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このサメ映画は観ろ!

こんにちは、クソサメ映画ウォッチャーの鮫サメ子でございます!🦈

よくTwitterでオススメのサメ映画を聞かれるのですが、個人的にはどんな作品でも見てもらいたいわけではありません。なぜなら、サメ映画の中には免疫がないと観ると大怪我するほどの爆弾級の作品も存在するからです!そこで今回、まず「これだけは観とけ!これが無理なら去れ!」と言える3作品を紹介しましょう。

🦈ジョーズ~元祖であり金字塔~🦈

言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督によるサメ映画の金字塔、『ジョーズ』。サメ映画は全てジョーズから始まったと言っても過言では無いと思います。本作は、サメによる連続襲撃事件が起こるアメリカの小さな島アミティ島を舞台に、町の警察署長ブロディ、海洋生物学者フーパー、サメハンターのクイントが巨大なホオジロザメと対峙するストーリーが展開されます。もはや知らない人は居ないでしょう。サメへの恐怖心を最大限に引き出す演出と、ジョン・ウィリアムズが作曲した名曲「ジョーズのテーマ」が相まって、観る者を恐怖のドン底に引き込みます!

ジョーズの製作過程では、実際に機械仕掛けのサメ(愛称:ブルースくん)を頻繁に使用する予定でした。

が!しかし!様々なトラブルが続き、故障に悩まされることに…例えば、撮影の際にブルースくんが沈んだり、機能しなかったりと、まさに波瀾万丈な舞台裏があったのです…

そりゃ機械を水に入れたら動かないわな🦈

そこで当時27歳のスティーブン・スピルバーグ監督は、この困難に対処するために苦肉の策を練りました…

それが、あの有名なサメ目線のカットを多用する手法です。この演出により、観客はサメの視点で画面を追うことになり、恐怖がよりリアルに感じられるようになったのです。また、実際のサメが画面にあまり登場しないことで、観客の想像力が最大限に働くようになり、恐怖心をより高まることになりました。

ジョン・ウィリアムズのあの音楽が…ダーダン♫ダーダン♫🦈

このようなアクシデントが起こったにも関わらず、スピルバーグ監督のアイデアと巧みな演出が、映画史に残る傑作となるジョーズを生み出すことに繋がりました。ブルースくんの故障が、結果的にはジョーズの成功に大きく貢献したと言えるでしょう!

ブルースくんと戯れるスピルバーグ監督

しかし…公開後大変な社会現象を巻き起こしたのも事実。その一つとして、映画の恐怖が強烈であったため、観客たちは現実の海でもサメを恐れるようになり、ビーチへ足を運ぶ人々が減少してしまいました…

また、ジョーズではサメが完全に悪役として描かれていたため、観客からのサメへの悪評が高まり、その結果サメの乱獲が増えるという社会問題も引き起こしました。

ジョーズを改めて観る際には、この舞台裏のエピソードを知っていることで、映画の楽しみ方が一層深まることと思います。サメ映画の金字塔にふさわしい、恐怖とサスペンスが詰まったジョーズをぜひ、再び体感してみてください〈 ﹏´  ›› ∋  )≪サメーーー

🦈ディープ・ブルー~サメ映画中興の祖~🦈

ジョーズの大ヒット以降、サメ映画はなかなかヒット作に恵まれず、一時期「サメ映画はジョーズ以外はヒットしない」というジンクスが囁かれていました。しかし、1999年に公開された『ディープ・ブルー』は、そのジンクスを見事に破ることに成功しました。これ以降サメ映画がコンスタントに作られるようになったため、まさにサメ映画の中興の祖と言える作品でしょう。

ストーリーは、遠く離れた海の真ん中にある研究施設「アクアティカ」を舞台に繰り広げられます。遺伝子操作によって知能を向上させたサメたちは、その驚異的な知性を駆使して施設への攻撃を開始し、研究者たちを次々と襲い始めるという緊迫感あふれる展開です。

この映画の大きな特徴の一つは、CG技術が初めてサメ映画に導入されたことです。これにより、従来の機械仕掛けのサメでは表現できなかった、リアルで迫力あるサメの動きが画面に登場しました。CG技術の進化により、サメの恐ろしさがよりリアルに伝わるようになり、観客を圧倒的なスリルと恐怖へと誘いました。

