あなたはわたしにきづかないままでよかった


「あなたのせいで死ねない」
いつか言ってしまう日がくるかもしれない、大きく傷つけて後悔してしまう日がくるかもしれない、でもいちばん傷ついているのは私だからそんなことが言えるからゆるして、ゆるされないとわかってても、ゆるして、どうか

恋人がいる、という関係性は多少相手に縛られる前提で、その縛りを許せるか否かで愛が知れるが、私に対してはその縛りという感覚がそもそもない、と恋人が話してくれた、
楽しいことがあったら真っ先に私に共有したいな、って思うし、私の顔が浮かぶよ、とも言ってくれた、
そんな恋人の言葉に何回も幸せだと思った、愛されていると思った、

ふしあわせだから死にたいんじゃなくて、しあわせだから死にたい

しあわせをしあわせだと享受できるほどあなたはえらいのですか?
しあわせに見合ったことをしましたか?
歩いてこない幸せにむかって歩きましたか?
そのしあわせに対してあなたは誠実ですか?
こんなにもだめな人間にしあわせなんて似合わなくないですか?
対価として不均等だと思いませんか?
わたしがわたしを満足させることが出来てないのに、しあわせで満足しようとするのは甘えなのではありませんか?

私はどう考えても幸せ、周りの人にも環境にも恵まれている、家族、友達、恋人、先輩、教授、何から何にまで恵まれていて、幸せで恵まれていて、愛されていて、を毎日感じる。
恵みを実感ししあわせを感じる度に、自己嫌悪がとぐろを巻いて私を睨んでくる、希死念慮という遅効性の毒をもった牙で私を噛んでくる


しあわせ、しあわせなのに、しあわせだから苦しい、しあわせだからしにたい


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