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【トークLIVE書き起こし】特別ゲスト回の振り返り!あなたが"千葉ともこ作品"を今読んだ方がいい!3つの理由<前編>

前編・後編にわたって、書き起こし1万字以上!となったトークLIVE

↑画像をクリックするとYouTube動画に飛びます。

これを受けて、振り返り+作品紹介を兼ねたトークLIVEを行い、
新刊「火輪の翼」だけじゃない!
千葉ともこ先生の3作品がいかに凄いか、推しを推したい!という熱量をお届けしました。

そちらの模様の書き起こし<前編>がこちらです!

松本清張賞作家・千葉ともこ先生をお迎えした前回について

こんにちは。 今日もですね、12時半からのエンタメ部の時間となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、前回のcmmエンタメ部の特別会の振り返り編として、特別に推しに推したこの千葉ともこさんの作品をご紹介する会となっております。

ぜひ最後までお聞きいただけると、なぜこの作品をこれだけ推しとなっているのか。今彼女の作品を読んだ方がいい3つの理由についてお届けします。

自分自身だけでは見つからなかったリンク。
自分と作品群とのつながり、著者・千葉ともこさんとのつながり、いうのが見つかる時間なんじゃないかなと思っております。ぜひ最後までお聞きいただけたら嬉しいです。
 
改めて、この会の趣旨をご紹介すると、人生にもビジネスにもエンタメを生かしていこう、世界を広げていこう、と体験や情報を分かち合う活動です。
 
前回は特別ゲストとして、松本清張賞を受賞していらっしゃる小説家の千葉ともこさんお迎えしてお届けいたしました。

この回では、私たち主催メンバーも、ものすごい熱量でお届けしたっていうこともあって、ご覧いただいた方にはおそらく、この作品の面白さなどは伝わってくるんじゃないかなと思います。しかしながら、ご本人を前にしては、伝えきれなかった、新刊「火輪の翼」以外の2作品含めた、千葉ともこさんの作品の面白さについて、「あなたが今読んだ方がいい3つの理由」という切り口からお伝えしていきます。
そのために、前回の振り返りプラスアルファを、まずはお届けしていきたいなと思っております。

前回、特別ゲスト・千葉ともこさんをお迎えした会、いかがだったですか?

作品のことを 実際に読んだことがある方からすると、舞台が唐の時代の中国だったり、かなり戦闘シーン、アクションが色々交えたシーンだとかも多くて、この作品を書いてる方が、こんなに柔和で、すごく物腰の柔らかい方でいらっしゃる。このギャップにすごく驚かれたんじゃないかなと思うんです。

さらには、前回にお届けした内容でもあるんですけども、ご本人がどうやって小説家になられたのか?を伺うと、実は当時、県庁に勤めていて、という異色のバックグラウンドだったり。出産後の1日4時間サイクルで授乳をする、このリズムをつかって、なんと4時間睡眠の上での4時間執筆みたいなところから本腰を入れて、「いつかいつか〜」ではなく本当に小説を書くというところにコミットされたお話だったり。その中で生まれた作品「震雷の人(しんらいのひと)」が松本清張賞を受賞という経緯だったり。本当に、このめくりめくご本人のたどってきた軌跡、プロセスなどなど。これらのお話それぞれにすごく感動される方が多かったんじゃないかなと思います。

同じ女性として、そのライフイベントである、出産・育児などの渦中にあっても、ご自身が持ってる松明として「小説を書きたい」というものを消さずに、それを本当に自分で叶えるための1歩を踏み出された。その結果、今、私たちの手元に彼女の作品がある。そのおかげで、広大な世界観をこう味わえる。

そのお話が、実はご本人がこの作品に込めてるテーマとも重なっていて、私はすごく感動しました。
感動したそのテーマとは、公務員時代、 県庁での勤めてらっしゃった時の原体験から生まれているそうです。当時、リーマンショックや東日本大震災などがあった時に、県庁としてそれらに対応するお仕事を彼女もされていた中、「自分を含めて、個人がなんて非力なんだ」という風に感じてしまった、と。

