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認知症の第一人者を想う。

認知症研究者 長谷川先生が亡くなる

残念なことに認知症研究の第一人者である精神科医の長谷川和夫先生が亡くなられたと報道がありました。

Yahoo! ニュースの記事「認知症医療の第一人者、精神科医の長谷川和夫さん死去…自らの認知症を公表」

長谷川先生の功績

医療関係者の間では長谷川先生の存在や功績はあまりに有名です。

・「痴呆」という言葉を「認知症」にあらためるきっかけを与えたこと
・これまで複雑だった認知症の診断方法が、1974年に公表された「長谷川式簡易知能評価スケール」によって、器具や道具を必要としない検査が可能となったこと

このような功績をきっかけに、認知症に対する世間の受け止め方を変えた人と言われています。

私自身もテレビのドキュメンタリー番組を見て興味を抱き、著書「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」を手に取りました。

先生が伝えたかったこと

先生は著書の中で「いままでの暮らしができなくなること」が認知症の本質だとする一方で、「(認知症を)むやみに怖がらないでほしい」との想いから、自ら、認知症(嗜銀顆粒性認知症・しぎんかりゅうせい にんちしょう)に罹患したことを公表した、と語っています。

晩年、先生が認知症が進行していく中でも、生涯現役で講壇に立つ姿、最期まで本を片手に勉強する姿は、とても凛々しく感じました。

私は先生の姿を映像で見て「人生最後まで何かに打ち込む、学ぶ姿勢はとてもカッコいいんだな」と感じました。
そして、これから将来、「打ち込める何か」を見つけていきたいと強く思います。

ご冥福をお祈りいたします。

※ 2022/10/07 編集

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