彷徨は続くのか?
いつも、より危険が多く、より冒険の必要な道を、選んできたつもりだ。
自分の、恵まれた地位、境遇も利用して。ひたすらに、強くなってやろうと思った。
そうすれば、幸せになれると思った。
でも、幸せが、自分にとって何なのかが、分からない。
欲しいと思ったものが、手に入れた途端に、色褪せて。
昨日は、あんなに素晴らしいと思った。
思い込もうとしたものが。
朝目覚めたら、灰色の石ころになっていた。
そして、僅かに見える、次の光がちらついて。
折角手に入れたものを手放して、そっちへ行きたくなる。
これは、不節制の証拠だろうか?
冒険と言えば、綺麗に聞こえる。
僕にとって幸せは、どうやら、安らぎとも違うものらしい。
なぜだろう
作り上げると、壊したくなる
破壊と創造。
その両方が常に行われないと、僕は執着できない気がする。
何かが貰えるから、その人を愛するのだろうか?
僕は、考え過ぎなのか?だとしたら、考え過ぎたその先にいきたい。
立ち止まっていたところで、芸術は生まれない。
その苦しみや虚しさ、あらゆるものを、表現せよ。
それだけが、僕の確実な方向性。
表現したい、という気持ち、欲求だけが、僕の確かなものなんだ。