さまゆか@外に出たP

初めまして。samayukaは18歳の時に自臭症という病気にかかり二年半ほど引きこもり…

さまゆか@外に出たP

初めまして。samayukaは18歳の時に自臭症という病気にかかり二年半ほど引きこもりました。その後、認知行動療法というカウンセリングを受け半年で完治。30代で精神関係の仕事に転職し、精神保健福祉士の資格取得、更に心理士の勉強をしてます。心の問題、自分のケースを整理していきます!

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自臭症(patm)とは?

【自己臭恐怖症(自臭症、patm)とは?】自己臭恐怖症 、patmで二年以上引きこもり経験あり。 そんなsamayukaが病気克服時、考えたことを書いていきます。 まず自臭症 とは、当然自分の臭いが気になりすぎる病気です。けど問題は自分の臭いじゃありません。周りの咳、鼻すすりなどを自分のせいだと思いストレスを感じて生活がままならなくなることが 自臭症(patm) という病気の正体です。 大事なことなので繰り返します。 ①自分から出るなんらかの物質が問題ではない。 ②周り

    • 自臭症とPATMについて

      いただいた質問の回答になります。 ①patmと自臭症の違いについて わかりません。 patmについて明らかな定義が無いというのは前に質問者さん自身もおっしゃってました。 むしろ私も教えて欲しいんです。 なんでまだ定義も定まってない、公的な信憑性の高い論文も見当たらない(一応、二、三年ほど前に医療系論文の英文検索サイトや日本語のメジャーな論文検索サイトで調べても学術論文と厳密に言えるだろうものは見つけられませんでした。私の専門外であるパトム論文は正直厳密にはわかりかね

      • 自臭症(patm)の認知行動療法~最終回

        さて、本当に遅くなりました。もうしわけありません。自臭症(patm)の認知行動療法、最終回です。 実は前回までの セラピストさんと根気よく自分の状態を確認し合う 自動思考や身体反応に気づく。 それらを修正するために行動(曝露)にでる→具体的にはバスのカウント実験や友達へのカミングアウトなど不安を乗り越える練習をする これらによりほぼほぼセラピストさんから受けた治療は終わりなんです。 これ以降は自分から不安になる場面を想定して、それを乗り越えていきたいとセラピストさ

        • 自臭症(patm) の認知行動療法~その5~

          さて、自臭症(patm) 完治までの道のり、もう少しでゴールです。前回の記事で書いたバス・カウント実験。これにより自動思考はだいぶ弱まりました。この実験、自動思考へのアプローチという面で重点的に取り上げてきましたが、身体反応へのアプローチもすでになされていたんです。 身体反応のおさらい 身体反応はパブロフの犬のように条件反射が出来上がっちゃうことにより起こるものです。 周囲の鼻すすりや咳を聞くと 体が自動的にこわばり 汗をかき血圧や心拍が上昇し 結果、不安な気持ちになって

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        • 自臭症(patm)完治体験記
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          自臭症(patm)の認知行動療法~その4~後編

          さて、前回のバス・カウント実験の続きを書きたいと思います。 前回、清水寺からユニバまで泳いでいく気持ちでバスに乗り周囲の鼻すすりや咳き込みの回数を数える決心をしたところでしたね。 乗車へ さて、samayukaは週に二回、カウンセリングを受けていました。なので、あっという間にバスに乗る日はやってきます。 緊張しました。待っている間、帰ってしまおうかとも思いましたが、意を決して久しぶりにバスに乗ります。バスは満員。確かバス中央付近の席に座りました。紙とペンを握りしめ、必

          自臭症(patm)の認知行動療法~その4~後編

          自臭症(patm) の認知行動療法~その4~前編

          さて、前回の記事のテーマは「自動思考に気づく」というもの。 (特定の条件で)周囲の鼻すすりを見聞きすれば、自動的に「自分が原因だ」と判断してしまう。これはもう自身にとっては呼吸をするようなもので、意識する間もなく「自分に関係している」と判断してしまう状態。なので、セラピストさんとお話して、別の可能性があることに気づき、自分の主張が100%正しいわけではないことを理解する、そのプロセスをお伝えしました。 さて、今回のテーマは「自動思考を消し去る」です。 前回のような正論の拳で

          自臭症(patm) の認知行動療法~その4~前編

          自臭症(patm) の認知行動療法~その3~

          【自臭症(patm)の認知行動療法~その3~】前回のあらすじ 心理学(認知行動療法)では自臭症やpatmを以下の状態であると分析します。 周りの咳き込み等が気になる出来事 ↓ 周りの咳き込み等を見て自分と関係あるか不安になるを繰り返す ↓ 周りの咳き込み等をみれば意志とは関係なく自動的に不安になり自分と関係していると思ってしまう「身体反応」と「自動思考」ができあがる ↓ 自分が臭くて周りから嫌がられているという確信ができあがる ↓ 身体反応と自動思考が相互に補強しあって確

          自臭症(patm) の認知行動療法~その3~

          自臭症(patm)の認知行動療法~その2~

          前記事 自臭症(patm) の認知鼓動療法~その1~ 【自臭症(patm)の認知行動療法~その2~】今自分が何を気にしているかカウンセリングの序盤でハッキリさせる。 それがsamayukaが受けた認知行動療法の3ステップの一段階目、①心理教育。 その1では ・自分が臭いを気にしはじめた原因 ・周りの咳こみなどを自分の臭いのバロメーターとして見るようになったき っかけを思い出し それをコテンパンにセラピストに検討しなおされる過程を書きました。 それでは、前回の続きを書いて

          自臭症(patm)の認知行動療法~その2~

          自臭症(patm) の認知行動療法~その1~

          【自臭症(patm)の認知行動療法~その1~】 前記事 自臭症(patm) とは? https://note.com/samayuka/n/n2d791a25a1f8 はじめに samayukaは18歳の時に自臭症(patm) を発症しました。苦しい状態でなんとか高校に通い続け卒業はできましたが、そこから2年半の引きこもり生活が始まります。 食事・睡眠・入浴などの生活習慣の改善やデオドラントを試しまくり、とにかく体臭に良いとされることを実行しましたが、結果に一喜一憂す

          自臭症(patm) の認知行動療法~その1~