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月に一本、映画とゲームのエンディングを見るという話-21年12月編

 今月はずっと配送作業をしていました。ゲームでですが。後SDK3.0に対応させたり音声作品のディレクションを一生やってた気がします。なんだか今年もできることが増えた年だったかなぁと思います。映画は駆け込みで沢山みました。年間12本は全然見てない方かもしれませんが。

・DEATH STRANDING

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 もはや誰もが知ってる小島監督のデス・ストランディングです。配送します。
 まずゲームのデザイン自体が最高で、てくてく有るきながら荷物を運んであっちこっち行くという事自体が最高に楽しい作品でした。よくオンラインゲームでお使いさせるんじゃないよという話を聞きますし、実際自分もそう思っていましたが、そのお使い的クエストが本当の意味でお使いであれば苦じゃないのかもしれないと思い直させてくれました。というか気がついたらヤバイやつなのかもなとも。
 ただ、途中途中で移動の邪魔をしてくるBTという存在や、雨が降ってると気が気じゃなくなってくるというのはもう何も邪魔しないで荷物だけ運ばせてくれと叫びそうになりました。
  このゲームの一番のコンテンツは国道作りです。道を作るという快感は信じられない程に脳内物質が出てくる行為なんだなぁと思いました。道を作り、架け橋になる。それがサム・ブリッジズっていう奴なワケ
 あと、さむさんがデス・ストランディングをプレイすると、皆がさむさむ読んでくれるので非常に不思議な気持ちになりました。ビーチで待たないで。
 周りの友人から大層薦められて居たので非常に期待を胸にプレイしていたのですが、物語としてはなんか面白かったけれども納得が行くかと言われればそうでもないというか、消化不良ではあります。
 クリアした感想で一番思った事は、サムとさむさんは明確に違う存在になったというのがあります。何言ってるのあなたはと思われるかもしれませんが、サムは橋であるならさむさんは標であるという話なんですが、TMOをプレイしてる際にあらゆる人からの相談や悩みを打ち明けられた際に終始明確にしている事がありました。
 答えは出さない。答えを決めるのはあなたですよという事です。
 自分は歩き方や歩く方向を提示することはできるけれども、実際に歩くのはあなたですよ。私の話を聞くのも無視するのもあなたの自由です。責任の放棄と言われても仕方がないかもしれません。ですが私に出来る事はその程度しか出来ない訳です。それが標としての役割です。サムはそれを強く思い出させてくれました。そういう意味で大事な作品なのかもしれません。
 それにしても始まっただの止められないだのなんなんだよと一人で憤って居たのは間違いないです。
 また、デッドマンが異常に可愛いのでずっとキュンキュンしてました。
 百合は無かったと思います。


アイの歌声を聞かせて

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 吉浦康裕監督のちょっと未来のお話。アイの歌声を聴かせてを映画館で見てきました。舞台装置の使い方や魅せ方がまぁ上手い。非常に良い作品でした。
 AIを搭載したアンドロイドが人間にまぎれて生活できるかどうかのテストというのは未来の話のように感じますが、舞台上で描かれている近未来感を演出するものは全て2021年の今ほぼ実現されていて、ああ、ここは現実なんだなと強く思いました。これは全然未来の話じゃありません。来年の話かもしれないし、今も行われても一つもおかしくないと思います。
 この作品はミュージカル作品です、ただ革新的な要素が一つあります。ミュージカルの音が実際にその場に流れているという圧倒的な新しさが存在しています。ミュージカルは突然音楽が鳴り歌が始まる物ではあり、その文脈に対して文句を言うのは野暮でしたが、この作品は実際にスピーカーから音は流れてるし歌を歌うことに対して周りはちゃんと困惑するし、ちゃんと受け入れるようになります。この魅せ方は革新的で最高だなと思いました。
 お話は普通に面白いのでオススメです。
 百合は有りませんでした。いやあるかも知れません。


