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農業は心を癒やす?

昨年度卒業した週末農業学校の仲間たちと飲んだ。
仲良しの人が一人、職場が合わずメンタルを病んで休職したと聞いた。
その話を聞いたその場にいた別の人も、前の職場でメンタルを病んだことをきっかけに週末農業学校に足を踏み入れたとのことだった。

そう言えば、週末農業学校に見学しに来ている人、若い男性でIT企業出身で、表情に陰のある人が多いなと感じたし
30で農家に転身したという先生も元IT企業だった。
IT企業=メンタル病みやすいから自然に触れたくなるのか?
というのは偏見かもしれないけど、心が疲れたときに農業やりたいって思うのはなぜなんだろう。

そういう私自身もIT企業で
管理職一歩手前だからと色んな仕事を振られ
やりたくもない苦手なことを無理やり毎日積み重ねて何とか日々を過ごしている。
正直心も疲れてきているし、40超えてやりたくもないことを無理に続けるのも限界かなと思う気持ち反面、
子どもたちの教育費を稼がなければと身動きがとれない自分もいる。

仕方がないので、あまり興味を持てない仕事は業務時間だけ(残業たくさんだけど)でこなし、
週末の哲学セミナー
バレエレッスン
家庭菜園(10種類以上の野菜、花育成中)
読書
たまのジオ旅、歴史旅
などなどの趣味で気を紛らわしている。

そんなときにビデオで撮りためていた吉岡秀人医師の最後の講義を観て
「後悔しないとすればそれは行動しないことだ」
「失敗してもその過程を目指したプロセスそのものが糧になる」
という話を聞いてわけも分からず涙が出た。

たぶん私は、大量に積み上がっているやりたくもないことを、この先目指すあてもなく、周りにあれこれ言われながら、お金のためだけに働いているという状況に嫌気がさしているんだと思う。

かと言って、興味のあることは今のところ仕事に結びつく目処もないと思考に蓋をしている。
だから、「仕事として何がやりたいか」は全く思いつかない。
IT企業でしか働いたことないのに、IT企業は嫌だと言うわがままぶり。
40過ぎてるのにマネジメントもしたくない、技術力もない人間をどこが雇うのかというのもある。
また、農業に興味はあるけれど、学校で受講した農業経営の講義で、生半可な気持ちでできるものではないという印象もあるし、ストレートにアプローチするのも勇気が出ない。
家族と離れたところで暮らさないといけないのは嫌だ、というストッパーも働く。

そして、結局
「子どもの学費のために」
を理由にいつもの生活に戻る。
しばらくはがんばれるけど、また落ち込んでを繰り返している。

この負のスパイラルはどうしたら抜けられるんだろう。

ということで、いろいろと制約があるなかで、
人生を充実させるために何ができるか?
をテーマに戦略を立ててみることにした。

その戦略に基づいていれば目の前の仕事をがんばって趣味にもっと時間かけるし、戦略に基づいていないものは極力やらない。
なんて思い切ったことができるのだろうか?

世の中には
こんなにすごい俺、私の今までの軌跡をまとめてる人はたくさんいるけれど、
平凡な私が自分なりに人生を充実させるための戦略
ってあまり見ないので、
あれこれ失敗もしつつまず行動して、ここに記録していってみようかと思います。

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