Webライターの収入を大きく左右する「文字単価」です。

同じ文字数を書いても、単価によって収入に大きく差が出るので、0.1円でも文字単価を上げたいと考えているWebライターは多いと思います。

実は上手に交渉をすれば、文字単価は簡単に上げることは可能です。今回はWebライターの収入を左右する文字単価の交渉方法をお伝えします。

単価交渉を成功させるに必要な4つの方法

文字単価を上げるために、必要なことは以下の通りです。

1. 信頼関係を築いている

2. クライアントにメリットを提示する

3. 成果や成長を伝える

4. 作業の追加依頼があった

一つずつ解説していきます。

1.信頼関係を築いている

文字単価を上げるために、一番大切なのは「信頼関係」です。信頼関係があれば、文字単価を上げやすくなるので、クライアントに良い印象を与えるのが、文字単価を上げる最大のコツです。

どうやって信頼関係を構築すればいいのかな？

具体的な対策は以下の4つです。

1．納品日を必ず守る
2．クライアントのルールを読み込む
3．連絡は早く行う
4．メールのやり取りも丁寧にする

誰でも簡単に行えるので、作業を丁寧に行い、信頼関係を築いてきましょう。

2．クライアントにメリットを提示する

自分と取引を続けることのメリットをクライアントに提示しましょう。

例えば、執筆スピードが速く依頼された本数よりも多く対応ができます。依頼された文字数よりも多く執筆できるなど、クライアント目線でのメリット明確に伝えましょう。

クライアント側は文字単価を上げる理由がないと、交渉に応じられません。そのため、雇い続けることのメリットを明確に分かれば、文字単価を上げる理由がつけやすくなります。

3．成果や成長を伝える

Webライターのスキルが成長すると、文字単価は変わってきます。

最初は文字単価0.3円でも、半年後には2.0円になるケースも珍しくありません。しかし昔から取引がある人は、0.3円のまま継続依頼を受けていることもあります。

こう言った場合は、クライアントに伝えて文字単価を上げてもらいましょう。Webライターの単価は成果や成長によって変動しています。

現在の自分自身の文字単価をクライアントに伝えて、交渉を行ってください。低単価のままだと、割の合わない仕事を受け続けることになります。

4．作業の追加依頼があった

作業の追加依頼があったということは、クライアントが「この人にもっと執筆をしてもらいたい」と考えています。

クライアント側もライターを探すのは非常に大変です。そのため優秀なライターは文字単価を上げても依頼を続けたいと考えています。

追加依頼の際は、文字単価を上げるチャンスなので、交渉してみましょう。

Webライターの単価を交渉する具体的な方法

単価交渉はデリケートな問題のため、細心の注意を払う必要があります。
具体的には以下の3つです。

1.希望の単価をはっきりと伝える
2.断られたときの逃げ道を作る
3.過度な要求をしない

一つずつ解説していきます。

1.希望の単価をはっきりと伝える

単価交渉は、希望鵜の金額をはっきりと伝えるようにしましょう。曖昧な表現をするとクライアント側は「何が言いたいかわからない」状態になり不信感が募ってしまいます。

単価交渉は、上述した内容に沿っていれば問題ないので、はっきりと明確に伝えていきましょう。

2.断られたときの逃げ道を作る

単価交渉は100％成功するとは限りません。そのため断られたときの逃げ道を作る必要があります。

単価交渉をするという事は、単価に不満を持っているという事です。そのため今後も継続的に仕事を受注するのか、断っていくのかを決める必要があります。

今後も継続的に依頼を受けたい場合は、単価交渉の文章に「単価が上がらなくても今後も継続的に依頼を受けたいと思います」と一言添えましょう。

このように逃げ道を作れば、単価交渉失敗しても継続的に案件を受けられます。

3.過度な要求をしない

クライアントと信頼関係があっても過度な要求はやめましょう。例えば今までの報酬を2倍にしてほしいなどが該当します。

過度な要求をすると、信頼関係にひびが入り、依頼を断られるケースも珍しくありません。単価交渉する際は最高でも30％程度アップを目途に行っていきましょう。

文字単価交渉はクライアントに嫌われる？

文字単価交渉ができない理由に「クライアントに嫌われる」ことを懸念している人も多いと思います。

結論を言うと、失礼な態度で交渉をしたり、信頼関係ができていない状態での交渉は嫌われる可能性があります。

クライアントが文字単価を上げる理由は「この人なら仕事を任せてもよい」という信頼関係が重要となります。

信頼関係が構築されていないうちに、文字単価交渉は行わないようにしましょう。

私の場合は２～３か月取引を行ったら、文字単価交渉を行います。ほとんどのクライアント様は文字単価を上げてもらえますし、駄目だった場合も「こうすれば単価を上げられる」と教えてもらえます。

文字単価はライター側から、声をかけなければ上がることはありません。少しでも交渉の余地があれば、積極的に文字単価交渉を行っていきましょう。