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【解説】我が愛しき登場人物たち @大多喜無敵探検隊の登場人物

 世間様が忘れた頃に、一人ニヤニヤしながらこのnoteでこっそり更新する私の趣味の(自称)児童文学‥

大多喜無敵探検隊-since197X !

今回その登場人物を解説したいと思います!
え?なんで今さらそんなものをUPするのかって?
世間様からしたら、超マイナー同人誌レベルのどこまでもインディーズな私の思い出話です、ただでさえ今から半世紀近く昔の昭和の、さらに地方都市ですらない片田舎の話なのでマニアック過ぎて分かりにくい上に、登場人物が意外と多く、、
ある意味、世の中に媚びることなく勝手に反逆の狼煙をあげてはみたものの目立ちすぎると怖いので、その狼煙もどこよりも小さく小さく‥、そんな内輪で喜んでいるようなヘンテコで自己満足係数100%なこんなお話なのに、それでもご興味を持っていただき、奇特にもわざわざ貴重なお時間を割いてまでこの拙い駄文散文を読んでくださるという大変慈悲深くありがたい皆々様を、常々惑わせてやしないかと心配で心配で‥。
そんな思いから、今回はいちおう主人公である昭和のあの頃の私「サナダ隊長」はじめ、各登場人物に解説をつけて一覧化してみました。


(最初描き始めた頃と、どうしても顔つきが変わってきちゃいますが、まぁこれはこれでヨシ!)

サナダ隊長(佐奈田典幸 / さなだのりゆき)

近所でたまたま年長さんだったことで、皆を引き連れ、やや刺激的な(無茶な)遊びをする中心人物。
その彼が仕切る秘密組織の名が大多喜無敵探検隊だ。
この組織の名付け親はサナダ隊長で「水曜スペシャルや川口浩もビックリのメッチャクチャ強そうな大多喜町の探検隊を!」という思いからこの名になった。
そしてあまり知られていないが隊の極秘作戦コード名は房総レジェンドである。稀にこのコード名は物語内に出てくるが、未だ浸透していない。
サナダ隊長は銃や火薬類が大好きで、常に様々な武装を持ち歩いている。またゴムボートで一人で夷隅川を川下りするなど単独行動での冒険も好きで「川口宏の探検隊」や「コンバット」など、いわゆる冒険モノや戦争モノのTV番組に深く感化されている。
基本的にカッコマン(昭和の死語)、つまりやたらに格好をつける男 or 気取り屋で、普段から割と澄ました物言いをするために、初見ではスノッブな印象を相手に与えるが、その実情は蛮族で破天荒、そのうえ子供らしくない小ズルさもあわせ持つ。同時にフリーダムを掲げる自由人である。
ただしサナダ隊長のいうフリーダムとは、自分自身が束縛されたくない、または他人の責任までも負いたくないがための方便である。自由人というより自分本位な「勝手気まま君」といった方が正しい。
房州弁ネィティヴだが、親しい人たちの前以外では方言は滅多に出さず、日頃は田舎者と悟られないようTVで覚えた標準語を駆使している。
今はなき「そば新」の盛りそば、おばちゃんの親指入りの飯店のタンメン、古丹の味噌ラーメン、新寿司のお寿司が好物。その他、TVCMで流れるマクドナルドのハンバーガーに強く憧れるが当時の大多喜町にはお店がなく、街道沿いの自販機のハンバーガーを食べて、遠く都会に思いをよせる。
通学途中の大多喜高校、大多喜女子高の女子生徒にヘビやクモなどのオモチャを見せて驚かせることがちょっと好きだというサディスティックな面も持つ。
ようはあの頃の私だスマン (´・∀・`)ノシ


ユーイチ(足立勇一 / あだちゆういち)

サナダ隊長の家の隣の工務店の息子。放課後は額のホクロを隠すためカミカゼの鉢巻を、そして仮面ライダーXの変身ベルトと黄金色のミズノの金属バットを常備。野球は得意ではないが、野球以外のバットの使い方は達人。
性格は基本的に明るく熱血漢な面もあり、敵わない相手にも迷うことなく(金属バットで)立ち向かっていく。
考えるよりはまずは動くという典型的な後先考えないタイプの子供で、ついたあだ名が「特攻野郎」。その性分が災いしてか、時々事態を過度に悪化させることがある。
サナダ隊長とは妙にウマが合うようで2人だけでの作戦行動、つまりエピソードも実は多い。サナダ隊長より2歳年下。


ヒロツン(広津正武 / ひろつまさたけ)

