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自称ライター。視線が合えば恋に落ちるほどの恋愛体質ではあるものの、一生モノの愛の育て方…

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自称ライター。視線が合えば恋に落ちるほどの恋愛体質ではあるものの、一生モノの愛の育て方を知らない。一度は人の妻となることができるも、過去の恋愛遍歴を塗り替えるにはその結婚生活はあまりにも短かく儚いものであった。アオハルに負けない”アカナツ”絶賛謳歌中。

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-出せなかった婚姻届-

「誕生日おめでとう」 別れてから初めて祝った彼の誕生日。 灯されたロウソクの火を消すのは、これから私の役目。 彼はもう、この世にいない。 Mは、私の初恋だった。 そして、ハジメテの男(ひと)。 最初付き合ったとき、お互いハジメテ同士で中々うまくデキなくて、何度かトライしたけど気まずくなって一瞬別れたよね。 その間に、Mに男としての自信を取り戻させてくれたのは、同窓生の女。 近場で手ぇ出してんなよ。 Mの葬儀の時、20年ぶりに会ったけど、Mのハジメテを奪った女

    • -オンリーワンよりナンバーワンになりたい-

      No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one 今では名前を言うのも憚られるが、あるシンガーソングライターの歌で一躍大ヒットとなった歌の一節だ。 この歌詞に勇気づけられた人、気付きを与えられた人は多い。 一番にこだわらなくても、人それぞれ輝いているからって。 それでも私は、オンリーワンよりナンバーワンになりたい。 私は、これまで1番になったことがない。 クラスにはいつも天才とか秀才とか呼ばれる人がいたし、中学から私立に進んだりなんかしたから、以降、余計

      • -男性を求める性(サガ)-

        noteには、自分の過去の恋愛遍歴を赤裸々に書いている。 その内容は、私にとってはただの黒歴史でしかない。 それでもまた、新しい出会いを求めてしまう。 私だって、友人のように恋愛してハジメテの相手と結婚して家を建てて子育てに一生懸命になりたい。 そう思い出したのは30を超えた辺りから。 それまでは結婚願望なんてなかったし、sexなんて減るもんぢゃないと思ってた。 でも、最近になってようやくわかった気がする。 自分を大切にしていない人を、他人(ひと)が大切にしてく

        • -トキメキ-

          Tinderで知り合った年下の男の子と3回デートした。 次のお誘いはないけど、あっても次が最後。 なぜこのまま終われないのか。 それは貸したお金を返してもらいたいから。 やっちまった感が否めないけど、記事にしてみるの巻。 彼は私より5歳下。 身長が高いところと職務経験からの話がとても解りやすくて尊敬できるかなと思った。 ときめきはないけど、誘ってくれたから2回目のデートに応じた。 Tinderでは顔写真を掲載していない彼。 初めて会う日は、わかりやすい場所で

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          -トンの逆襲~夢ver.~-

          この章は、恋愛の話をしよう-トンの逆襲-に関連するものです。 私はよく夢を見る。 もとい、よく夢を覚えている。 そして夢は、現実とリンクすることが少なくない。 予知夢と呼んでいいのだろうか。 私はこれを私の第六感として認めている。 夢は、私への警告だ。 初めて彼の夢を見たのは、まだ付き合う前だった。 以下、[]内は夢。 [舞台は彼の部屋。キッチンに並ぶ洗われた2組のお椀の存在に、違和感を覚えたらしい私は、どういうことかと彼に追及している。彼は、キャベツの千切

          -トンの逆襲~夢ver.~-

          -恋占い-

          恋をした相手が東京へ帰っていった。 始めから遠距離恋愛。 ならまだいい。 交際を始めたわけでも、相手に告白されたわけでもない。 この状態を、片想いと言うのだ。 都合のいい女に成り下がっただけかもしれない。 でも、それでもいいのだ。 なんの取柄もない離婚歴のあるアラフォー女を相手にしてくれる男がいることを身を持って知ることができて、一瞬でも恋のときめきを感じることができて、自分がまだ一人のオンナであることを実感することができたから。 まだ大丈夫。 私はまだ大丈

          -恋占い-

          -バツイチ、アラフォー恋をする-

          恋の始まりかもしれない。 彼からの連絡を待つ、LINEの返信に一喜一憂する、何気ない会話に幸せを感じる、会いたいと願う、気付けば彼のことばかり考えている・・・。 でも、これはきっとまだ片思い。 自分に好意を抱いていくれているという確信もないまま、いつまでこの気持ちを継続できるかはわからない。 交際の先に結婚・出産を見据えている私には、もう時間がないからだ。 だから、同時進行で様子見。 世間はそれを二股と呼ぶのか。 noteを始めて約30日の間、日課のように連続投

          -バツイチ、アラフォー恋をする-

          -22時間の恋-

          熱しやすく冷めやすい。 恋愛体質の私をそのまま形用するとそうだ。 友人に連れられて、初めて六本木のクラブに踊りに行った時のこと。 入店の時もほぼ顔パスだった友人はそのクラブの常連で、入店すると同時に知り合いの男と挨拶を交わしては、私の知らない話で盛り上がっていた。 あまり馴染めない私をその場から連れ出してくれた男が今回の話の男。 「踊りに行かへん?」 その頃、よく耳にしていた聞きなれたイントネーションで喋る彼に別の男の影を重ね、私は彼に手を引かれるがままに付いてい

