは噂ばかりが飛び交う町で、今日もわたしの耳には次から次へと新しい噂が飛び込んで来る。駅前のコンビニにはガリガリくんの当たりはひとつもないらしくて、近所の酒屋の息子は酒屋の息子のくせにスーパーで缶酎ハイを万引きしようとしたらしくて、同じマンションの二〇一号室に住んでいる愛想の悪い一家は木星に四つある衛星のうちのひとつから来た宇宙人らしい。誰がどこで何を見て、それが一体何人の人間を通ってわたしの耳まで届いているのかは分からないけれど、そんな噂を聞いたわたしは、元からそんなに

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        『オカンは何事においても絶妙に間が悪い』の回

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        • 調べたやつ
          4本
        • オカンにまつわるはなし
          4本
        • 電車にまつわるはなし
          6本

        記事

          『寝坊で遅刻した日は意外と怒られんけど、それなりの罪悪感にはさいなまれる』の回

          寝坊をしてしまい、上司にすみませんと謝罪すると、思いのほか怒られない。よかったと胸を撫で下ろし、そのまま席に座って遅れを取り戻そうといざ仕事に取り掛かる。取り掛かったはいいが、一向に気持ちが落ち着かずになんだかソワソワしてしまう。そして、次第にムクムクとよく分からない感情が芽生えてくる。・・・。だれかっ、だれか頼むっ! 寝坊をイジってくれっ! いっそのことイジってくれっ! 寝坊して怒られなかったのは良かったけれど、とはいえ寝坊してしまった罪悪感があるっちゃあるから、そのまま

          『寝坊で遅刻した日は意外と怒られんけど、それなりの罪悪感にはさいなまれる』の回

          『好きな作品を教えるのは自分の性格を把握されそうで憚られる』の回

          「好きなアーティスト誰なん?」と聞かれたときに、素直に自分の一番好きなアーティストを答えられない。なぜなら自分の一番好きなアーティストを知られることで、自分の内面みたいなものまでバレてしまうような気がするから。だからあえて四番目ぐらいに好きなアーティストの名前を挙げる。四番目ぐらいならバレるのが自分の片鱗程度で済む気がする。二番目と三番目もまだ、結構踏み込まれる気がして言いたくない。 というのも、わたしは自分自身の人格が小説や漫画や音楽などの影響を大いに受けて形成されている

          『好きな作品を教えるのは自分の性格を把握されそうで憚られる』の回

          『小学生って今頃夏休みやねんな、自分は仕事やけど』の回

          どこかの努力するのを怠った才能ある卓球少年は「あつがなついぜっ!!」なんてことを言っていたが、夏はそりゃあ暑いもんだ。暑くなけりゃあ夏じゃない。 牛乳を飲んだあとに口の中に残るネバネバした感覚が嫌いで、朝食のときはいつもパンを一口分だけ残しておいて、牛乳を飲み干したあとにそれを食べることでネバネバをかき消していた。庭で育てていたアサガオは花ごとに成長速度が違っていて、一度実をなしたものからタネを取り出したときの感覚が忘れられなくて、無理やりに他の実を剥いてみるがまだ柔らかい

          『小学生って今頃夏休みやねんな、自分は仕事やけど』の回

          『欲しい本が多分置いてないけどなんかずっと探してしまう』の回

          欲しい本があって、本屋のホームページから最寄りの店舗に在庫があるかを確認する。どうやら在庫はあることが分かり、さらにはどの棚に置かれているのかといった情報まで得られた。情報社会はものすごく便利。さっそく本屋へと向かい、その本が置かれているとされる棚を探す。・・・。あれ? この棚にあるって書いてたはずやねんけど・・・。しばらく探しても見つからない。スマホを取り出して、再びホームページで在庫を確認すると「在庫アリ」との表示があり、もう一度棚番号を確認してみても目の前の棚で間違って

          『欲しい本が多分置いてないけどなんかずっと探してしまう』の回

          『途中下車してウンコしたらバイオリズムが変わりそうで心配』の回

          生来、わたしの一日のうちでウンコがしたくなるタイミングはいつも規則正しいものであった。高校生のときも、大学生のときも、社会人になってからも、それぞれ朝に起きる時間は違えど、だいたい家に出る二十分ぐらい前になるとウンコがしたくなるように体が自然と出来上がっていた。それでも出来上がっているとはいえ、わたしはサイボーグではない。ときおりそのタイミングの狂うときがあった。それがわたしを非常に不安にさせていた。 特に大学時代、わたしは電車で一時間以上かけて通学していたのだが、たまにい

