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AISTS 講義編 ♯3 戦いは続いている LAW100-400

みなさん、こんにちは。

昨日はショックのあまり、普段とはまったく違うことを書いてしまいましたが、本日は通常通りAISTSの講義について紹介していきたいと思います。

今回触れるのは「スポーツ法学」についてです。

スポーツ法学 LAW100-400

この講義は4つのパート「LAW100 Legal Entities in Sport」「LAW200 Contract in Sport」「LAW300 Liabilities in Sport」「LAW400 Settlement of Conflicts in Sport」で構成されていています。期間は10月17日-11月4日までと、冬休みを挟んで1月30日-2月10日まで、2月20日にすべての内容を網羅した筆記テスト(記述問題、持ち込み不可)で一発勝負という形でした。

講義の内容

長期の講義となったため、扱う範囲もかなり広かったと記憶しています。LAW100では「スポーツ組織の種類とその違い」や「組織に加入することで得られるor制限される権利」等々スポーツ組織に纏わる内容。LAW200ではスポーツ業界における契約に関する知識を過去の事例を参照しながら学びました。(サッカー界におけるボスマン判決などがケーススタディとして出されました。)
LAW300では「チームの練習中に選手が深刻なケガを負った場合、誰に責任があるのか、またその後どのような手続きが行われるか」などについて解説が行われ、LAW400ではドーピングなども含めたスポーツ界における紛争の種類と解決方法について学びました。

個人的な感想

ここまで書いていると面白いことを勉強できたなと我ながら思いますが、その当時は非常に苦痛だったことをよく覚えています。その理由としてはいくつかあり、1つは「法律」というものに対して私はまったく経験がなかったこと。おそらく日本語で聞いても難しいであろう内容を英語で学ぶのは容易ではなく、専門用語や法律になると意味が変わる単語も多かったため、このころは毎日が苦痛でした。

2つめの理由としては講師が自分にはまったく合わなかったことです。というのも100~400まですべて同じ講師が担当していたのですが、この人が基本的にスライドを使用せず、板書も書かず、口頭ベースで講義を進めていくスタイルでした。そのため、一度内容がわからなくなると、そのまま彼が何を話しているのか全く分からないまま1日が終了するというケースも多くありました。ちなみに、もと弁護士のクラスメイトからすると、この講師は非常に簡単な内容を恐ろしいほど時間をかけて解説していたそうです。笑

3つめの理由は上記の通り、講義が長期に及んだことです。この講義自体は10月にスタートしたもののテストは2月の中旬に行われ、その間には他の種類の講義や冬休みを挟んだため、2月には前半で学んだ内容をほぼすべて忘れてしまっているといっても過言ではない状況でした。

最後の理由はテストの構成です。通常AISTSではそれぞれのパートごとに試験が行われるのですが、LAWではなぜかすべてをひっくるめての一発勝負、しかも記述で持ち込みも不可。自分に対してこれでもかと不利な内容な上に、これを落としたら問答無用で落第です。この環境が私にとっては非常にストレスでした。

当時神に思えたクラスメイトたち

そんな状況を見かねて助けてくれたのがクラスメイトたちです。講義の後、灰になっている私に「何がわからないんだ?質問あったらいつでも教えるぞ!」と声をかけてくれる元弁護士や、授業中の内容を教科書風にまとめたものをわざわざ共有してくれる人もいました。

基本的に私はいつも助けられてばかりですが、この時ばかりは涙がでそうでした。彼らへの恩はいつかどこかで返したいと今でも思っています。

テストの結果

そんなこんなで大苦戦の末、迎えた試験の結果はどうだったのかというと

LAW 3.00 AVG 4.12

はい、無事に落第しました。笑

満点が6、合格点は4以上なので、惜しくもなんともない結果です。やはり持ち込み不可の記述形式というのが個人的には痛すぎました。

色んな人にサポートしてもらってこの結果は情けない限りですが、注目してほしいのが平均点の低さ。平均が合格点ギリギリということで実際10名が落第していました。25人のクラスなので、この数字がいかに異常かおわかりいただけるかと思います。当時の私も、苦しいのは自分だけではなかったのかとどこか安心したことも正直な感想としてはありました。

その後について

落第しても大丈夫なの?という声が聞こえてきそうですがご安心ください。しっかりと「再テスト」という救済措置が用意してあります。そしてそれは来週末に実施予定です。笑

テストの形式としては記述ではなく口頭形式に変更されたものの、相変わらず持ち込み不可のため(当然ですが)、準備を怠るわけにはいきません。今度こそ合格点をとれるよう頑張りますので、結果報告をお楽しみに。

今回はここまでにしたいと思います。それではまた。



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