          -22時間の恋-

          -狩りの下手なライオン-

          皆さんは覚えているだろうか。 20年程前に流行った、生年月日から性格を診断する動物占いで、自分がどの動物だったかを。 そしてご存じだろうか。 星座と同様に計12種類ある動物は、特徴でさらに分類されていることを。 アラサーと呼ばれる年齢になって久しい頃、友人が古本屋で動物占いの本を偶然見つけてきたことにより、流行当時のように密かに私たちの間で再燃した。 まずは、誕生日を知っている身近な人間を診断していく。 そういえば、元カレと出会ったクルージングに一緒に行ったのも、

          -狩りの下手なライオン-

          -二兎-

          友人に誘われて、友人の知り合い主催というお見パに参加した。 ↑「お見パ」とは、「お見合いパーティー」の略語だが、「おみぱ」と入力すると「お見パ」と検索結果に表示された。「婚活」も「お見パ」も市民権を得たのだなぁ、と少し感慨深い。 男女共に飲食代を一律支払い、食事をしながらの合コン形式のそのパーティーで、一瞥しただけでターゲットはオンリーワン。 会話を経ても終始ターゲットはその一人で、見事その彼とカップル成立を果たした。 彼と彼の友人と、私と私の友人と、4人で飲み直そう

          -二兎-

          -バツの理由-

          地元に戻ってきてしばらく経った頃、妹からある男性を紹介された。 妹の直属でない上司の友人。 うん、かなり遠い。 「離婚歴はあるがイイヤツ」という事前情報どおり、彼はとてもいい人だった。 彼は県外に住んでいたけれど、海外出張や東京の実家に帰省する際に行くから、と紹介されて比較的すぐ会うことになった。 彼の知り合いがやっているという居酒屋で、あれよあれよと日本酒一升を空けてしまった私たち。 会って知らされたバツ2だという事実も、あまり気にならないほどに楽しく酔っ払った

          -バツの理由-

          -酒乱-

          「酒乱」という言葉がある。 その名のとおり、お酒を飲んで乱れることを指しているが、良識ある大人であれば自らの許容量は把握し、乱れることは避けるべきである。 お酒を飲んで暴力を振るうなどあってはならない(お酒を飲まなくても暴力はあり得ないが)。 そんなことを言いつつ、この私も恥ずかしながら、周りの迷惑も顧みずにお酒で乱れたことが何度かある。 乱れ方は人それぞれ色々あるだろうが、私の場合、少し面倒くささが増すようだ。 基本的にお酒を多量に含むと愉快になり、ケラケラと笑い

          -酒乱-

          -男と女の違い-

          Facebookで「知り合いかも?」に表示される男性の内の一人の話。 ずっと、こんなチャラい男知らないわー、って思っていたけど、少し思い出した。 彼の投稿情報を覗いてみる。 そうだ、やっぱりあの彼だ。 彼は、パイロットだった。 医者、弁護士、パイロット…いつも緊張状態に置かれている彼らは、異常な性癖を持っていることが多いという。 彼もそうだった。 その中身については、流石にここでは自粛するが、好奇心が旺盛な私だからこそ、まぁなんとか付き合えた。 のかもしれない

          -男と女の違い-

          -フィーリング-

          マッチングアプリを始めて一ヶ月が経った。 マッチは時々するも、会うに至ったのは現時点で2人。 最初はこれほど効率の良い出会いはないと興奮していたものだが、実際そうでもないことを数字は語る。 既婚者がそれを隠しもせず、干渉なしのセフレを大っぴらに募集するアプリで、次の結婚相手を見つけようとするのは至難の業かもしれない。 ただ、私の周りの友人らがアプリをきっかけに結婚まで至った事実も無視はできない。 だからこそ、数を打っていけば、その内当たるかもしれないという期待感は常

          -フィーリング-

          -セックスアピール-

          クジャクは、色鮮やかな飾り羽を扇状に広げて振動させることで、雌へ求愛する。 その際、羽の中で一際目立つ玉虫色の目のような形の模様はほとんど動いておらず、正に相手をじっと見つめているようだ。 この目が、雌を誘う際に有効に働いているとする研究論文もある。 真っ直ぐ見つめられると恋に落ちるというのは、生物を超えて共通するのか。 その求愛テクニックを、彼が知った上で行っていたのかはわからない。 ただ、例に漏れず私は、簡単に恋に落ちてしまった。 彼と出会ったのは、友人のイベ

          -セックスアピール-

          -オトナの階段-

          上京したての頃、出会い系で彼氏が出来た。 飲食店を経営している彼は、新しい店舗の候補地だったり、店内の装飾やインテリアの下見だったりと、色んなお店に連れて行ってくれた。 開店時間の予約で行くと、スタッフの方が総出で出迎えてくれたお店で、この日の記念に、とキーホルダーにされたワインのコルクをもらえた時には、また一つオトナの階段を上った気がした。 彼との夜は長かった。 終わったばかりだというのに、すぐに次が始まる。 セックスを覚えたての頃は、サルみたいにヤッていたものだ

          -オトナの階段-