4畳半ひとり暮らしのおひなさま🌸
子どものころ
おひなさまが怖くて怖くて仕方がなかった。
特に夜、ぼんぼりの灯でライトアップされる
お雛様たちが怖すぎて、お手洗いにも行けなかった記憶がある。
私の実家にあるお雛様は7段の雛飾りで
十二単を着た女雛さまが こちらから見て左側にいる京雛であった。
白い顔をしたお人形がいっぱい並んでいる光景は 小さな私の目線から見たら圧倒されるものであった。
毎年、母が 屋根裏部屋から道具を出して台の組み立てから人形の飾りつけまでしてくれていたのだが、ただでさえ狭い家に7段の雛飾りの存在感は窮屈に感じられ この時期は正直憂鬱だった。
そして 私は昔から お人形が大の苦手。
よほど怖かったのか、
幼少期の私は雛飾りの下段にいる
怒っている人、泣いてる人、笑っている人 の3人の顔にマジックペンで落書きをしたり手に持っている箒も破壊してしまった。
喜怒哀楽を表現した雛人形に対し、私も負けずに自分の感情をぶつけていたのだろうか。
「仕丁」のお三方には大変申し訳ないことをしてしまったと思っている。
さて、そんな私も大人になり
ひとり暮らしを始めた頃、
雑貨屋さんでかわいいお雛様と出逢った♡
毎年この四畳半1Kのちいさなお部屋に飾っている。
ひとり暮らしの部屋に
小さな雑貨をちょこんと飾ってみると
心が少しだけほっこりする。
自称ミニマリストだけれど
こういう季節の雑貨は大好きだ。
この小さなおひなさまは
私がお嫁に行った先でも
大事に飾りたいと思っている🎎🌸
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