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【鬼滅の刃】竈門炭治郎の日輪刀をダンボールで作る ヒノカミ神楽を再現

鬼滅の刃ダンボール工作の第二弾は主役の竈門炭治郎が使用する日輪刀です。

ダンボールの日輪刀の作り方は、ダンボール表面の紙を大量重ねてボンド付けし(ダンボールミルフィーユ板とでも言いましょうか)、木板とクランプで2週間の間圧着してカチカチに固め、刃先を磨ぎ、ニスでコーティングし作りました。実際に柔らかい物であれば刃先は鋭く切断も可能な程でまるで本物の日本刀のようになりました。

鬼滅の刃段板工作編の始まり

動画最初に炭治郎のヒノカミ神楽とロゴをバーン!!!

カッターマット

アニメーションはイラスト制作ソフトで書きおろして動画編集でCGとSEを使って少し派手気味に演出し本家のような雰囲気を出すようにしてみました。

材料となるダンボールの切り出し

「刀身」(とうしん)は刀本体の柄を含まない部分のことを言いますが、日本刀の実物に近いサイズ、およそ90センチで製作しました。
もちろんダンボールクリエーターとして全てダンボールから作り出します。

ダンボールを薄い紙状にする

切り出した90センチ長のダンボール板を分解します。
この薄い紙状になった紙「ライナ」は段ボールの表裏、複両面または複々両面の中ライナの板紙です。ライナ以外のはがした部分である「中しん」は今回使いません。

大量のダンボール紙

刀身(とうしん)に使うダンボール紙は長さ90センチ、幅10センチで大量のライナで厚みを接着用ボンドとダンボール紙で大体1センチ超で板にします。

ダンボールとボンドのミルフィーユ

大量のダンボール紙「ライナ」と接着用ボンドを交互に重ねてミルフィーユ状のダンボール板にします。

1センチを超える厚みのダンボールミルフィーユ板

このダンボール板はこの後の工程で圧着と乾燥をしたのち墨入れして刀身を切り出すので、刀身本体より広めに作ります。
刀身は弓状に反りを出すのでダンボール板は10センチ程度幅が必要です。

木板とクランプで圧着

圧着用に用意した木板を上下にしてダンボール板をクランプで圧着します。
圧着するため通気性が悪く乾燥には1週間から2週間かかります。
今回は途中乾燥状態を確認しながら完全乾燥まで2週間かかりました。

カチカチに固まったダンボール板

圧着と乾燥を終えたダンボール板はカチカチのべニア板のようになりました。ダンボールの原料は主に紙ですので更に先祖返りして木に戻ったようなものですね。

切り出す刀本体を墨入れ

日輪刀の刀身を鉛筆で墨入れします。
刀身は敵を斬るために反りの形状です、ここは目検で一気にサッと書き出しました。上手く書くには少しばかりの絵心が必要ですね。

カッターで切り抜く

ダンボール板はカチカチの固い状態なので本来はジグソーなど電動工具で切り出した方が良いのですが、切り出し断面の圧着が剝がれないように、そして綺麗な曲線を出すために面倒ですがカッターで地道に切り抜いていきました。次の日は腕がパンパンになってしまいます(^^;)

切り抜いた日輪刀本体

カッターだけで上手く切り抜けました。
カッターの刃先は以前紹介したオルファのPOKI(ポキ)で常に鋭い状態でないとなかなか苦労します。

紙やすりで研ぐ

刃先を研磨で出すため刀身の中央部分に鉛筆で墨入れし、紙やすりで研磨していきます。

砥石で仕上げ

最後に目の細かい砥石で仕上げて鋭い刃ができます。

形を綺麗に整える

刃先が奇麗に研磨されて棟(むね)との境界線が一直線にでました。
研磨を丁寧に行ったので刃文(はもん)まで美しく現れます。

ニスを塗る

刀身はニスを塗ることで更に固く、テカリが加わり見た目も美しい仕上がりになります。

鍔の材料に薄いダンボール10枚

鍔(つば)の部分は1ミリ厚のダンボールを10枚ほど重ねて作ります。

重ねて装飾部分を切り抜く

重ねた鍔本体の内側は炭治郎の日輪刀の鍔を参考にカッターで切り抜きます。この後、細かい部分をやすりで研磨して仕上げました。

鍔の各パーツも切り出します

切羽(せっぱ)は2ミリ厚のダンボールを切り抜いて作ります。

鎺(はばき)