体はひと際大きいがいつも穏やかで、動物や植物の命を大切に思う心優しい男子。その体の大きさについては特筆もので、同学年内でも背が高いサナダ隊長より更にヒロツンは一回りは大きい、一学年下なのにその巨大さは中学生レベルなのである。
ヒロツンの家は、その昔、大多喜藩の軍用金御用達をつとめた豪商のお屋敷で、国の重要文化財に指定されている。前に皆で遊びに行った際、うっかり障子に穴をあけたら日本画家のお爺さんが飛んできて、偉い剣幕で怒られた過去があり、それ以来、メンバーはお爺さんに会わないように裏庭からこっそり遊びに行くようになった。しかし裏庭には、ほぼ放し飼いの犬がいて、いつもみんなと決闘が繰り広げられる。


クニオ(佐奈田國男 / さなだくにお)

サナダ隊長の実の弟で、2歳年下。
大多喜小学校の講堂で行われる剣道クラブに所属しており、日夜剣道に励むニヒルでクールな弟、しかし自分の信じたことはガンとして譲らない頑固な性格。
剣道クラブに通っているためか武士道にややカブれ気味、さらにルパン三世の石川五ェ門の剣さばきに強く憧れており、その影響か重たいはずの大人用の木刀を、武士道精神からか常に地面に引きずらないようにして持ち歩く。
同級生でもあるユーイチとは、昔から今ひとつ性格があわず時折派手に衝突し、その際は金属バットと木刀の仁義なき戦いとなる。
鉄道が大好きで、地元の国鉄 木原線に詳しい。嫌いなものはヘビ。


ヤッチャン(若菜康弘 / わかなやすひろ)

歯医者さんの息子で感心するほどの良識人である。子供とは思えない博識さと冷静沈着さをあわせ持ち、この若さで既に人望がある。隊長はじめ大多喜無敵探検隊の全メンバーの信頼も厚い。
なにより放っておくと隊長とユーイチでしばしば暴走しがちな「大多喜無敵探検隊」のミッションを、冷静に抑えることのできるご意見番ともいえよう。彼無くしては既に誰かが大きな怪我を負っていたに違いない。
サナダ隊長より2歳年下で、クニオやユーイチと同級生。


(お面のケンちゃん 素顔は右の映像)

お面のケンちゃん(上泉建一郎 / かみいずみけんいちろう)

お面が好きな謎多きメンバー。引きこもりがちで滅多に顔を出さないが、地元大多喜町を通過する国鉄木原線ウォッチャーでもあり、ひとたびその木原線に何か些細な変化があると、大多喜無敵探検隊メンバーが集う青龍神社に(お面姿で)颯爽と現れては、頼んでもいないのにその詳細な情報を伝えてくれるという少々めんどくさい、いやいや全く頼もしい存在である。
鉄道好きなクニオと実は仲がよく、クニオが見当たらないときは、大体お面のケンちゃんの家に遊びに行っている。
お面のケンちゃんのお面バリエーションは数多く、その中でもウルトラマンのお面がお気に入り。このウルトラマンのお面とウルトラマンTシャツ、そしてマント(ふろしき)姿は、彼のオリジナルヒーロー「ウルトラスーパーマン」だということだ。同級生たちには、本名の上泉(かみいずみ)からのあだ名で「ウェーズミ」と呼ばれているが、隊長はもっぱら「お面のケンちゃん」と呼んでいる。ちなみにケンちゃんは、当たり前だが学校ではお面をつけていない。
サナダ隊長より2歳年下で、クニオやユーイチと同級生。


マークン(土屋正人 / つちやまさと)

たまたま隊長とユーイチの秘密の作戦計画を聞いてしまったがため、大多喜無敵探検隊に引き込まれた。性格は朗らかで気のいい少年。おまけに体格が人一倍よく、柔道クラブに通う元気でパワフルな男の子だ。そんな彼の秘めたる戦闘力は間違いなく高い筈であり、その点からも隊長たちに強く引き入れられた。‥とはいえ、隊長の判断で当分は「見習い」に。
理由は、大多喜無敵探検隊が大多喜町の愛と平和を陰ながら守る秘密結社であることから、最初からいきなり重責を担うのは大変だろうといった心遣い故だ、それほどに隊員には大きな責任が伴うのである!(・・と勝手に思い込んでいる隊長)
実はマークンの家は、大多喜銘菓十万石もなか製造・販売の和菓子屋さん御菓子司 津知家、大多喜町にお越しの際はぜひご賞味いただきたい。
サナダ隊長より2歳年下で、クニオやユーイチと同級生。


