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SAMURAI FARM式金魚飼育 飼育容器について

婚約式の準備が今日は落ち着いて、家にいる時間ができたのでサクッと書いてしまおうと思いiPad Proを開きました。

金魚飼育について改めて書くということで先日noteにアップした通り少しずつですがアップデートしているので、現状私の常識としての金魚の飼育法について記載したいと思います。

なお、初めにお断りしておきますが、金魚の飼い方というものに正解なんてものは存在しません。ただ、間違いなく正解なのは病気にしない飼育方法であり、楽しんで金魚を飼える飼育方法であるということなのだと思います。

金魚の飼い方、金魚を飼う目的によっても飼育方法というのは全然違ってきます。ですが今回はSAMURAI FARMのお客様に向けた飼育方法ということで、ご家庭で金魚を趣味として飼育することを再前提として書いていきます。

飼育容器についてですが、私はお客様とお話ししていて基本的に小さい飼育容器で金魚を飼育するということが、金魚飼育を圧倒的に難しくしてしまうということを知らない方がかなり多い印象です。

元々金魚という魚は、水をかなり汚します。それも短期間でかなり汚してしまうので、小さい容器で金魚を飼うとすると水はさらに急速に汚れ、病気が出るリスクは一気に上がってしまいます。

飼育容器の簡単なイメージ式はこんな感じでしょうか

水量 ➖ (金魚の数 ✖️ 金魚に与える餌の量)🟰 安定した金魚飼育

もちろん濾過装置などそれ以外の要素もありますが、単純に水量が母体になって金魚飼育の安定性が決まると考えていただいて大丈夫です。

SAMURAI FARMとしておすすめの日本のご家庭で安定した金魚飼育ができる最低の水槽の大きさは、60センチワイド水槽(60cm × 45cm × 45cm)です。

60センチワイド水槽の水量は約110リットルになります。
そして一番普及している60センチレギュラー水槽の水量は、約半分の約60リットルにまで落ちてしまうのです。

60センチワイド水槽は要するに上の式に当てはめた場合の安定度は60センチレギュラー水槽に比べて2倍に上がります。

そして大きな水槽で飼育するメリットに関して後述しますと、病気になるリスクが減ること以外に、金魚を大きく立派な姿にすることができること。大きな水槽で飼うほど金魚はのびのびと大きく成長します。本来持っている素質を十分に発揮したような姿にしたいのであればまず大きな水槽で飼育してあげるのが一番です。

ん60cmワイド水槽の安定感はさらに濾過装置などで増やしていくことができます。元々水量が大きいところにさらに無敵の濾過装置をつけるともう安定も安定、病気など全く無縁のような環境が作れるわけです。濾過装置については次の記事で詳しく記載したいと思います。

ただし、ここで重要になるファクターがもう一つあります。

それは金魚の数、要するに飼育匹数です。
これを増やしてしまうと水が汚れるスピードは格段に速くなり、病気のリスクが上がるわけです。

初心者がやってしまいがちなこと一つとしてそのリスクを知らずに、どんどん金魚を追加してしまうことです。

SAMURAI FARMとしては金魚の飼育引数を、初めに購入した水槽の大きさから割り出して決めてしまうことをお勧めしたいと思います。

例えば、60センチレギュラー水槽ですが、一番普及している水槽で安価で手に入ることもありますが、これに大量に金魚を入れている方が病気になっているパターンを本当に多くみます。

私の基準からですとメンテナンスを早くしたとしても、60cmレギュラー水槽で飼育できる数は2匹でギリギリと言ったところです。これ以上にすると病気のリスクが上がるのと、金魚は大きく立派に育つことは難しくなってきます。

60リットルの60cmレギュラー水槽で2匹ということは一匹あたり約30リットルの計算になりますが、そもそも水量が多い水槽の方が圧倒的に安定するので単純な割り算という印象ではありません。やはり水量が少ないということは安定しないということに繋がる印象です。

なので、飼育したいのであればやはり60cmワイド水槽をまず最低基準にするのが最もお勧めします。

60cmワイド水槽 約110リットルで3匹の金魚を飼育するというのが、私が試した中で一番バランスが良かった飼い方でした。私がオランダローズテールを一年で20センチ近くまで大きくしたのがこのバランスです。もちろん水槽だけではなくフィルターなども研究して何度も変更を重ねましたし、メンテナンスや水換えなども同様に工夫を積み重ねた上で良い金魚を室内で作ることができたと思っています。

60cmワイド水槽のメリットは実は水量の多さだけではなく、他にもたくさんあります。まず一番のメリットと言えると思いますが、60cmレギュラー水槽用の多くのものをそのまま流用できるということです。横幅が同じなので上部フィルターをそのまま乗せることができる場合も多いですし、バータイプのLEDライトなどもそのまま乗せられます。なので、水槽自体は60cmレギュラー水槽に比べて、だいぶ金額は上がってしまうのですが、他のものが流用できる、そして水量が多い、さらに実際に持っている方は実感していらっしゃるともいますが、背が高く奥行きもあるため60cmレギュラー水槽とは全く別のゆったりした水景に変わります。

上記の理由で、SAMURAI FARMとしましては、60cmワイド水槽は家庭で金魚を安定して育てる上でおすすめできる飼育容器として挙げておきたいと思います。

もちろん、それ以上の飼育匹数にしたいということであれば、90cm水槽、120cm水槽という選択をすればさらに贅沢な金魚飼育をすることができます。
初心者だから小さな水槽から始めるという考え方が逆に金魚飼育を難しくしてしまうということですね。45cm以下の水槽に関しては薬浴させる時に使うイメージで考えている方が良いと思います。終生飼育は一匹でも厳しいサイズになります。

ということで金魚の飼育容器について、今回は書いてきました。
皆様の金魚ライフの参考になれば幸いです。

また時間ができましたら、次回は濾過について書いていきたいと思います。

それでは。

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