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言霊は本当に迷信なのだろうか?

 言葉に出したことは実際にそうなる。日本にはこういう信仰がありました。言霊信仰というやつですね。今でも、結婚式で「切れる」「別れる」「冷める」などの言葉を使うとマナーを知らない人間とされますよね。現代の感覚からすると「迷信」だと思うでしょう。僕もそうおもっていました。

 でも、今では「迷信」とは思えないのです。というのもあることに気づいたからです。それに気づいたときの話をシェアしましょう。

人生最悪時期の話

 僕はかつて経営判断に失敗して、数百万の借金を背負ったことがあります。その当時は自分の仕事がうまくいってませんでした。その数百万の借金を使って事業を回復させようとするも活かしきれず、溶かしてしまいました。追加融資を願い出るも見事に蹴られて、補助金申請も自分の凡ミスから失敗して廃業を覚悟しました。

 おまけに妻とも最悪の時期。妻に辛くあたっていました。しまいには妻は病気になってしまい、妻の親とも関係が悪くなる…僕の今までの人生の中でワースト3に入る時期でした…

 妻は病気で動けない。子供は2人いて、なんかもう覚えてないけど家事とかも今よりはやっていたと思います。数時間仕事したら妻を病院へ連れていき、なんかバタバタしていた記憶があります。

 当時の感覚としては身体は疲れているはずなのに事業のことが心配で夜眠れない。「半年後、自分はどうなっているんだろう?」とにかくいい未来が想像できませんでした。なにもしないでいると首くくらなくてはいけなくなるのでは…という妄想がむくむく湧いてくる。ビジネス教材や自己啓発教材の音声をかけながら無理やり寝る。

 でも、自然と数時間で目が覚める。とにかくやれることをやらないとまじで廃業。チンタラやってたらだめ。このままだと半年もたないかもしれない…そんな状況だったので、とにかく行動しまくることで自分の気持ちが揺れるのを抑えてていました。結局、なんとかV字回復できたのですが…

変化はここで起こっていた

 ある時、振り返ったらあることを思い出したんです。
あのギリギリの状況が自分を変えたわけだけど本当はなんだったんだろう?と。そんなある日、妻が言ってくれたんです。

妻:「あの時にあんたは変わったとおもったで。」
奥:「何が?」
妻:「10万20万みたいなもん稼いだところで一緒。もう最低でも7桁の売上は毎月立てれるようにならないとあかんのや。」って言ってたよ。

 僕はそんなセリフを口にしたことすら全くおぼえておりません。(もしかしたら妻も覚えてないかもしれません。)でも、今から思い返すと、たしかにあの最悪の状況下で考えたことは最低月7桁の売上は必達ということだったのは覚えています。うちのアシスタントにも「7桁はやる」といってたのも覚えています。

 今から振り返るとはっきり分かるのです。言語化したのが変化の原因だと。言語化することで自然と、ちまちました小遣い稼ぎ的な情報がシャットアウトされたんですよね。それまでビジネスだと信じ込まされていたものは所詮小遣い稼ぎだ、と。ビジネスでもなんでもねーわ、と。

 ブレイクスルーするには何が必要なのか?と自然と考えてそれに合致するものを取り入れていく、ということを繰り返しました。結局、変化は1ヶ月で起こりました。1ヶ月で事業規模が2倍。3ヶ月後にまた2倍、みたいな感じになったのを覚えています。

言霊はある

 言葉というのは力があるのです。

「自分はダメ」と言ってる間はホントはダメじゃないにも関わらずダメな自分を演じるものです。

「自分には無理」と言ってる間はホントは無理じゃないにも関わらず自分の行動や考えを制限するものです。

「自信ない」といってる間はホントは自信持てる人であるにも関わらず自信持てないことが起こり…

「人の役に立てない」と言ってる間はホントは役に立つ力があるにも関わらず役立つことができません。

 自分がどんな言葉をつかっているのか?ここが意外にポイントになるのは覚えておいて損は無いとおもいます。

 僕たちの祖先が大事にした言霊。科学的に解明できてないだけで、存在すると思わざるを得ない感覚を持っています。あなたも自分の可能性、言葉から変えてみませんか。

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