コージ(佐奈田浩二 / さなだこうじ)

昭和50年代初頭には既にマクドナルドがあった県庁所在地の大都会「千葉市」に住むサナダ隊長の従弟。
そんな何もかもが揃うビッグシティ千葉市に住む従弟のコージを、サナダ隊長は心の中では非常に羨ましく思っている。
本家であるサナダ隊長の家に遊びに来た際に、ふとしたことで大多喜無敵探検隊に見習いとして入隊。そのミッションに対する朴訥で真摯な姿が特攻野郎ユーイチの心を大いにつかみ、彼から「弟分になれ!」と熱烈なオファーをもらっている。
サナダ隊長より3歳年下。


キタゴーリ(北郡裕二 / きたごおりゆうじ)

サナダ隊長と同様に飛び道具や火器・火薬類が大好きな少年。射撃の腕は高く、パチンコ(スリングショット)が得意なサナダ隊長と唯一拮抗できる実力の持ち主。彼が密かに開発し常に持ち歩くバクチク製の銀玉鉄砲は現代の火縄銃といえるもので、周りを十分不安にさせる攻撃力を有する。いつの日かこの銀玉鉄砲のせいで、北郡少年が銃刀法違反で検挙されやしまいか。
趣向性が非常に似通るサナダ隊長とは、お互いに「好敵手」と認め合っている。
また本人は、ちょっとお猿さんみたいな自分の顔つきと背が低いことをとても気にしており、それ故に「キタゴーリラ」「チビゴリラ」といわれるとブチきれる。
その他、彼は囲碁や将棋が好きで、ヒロツンのお爺さんとも仲がよい。
大多喜町の西部田地区に住んでいる。


ナガサ(長狭博文 / ながさひろぶみ)

クラスの番長で、実はユーイチの従兄いとこ。姉が一人いる。
常にフリーダムを掲げる「勝手気まま君」なサナダ隊長とは犬猿の仲でよく喧嘩になるが、1対1の喧嘩ならサナダ隊長と互角。
彼のトリマキには親友のトキ、そしてヤリタがいる。
なにより番長なだけあり面倒見もよく中々沈着冷静で、クラスをはじめ学年中の男子の信頼は厚い。
大多喜町の泉水地区に住んでいる。


タダシくん(竹中忠 / たけなかただし)

サナダ隊長より1歳年上の年長さん。不意に常軌を逸した予測不能な行動をする中々のサイコ野郎で、ある意味「神がかった」存在なのかもしれない。故に皆から畏怖の目で見られている。
ちなみに学業の成績は非常に優秀だ、タダシくんは色々と底知れない「恐ろしい子」なのである。


(アマゾネスVersionのユミコ)

ユミコ(堀田由美子 / ほったゆみこ)

サナダ隊長の近所に住む元気で男勝りな女子。誰にも物おじせず言いたいことをはっきりいう性分なため、気弱な男子はユミコから逃げる。


アキラ兄さん(鳥塚亮 / とりづかあきら)

東京都板橋区に住む高校生。勝浦市や鴨川市太海の親戚の家に、外房線で遊びにくる際に大原駅で途中下車し、昔ながらの気動車「木原線」に乗って時々大多喜町を訪れるという鉄道好きな青年。
そして何を隠そう、彼は将来この大多喜町に、多大な貢献をしてくれる人物だったのである。


うんこぼーや

時々出てくる謎の存在。排泄物の形状をしているが、実はどうも神仏に類する超至高体なのではないかと推測されている。
さしずめ肥溜こえだめの精霊ではないだろうか。


【その他の登場人物】
・トキ
(番長のナガサの親友 ナガサ共々意外と沈着冷静)
・ヤリタ
(番長のナガサの友達 すぐ顔を真っ赤にして怒る)
・放浪の漫画家 ツゲさん
(当時マニアックな漫画雑誌に連載していた謎多き人物)
・リアカーのフクジ
(町内でクズ鉄を集める日焼けで真っ黒なハゲオヤジ、実は大地主の長男)
・たけのこ山のスエヨシのオッチャン
(非常に研究熱心な人物で、草木や昆虫の話をよく教えてもらう)
※外伝では主人公のプロフェッサーカエム
・山梨のおばあさん
(祖母の妹で女修験者、山梨からたまにウチに来ては謎の祈祷を行う)

※このページは、今後も随時追加・加筆修正していきます。

以下は大多喜無敵探検隊-since197X【本編】マガジンへのリンクです。

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