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日本未公開映画①「Commandments」

こんにちは。「ゾンビが無ければ、サメを観れば良いんじゃない?」と思ってるサメー・アントワネット、もとい鮫サメ子でございます🦈🦈

私が普段紹介しているのは、「日本未公開のサメ映画」ですが、今回は少し趣向を変えて、別の未公開映画について語りたいと思います。

先日、私のTwitterのフォロワーであるJaneさんが興味深いつぶやきをしていました。彼女は未公開映画「Commandments」に日本語字幕をつける作業を行っているとのこと。本当に素晴らしい活動だと思います。

しかし、この時私は、「ふーん」としか思わなかったのですが、彼女が続けて書いたことには耳を疑いました。

…え?この映画にサメが出てくると?これは絶対観ないと!たとえ1秒だけでもサメが映し出されるなら、私は観続けます。なぜなら私は自称「日本最強のサメフィル」ですから!

Commandments:神に挑戦する男の物語

その映画、「Commandments」のストーリーは主人公セス・ワーナーが、妻を失い、家を失い、さらには仕事までクビになるという三重の不幸に見舞われます。彼は神に怒り、復讐として十戒を破ることを決意します。しかし、その過程で彼は自身の良心と、愛する人々との関係に悩まされます。果たして彼は最終的に神と和解することができるのでしょうか?

映画のタイトルである「Commandments」は日本語で「戒律」を意味します。「Ten Commandments」は「十戒」を指します。これは、旧約聖書の出エジプト記と申命記に記されている、神からモーセに与えられたとされる倫理的・宗教的な規則で、「モーセの十戒」とも呼ばれます。

1. 主が唯一の神であること
2. 偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
3. 神の名をみだりに唱えてはならないこと
4. 安息日を守ること
5. 父母を敬うこと
6. 殺人をしてはいけないこと(汝、殺す勿れ)
7. 姦淫をしてはいけないこと
8. 盗んではいけないこと(汝、盗む勿れ)
9. 隣人について偽証してはいけないこと
10. 隣人の家や財産をむさぼってはいけないこと

Wikipediaより

つまり、この映画は主人公のセス・ワーナーが十戒を破ることで神と戦っていくストーリーなのです。

物語の序盤、彼はアパートの屋上から身を投げようとし、雷に打たれます。彼がなぜ自殺を考えたのか。それは、ビーチで妊娠中の妻を亡くし、ハリケーンで家を失い、さらには仕事までクビになったからです。これらの出来事が彼の信仰を大きく揺さぶることとなりました。

彼自身はなんとか助かりましたが、愛犬はその足を失ってしまいます。この事態に燃え上がる怒りを抑えきれないセスは、「本当に神は存在するのか?」と疑問を抱き、その問いに挑戦するため、十戒を破ることを決意します。

家を失ったセスに対して、同居を提案してきたのは、彼の亡き妻カレンの姉であるレイチェルです。レイチェルは弁護士をしており、彼女の夫ハリーは記者をしています。この映画の物語は、ハリーのナレーションで進行します。つまり、「十戒を破れ!」(Janeさんが命名)という物語は、主にハリーの視点から描かれているわけです。

レイチェル
ハリー
十戒を破れ!は主に彼の視点から描かれている

セスが最初に行った行動は、十戒のうちの一つ、「主が唯一の神であること」を破ることでした。彼は仏教の礼拝に足を運びます。これにより、キリスト教以外の神を崇拝することになり、一つ目の戒律を破ったことになります。しかし、個人的には仏教の仏像が本当に「神」と呼べるのかは疑問です。私自身もお寺巡りをよくするのですが、キリスト教の神と仏教の仏は、表面的に似ていても本質的には大きく異なるものだと感じています。

次に彼が破ったのは三つ目の戒律、「神の名をみだりに唱えてはならないこと」で、彼は図書館で神の名前(ヤハウェ)を大声で連呼しました。もちろん、図書館という静かな場所でのことですから、彼は司書に注意されてしまいました(笑)

その後、彼は二つ目の戒律「偶像を作ってはならないこと」を破り、インドの女神カーリーの像を作りました。彼が十戒を破る順番は一見ランダムなようですね。カーリーは、血と殺戮を好む戦闘の女神で、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」では、彼女を信仰する秘密組織タギーが登場しました。言い換えれば、彼女はかなり恐ろしい神様なのです。

彼はこのように次々と戒律を破っていきますが、六つ目の戒律「殺人をしてはならないこと」に関しては、彼は躊躇してしまいます。これを破れば、彼は本当の罪を犯すことになり、また、真の悪人になってしまうという恐怖が彼を襲ったからです。

果たしてこの映画の結末は!?

私自身、この映画については、まあまあ面白いと感じました。ただし、十戒を破るというのは何を意味するのか、というテーマは日本人視聴者には理解できない部分かもしれません。また、エイダン・クインが演じるセスの役柄もなかなか魅力的でした。

そして肝心のサメですが、映画の最後の最後、セスが再び自殺を試みた後に起こります(詳細なネタバレは避けたいところですが、この部分だけは特に言及しなければならないと感じたのでご了承ください)

死んだと思われたセスが、実はサメのお腹の中から脱出し、無事生還するのです…↓

ん!!?これサメじゃなくてクジラじゃん!!たぶんマッコウクジラでしょうね。うーむ…サメを楽しみにしてたのに(笑)

このエピソードは、おそらく旧約聖書のヨナ書に記されているエピソードのパロディでしょう。それは、ヨナが大きな魚の胃袋の中で三日三晩を過ごし、その後神に許されるという話です。映画の中には他にも聖書のエピソードをベースにしたパロディが散見され、その遊び心もなかなか楽しめました。

「十戒を破れ!」が日本でも上映されることを心から望みます。今回は私だけでなく、Janeさんも喜ぶでしょうから、是非とも実現していただきたいと思います。字幕作成は彼女にお願いすることになるでしょう(こらこら💦🦈)

それでは、JaneさんのnoteとTwitterのURLを以下に掲載しますね。是非フォローしてあげてください。

それでは皆様、シャークと共にあれ(May the Shark be with you)🦈🦈


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