サメがこっちを向くシーンは
それまでのアニマトロニクスでは不可能だった

そしてもう一つの特徴が、従来のサメ映画におけるお決まりのパターンを破っていることです。パニック映画やホラー映画で、死亡フラグが立っていると思わせるキャラクターが助かったり、逆に助かりそうな人が冒頭であっさりと死んだりと予想を裏切るようなプロットが採用され、観客を混乱させてしまうのです。つまり、従来のサメ映画とは全く異なるアプローチが取られているのです。

サメ映画お決まりの冒頭海でイチャつくカップル
従来ならサメの餌食になるはずが…

また、ディープ・ブルーは、従来のサメ映画がホラー&パニック映画というカテゴリに属していたのに対し、本作ではエンタメ要素が強調されています。

<チョイネタバレ注意>
例えば、サミュエル・L・ジャクソン演じるキャラクターがサメに襲われるシーン…従来のサメ映画なら恐怖に震えるシーンになるはずが、ディープ・ブルーでは観るものを大爆笑させるシーンになっています。どのように面白いかは実際に観てみないと分からないと思います。まさに百聞は一見に如かずとはこの事…

サメ映画を新たなエンタメ映画のジャンルへと発展させました🦈

このシーンは伝説となった

このように、ディープ・ブルーはサメ映画ジンクスやお決まりを破るだけでなく、CG技術の導入やエンタメ性の追求によって、サメ映画の新たな地平を切り開いた作品となりました。ジョーズ以降のサメ映画ファンにとって、この作品は新たな節目となる一本と言えるでしょう。まさに画期的な作品です〈 ﹏´  ›› ∋  )≪サメーーー

🦈ロスト・バケーション~サメ映画に新たな息吹を~🦈

ロスト・バケーションは、これまでのサメ映画とは一線を画す新たなアプローチを取り入れた作品です。まず、登場人物が非常に少ないことが特徴的です。ストーリーの中心は、医大生のナンシー(演じるのは絶世の美女でスタイル抜群のブレイク・ライブリー!!)一人というシンプルな構成になっています。

見よ!この神々しいまでのスタイルを!!

サーフィンを楽しむ主人公のナンシーが、ホオジロザメに襲われ大怪我、なんとか海岸から200メートル先の岩礁にたどり着くものの、周囲を旋回するサメによって岩礁から出られなくなってしまうというストーリーです。

そして特に印象的なのは、限られたリソースを駆使してサバイバルを試みるナンシーの姿です。彼女の勇敢さと知恵が試される場面は、観る者を引き込んで離しません。また、美しい自然の中で繰り広げられるサメとの攻防も、息をのむような緊張感を与えてくれます。

物語の9割は岩礁と美女とサメ(+カモメ)
海が超絶きれい!
きれいな海と美女を観て心を癒やしてください

そしてこの映画により、「ロスト・バケーションパターン」(命名:サメ子)という新たなアプローチがサメ映画に登場しました。従来のサメ映画では、複数の登場人物が緊迫感あふれるサバイバル劇を繰り広げることが多かったのですが、ロスト・バケーションでは主人公ナンシーがたった一人でサメと対峙する姿が描かれています。これにより、観客は主人公と共に孤独感と絶望感を味わい、よりリアルな恐怖を感じることができるのです。そしてそれ以降、例えば「海底47m」や「海上48hours」のように知恵を振り絞りサメから逃げるパターンのパクr…失礼…オマージュ映画がたくさん作られました。

これも面白い。また後日紹介したいと思います

ロスト・バケーションは、これまでのサメ映画の枠を超え、新たなアプローチで観客を魅了しました。登場人物の少なさとブレイク・ライブリーの美しさ、そして「ロスト・バケーションパターン」の登場により、サメ映画に新たな息吹が吹き込まれたことは間違いありません。今後もこのような革新的なアプローチがサメ映画に取り入れられることで、ジャンルのさらなる発展が期待されます〈 ﹏´  ›› ∋  )≪サメーーー

まとめ

いかがでしたでしょうか?この3本が無理なら潔くサメ映画の世界に踏み入れるのは諦めましょう🦈もし大丈夫なら、次のステージへ進んでください。

ただし!!Z級サメ映画は大変危険なのでまだ手を出さないようにしましょう

今後サメ映画は時代と共に映画技術が進化し、新たな名作サメ映画の誕生も期待出来ます。新たな名作の登場を待ちましょう!

では皆様シャークと共にあれ(May the Shark be with you)🦈🦈


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