ALICE

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 もう無限に制作されてるだろう不思議の国のアリスをモチーフにした映画ですが、こちらは鬼才ヤンシュバンクマイエルのALICEです。
 これぞメルヘンといった作品で非常に不穏で奇麗で幽幻的な作品でした。
  本当に言葉の通りの不思議の国のアリスでストップモーションを多様し人形や動物の剥製が動いています。兎の剥製のお腹が開いていて、中からおが屑の用な物がポロポロと落ちます。兎はそれを食べて、またお腹からポロポロと落ちていきます。アリスは泣きます。アリスの涙は川になり、海となります。原作に有った表現だったはずですが、実際に映像化されてしまった結果、圧倒的なメルヘン感を凝縮して鈍器にして殴りかかってくる映画です。
 え?何?どういう事?ていうかなんでアリスはそこに行ってどこに行こうとしてるの?子供だから別に動機とかそういうのは特にないか、じゃあ理解出来ない事が前提なら……え?どう見ればいいの?アリスも映画もどこに向かうの?人によっては興味深く、人に寄っては悪夢のような映像が延々と流れ続けて、足元がなくなるような映画です。
 なんだこれなんだこれと思いながら見終わって調べて知ったんですが、さむさんが生きてる間に一度は見ようと思っていた、ヤバイ映画トップに君臨しているルナシーの監督でした。まさかこんな所で会えると思っていなかったので驚いたのと、この監督の映画ならルナシーはより期待できるなと思ったので、そのうち重い腰を上げてDVDを買って見ようかと思います。


テロ、ライブ

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 韓国はキム・ビョンウ監督のサスペンスエンタテインメント映画というジャンルだそうけれども、たしかにサスペンス映画でした。
 ラジオ放送をしている中で、リスナーと電話を繋げていると橋を爆破するぞと言われて、なにそれ勝手にしなさいよと言ったら本当に局の近くにある橋が爆破され、スクープだという事で犯人との独占インタビューから成り上がろうぜとなる話なんだけれども、マスメディアや政府、国民の社会的要素の悪い部分や暗い部分をこれでもかという位鍋に突っ込んで煮込んだ映画でした。
 爆破テロ犯とは言え、犯人の主張は酷く悲しく純粋で、しかも被害者は居ないが驚異であるという武器だけで戦い、用件は只々謝ってくれという事のみ。金銭の要求はあったにしてもそれは私腹の為ではないこともすぐに判明し、とにかくテロリスト側には終始同情しか出てこないという珍しい構図の映画でした。この映画は本来驚異であり撃退するはずのテロリストという存在が圧倒的弱者であり、大多数の見てる側と同じ存在として描かれています。後味が悪く、しかしながら気持ちが良い珍しい気持ちになる映画です。
 非常にお勧めなので新年一発目に見てもいいんじゃないのー?っていう軽い感じでお勧めします。
 当然百合は有りませんでした。


という訳で。今年もなんだかんだとコンテンツを貪りました。漫画に関しては9割百合で1割女装男子という様相で、ボーイミーツガールが存在しない2021年だったかと思いますが、田島列島さんの漫画読んだので一つはありましたね。というわけで2021年にエンディングを見たゲームは全24本こちらとなります。クリアはしてないけれども、ギルティとメルブラは100時間位やってるのでこれもある意味プレイしたゲームに入れても良いかもしれませんが。

・DEATH STRANDING
・オクトパストラベラー
・Inscryption 圧倒的なゲーム体験だった
・Back4Blood
・Carrion
・AI: ソムニウムファイル
・LUMINES REMASTERED
・BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣
・ナツノカナタ
・Vigil: The Longest Night
・Source of Madness
・溶鉄のマルフーシャ
・親愛なる孤独と苦悩へ 2021年一番プレイしてよかった作品
・ASTLIBRA
・シロナガス島への帰還 -Return to Shironagasu Island-
・NieR Replicant™ ver.1.22474487139...
・Half-Life: Alyx
・ビフォー・アライビング・アット・ザ・ターミナル 10年ぶりにガチ恋したキャラがいるゲーム
・The Unfinished Swan
・TimeLie
ダンガンロンパシリーズ これだけで2021年は最高の年になれた作品
 ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
 絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
 スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
 ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編
 ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 絶望編
 ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

 実は映画が11本しか見てないけれども映画館に3回行ったのでっていうのは全く理由にならないけれども、外に出てまで映画を見たっていう経験は非常に良かったです。また映画館に行きたいなと思います。


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