刃先に最も近い部分の鎺(はばき)はダンボールのライナを巻き付けて作りました。

鎺(はばき)の装飾

鎺(はばき)には炭治郎の日輪刀を参考に曲線を出したライナを張り付け仕上げます。

切羽(せっぱ)

鎺(はばき)に続き、切羽(せっぱ)を取り付けます。

鍔(つば)と切羽(せっぱ)

次に鍔(つば)と切羽(せっぱ)の順に取り付けていきます。
本来の日本刀ですと他にも縁とか大切羽とか沢山の装飾が施されるようです。

柄(つか)本体にもダンボールのミルフィーユ板を用意

刀身につけるグリップの部分である柄(柄)も圧着乾燥したダンボール板を使用して作ります。

柄(つか)本体は丸鋸で切断

柄(つか)は刀身とことなり直線的な形のため丸鋸で一気に切り出していきます。

柄(つか)本体で挟み込み

切り出した柄(つか)のパーツは2枚でこのように刀身を挟んで完成します。

柄本体の内部には刀本体を挿入できるように掘り込み

挟む前に刀身のグリップ部分である茎(なかご)の形に合わせてカッターでくり抜きます。

柄(つか)本体をボンドで張り合わせ

中をくり抜いた柄材料の2枚を接着用ボンドで圧着します。

柄(つか)本体の角も研磨し丸める

柄(つか)は四角を紙やすりで研磨し丸みをだし、手で握りやすくします。

柄巻(つかまき)はダンボール紙で捻巻(ひねり巻)にして巻き付ける

柄(つか)の飾りでsる柄巻(つかまき)は炭治郎の柄巻を参考に捻巻(ひねりまき)で巻いていきます。炭治郎の柄巻はみたところこの捻巻ではなく菱巻かもしれませんが、ダンボール紙を使いたかったため今回はこの捻巻としました。

柄巻(つかまき)を柄の上下からそれぞれ中央方向へ巻く

柄巻(つかまき)を柄の上下からそれぞれ3分の1ほど巻いて中央だけ開けます。

柄巻(つかまき)の中央部分は平行巻で5本ほど

炭治郎の柄巻は中央部分だけ平行巻なのでそれに合わせて5本ほどダンボール紙を平行に巻きつけて行きます。

日輪刃本体に柄を取付

完成した柄に先に作った刀身を差し込みます。

柄を差し込みます

見事に差し込みできて竈門炭治郎の「日輪刀」の完成です。

竈門炭治郎の日輪刀

長さは全長(刀身柄つき)で1メートル程、重量210グラム程になりました。
圧着した密度の高いダンボールとはいえ、日本刀や木刀と異なり結構軽いものです。

日輪刀の出来上がり

奇しくも「侍さん」なので日輪刀が似合ってる気がします。

ヒノカミ神楽へ

今回のアニメーションのメインは鬼滅の刃10巻の81話で初登場するヒノカミ神楽 灼骨炎陽です。前方の広範囲に渡って、渦を巻くような激しい斬撃を繰り出す技で、上弦の陸 堕姫(梅)との戦いにおいて使用されていました。
アニメーションはイラスト制作ソフトで書きおろして動画編集でCGとSEを使って少し派手気味に演出し本家のような雰囲気を出すようにしてみました。

かっこよく再現できたと思いますので、ぜひご覧下さい。

●アヒル出現クイズ「レベルB」

動画中にかわいい黄色い「アヒルちゃん」が一瞬登場していますので、どのタイミングで出るか是非探してみて下さい。


それでは、侍さんYouTubeチャンネル▶️でお会いしましょう

侍さん SAMURAISUN 段ボールクリエイター cardboard creator 段ボール工作

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