          『途中下車してウンコしたらバイオリズムが変わりそうで心配』の回

          『何事もデビューは突然でしかるべきであろうよ』の回

          何か新しいことを始めたときに、「急にどうしたん!?」と言ってくる人がいる。いや、逆に言いたい。そりゃあ何かを始めるときはだいたい急やろ。 こういう人たちは、例えばサングラスをかけ始めたときにそれを見て「急にサングラスかけてどうしたん!?」などと言ってくる。いや、そりゃあ急にかけることになるやろ。なんや、最初はメガネの状態からスタートして、徐々にレンズの色を濃くしていったらいいんか? そうしたら、急にどうしたもこうしたもなくなるんか? んなことしても、徐々に濃くしていくどっか

          『何事もデビューは突然でしかるべきであろうよ』の回

          『自由研究の自由ってやるかやらんか自由って意味だと思ってた』の回

          自由とはなにか・・・。これは大変難しい問題である。死とか青春とか社会とかと同じで、概念はあるが実態はない。でもね、小学生のころの夏休みの宿題のひとつ、自由研究の自由。これに関してはやるかやらんか自由って意味の自由だと完全に思い込んでいた。だから迷わずにやらん自由を選択しましたよ。そしたらなんだい、二学期の始まり、自由研究やってないやんと担任の先生に言われまして。そりゃあ自由ですからと。なに言ってんねんこの先生はと。そんなふうに思っていたところ、自由研究の自由はやるかやらんかの

          『自由研究の自由ってやるかやらんか自由って意味だと思ってた』の回

          『まだ人が大便をしている最中だから電気は消さないでくれたまえ』の回

          わたしがトイレでウンコをしてるときに、後から入ってきて小便をしていく人たちに言いたい。出ていくときに電気を消さないでくれ。確かにさあ、トイレの電気のスイッチのところには「省エネのため使用時以外は電源を消して下さい」って書かれてるけどさあ。気づかんかね? 人が大便をしていることに。いやまあ、気づかんかったから消したんやろうけどさあ。使用時以外は電気を消さなあかんという意識があるんやったら、逆に入ってきたときにすでに電気が点いてることから『誰か使ってるな』っていうところに考えが及

          『まだ人が大便をしている最中だから電気は消さないでくれたまえ』の回

          『賞味期限と消費期限の違いを何回聞いても覚えられない』の回

          賞味期限:食べ物の品質が変わらず美味しく食べられる期限 消費期限:食べ物を安全に食べられる期限 ということでですね、いきなり農林水産省のホームページから引用してきた賞味期限と消費期限の違いを紹介しました。賞味期限は美味しく食べられる期限ということで、切れたあとでも美味しくは食べられないだけで食べられはする、いわば制動距離みたいなものがあるわけです。一方で、消費期限は安全に食べられる期限を意味するので、期限が切れたものは安全ではないため食べないほうがよろしいということになりま

          『賞味期限と消費期限の違いを何回聞いても覚えられない』の回

          『レース終わってすぐにインタビューするのやめてくれん?』の回

          わたしには思うことがひとつある。陸上選手や水泳選手のレースが終わったあとすぐにインタビューするあれ、もうちょっと待ってあげてもいいんじゃないでしょうか。その、出来るだけ興奮冷めやらぬうちにコメントをいただきたいというインタビュアーサイドの気持ちも分かる。でも明らかにみんな、肩で息をしていてしんどそうではないか。もの凄い頑張ったんだから、ちょっとだけ休ませてあげてもいいんじゃないでしょうか。 思えばハァハァ息を切らしている状態はなんだかきまりが悪い。『あっ! もうちょっとで電

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          『20歳までに金縛りにあわなければ一生あわないって宇多田ヒカルが言ってた』の回

          昔、なにかしらの音楽番組で宇多田ヒカルが、20歳までに金縛りにあわなければ、それ以降はもうあわないみたいなことを言っていた。わたしはなんとなくこのことをずっと覚えていて、自分が20歳の誕生日を迎えたときに『ああ、ついに今日まで金縛りにあわんかったから、今後も大丈夫やな』なんてことを思った。宇多田ヒカルの言葉を信じるのであれば、わたしはもう一生金縛りにあわなくて済むのだ。これは非常にありがたいことであり、わたしはもう霊的なあれが大変苦手でして、小学生とか中学生のころに誰かが「み

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          『明日の自分には申し訳ないけど、やること置いて今日はもう帰らせてもらいます』の回

          仕事をしていて本当に全くやる気の出ない日がたまに訪れる。デスクの前に座りパソコンを目の前にしても、指一本すら動かす気が起きない。やらねばならぬ仕事はある。いつまでに仕上げなければならないかは頭に入っている。なにから手をつけるべきかも把握している。あとはやるだけ。でもやる気が全く湧かない。湧くとか言うけど源泉みたいなもんが自分の中にある気がしない。あとなんか体がダルい。別に風邪をひいているわけではないのに、なんか体がダルい。ていうか体は健康だ。ただただやる気が出ない、やれる気が

          『明日の自分には申し訳ないけど、やること置いて今日はもう帰らせてもらいます』の回