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靴屋が教える人生の秘訣~コーチビジネスも人間関係も自己実現も

 ある靴会社での話。
この会社の経営者はある孤島に靴市場が存在するか知りたがりました。

 そこで2人のセールスマンを派遣しました。その内、一人のセールスマンは現地の様子を見てすぐに連絡してきました。

「島民は靴を履いてません。なので市場はないと思います。」


 ところが、もう一人のセールスマンの連絡は先のセールスのそれとは違っていました。

「島民は靴を履いてません。大チャンスです。」

相反する意見が出たことで判断を決めかねた経営者は今度はマーケッターを派遣しました。

マーケッターは現地の人にインタビューした上でこう連絡してきました。

「島民は靴を履いていません。そのため彼らの足は傷つき、あざもできています。靴を履くようになれば島民は足の悩みから解放されると説明した結果、部族長は非常に乗り気です。

彼の見積もりによると一足10ドルなら島民の70%が購入するだろうということです。初年度だけで5000足は売れる見込みです。輸送経路と流通経路の確立に必要なコストを引いても大きな利益が生まれると思います。早急に話を進めましょうか?」

 これはマーケティングを勉強している人の間では有名な話ですが、この話からは何を得られるでしょうか?実はたくさんの学びがこの話には隠れています。

靴屋の話が教えてくれること

 色んな学びが引き出せると思いますが、分かりやすいところでいうと…
同じ現象なのに解釈次第で結果が変わる
というのは分かりやすい学びではないでしょうか。

 生産-非生産、建設-破壊と言われると人は誰しも前者を採ることでしょう。でも、それをリアルの現象を体験した時に採ることは難しいものです。でも、さっきの靴屋の話がしめすように物事は解釈次第で選択行動が変わるのです。そして、選択行動が変わるから結果も変わります。元になるのは解釈ということになります。

 そして、生産的かつ建設的な解釈をする練習はいつでも出来るわけです。何も仕事をしているときだけ出来るようなものではありません。プライベートでも家族関係でもどこでも練習できるのです。こうやって日常をトレーニングの場とすれば同じ1日、1ヶ月、1年でも密度の濃い時間になるかと思います。

 日々精進。頑張りましょう。

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