その原体験から、一作家として今、作品に込めてるメッセージが、「この激動の時代に個人は何ができるのか」というものなのです。
これって「何ができるのか?」という疑問形でありながら、いやいや、「できることがあるはずだ」という意思を感じるテーマだな、と。
私自身、すごい勇気をいただいています。この「個人は何ができるんだろうか」という問いは、ぜひ皆さんにも一度、胸に当てて考えていただきたいなという、大きなメッセージとなっています。

さらにはこの小説っていうものと、自分との近さについて、光を当てなおしていただきました。
もう、小説読むのが大好きで、もうもう何作品も、いろんな作品の作家の方も読んでるんだよっていう日常の方から、いやいや、もう、子育てもあったり、いろんなことが忙しくて、小説を読むということがちょっと遠のいている方。小説を手に取る時間などを自分で作ってこなかったな、と思い返す方など。 いろんな方がいらっしゃるかなと思うんですが、"小説ならでは"に、私たちに届けてくれるものも、前回のお話の中にいくつかあったんじゃないかなと思っています。

例えば、「小説は心の中に入っていける」と、ともこさんご自身もおっしゃっていたんですが、他のドラマや映画を観たりするエンタメとも、小説を読むのはまた違ったエンタメ体験だったんじゃないかなと。

「エンタメ」と呼ばずとも、この本を読みながら、その世界の中にどんどんと自分が没入していって、その世界観にぐぐっと身も心も浸していく感じ。さらには、自分のペースで一度しおりを挟んで閉じた後に、またそこから開くと世界が始まる!と言った感じは、他の液晶上だとかスマホだとかを通じて触れる体験とは一味も二味も違ったんじゃないかなと思っています。
 
今この瞬間においては、小説を日常に入れてなかったという方がいらっしゃったとしたら、「小説っていう媒介もいいですよ」というところも、ぜひこの後半でお届けできたらなと思っております。


先ほどあった「小説は心の中に入っていける」っていうお話の中でも、ともこさんが共有くださったことが、「たった1人の読者のために書く」っていうことを念頭にしてるというお話でした。だからこそ、たった1人に絞ることが怖いように思えそうで、いやいや、その人のためにって書くからこそ、それが、ラブレターみたいにズンっと読み手に刺さってくる。

これは前回ご一緒したスニョンさん、千葉ともこさんとのご縁も作ってくださった女優で韓国語推し活コーチもされている方ですけども、彼女も「このたった1人のために」って書かれていることが、自分にも照らされて、すごく心に響いた、ということをおっしゃっていました。

さらにそのスニョンさんから、実はメモが手元に届いております。こちらに参加されたかった!けど叶わないのでこのことを伝えたいですって!
 
そのいただいた言葉がこちら!

「読み終わるのが惜しすぎて、終盤はゆっくり読んでました。
それくらい、いつまでもそばに置いておきたい世界でした」

まさに!というコメントなので、この後半でも、この世界観はどんなものかっていうの、またご紹介させてください。

さらにいただいたコメントがこちら

「そのかっこいい言葉は、コレクションしちゃうと、パワーをチャージできる!人とシーンが蘇ります。」 

そうなんです。一般的に小説だと、ハイライトをするって、なかなかしない方も多いと思うんですが、ともこさんの作品では、思わず、 「ここ赤線引っ張っとこうか」みたいに、自分に刻みたい言葉 と言ったものがたくさん散りばめられているんです。その1つ1つにすごく勇気をもらったり、また読み返したり自分のそばに置いときたいなって想う。そんなシーンや言葉がいっぱい!「まさにスニョンさん」と大共感のコメントをありがとうございます。
 
千葉ともこさんを交えて、前回お届けした特別会は、ぜひぜひたくさんの方にご覧いただきたいなというのもあって、youtubeリンクを置かせていただいております。実はまだ見てなかったとか、一部は見たけど全部は見てなかったという方がいらっしゃったら、このリンクから、その前回、 1週間前にお届けした、千葉ともこさんご本人をお呼びした特別会をご覧いただきたいなと思っております。

■ トークLIVE 書き起こし前編後編

3作品を、むさぶるように…さっき読み終わるのが嫌でゆっくり読んだというスニョンさんと比べると、ペース配分を間違えて一気に!読んでしまった私なんですが、、読後も、この世界にずっと浸っていたい!という思いがとても強くありました。 この離れたくない!というのは、強いて言えば、推し活話題で言うと、 「ロス」が起きてしまっていました。

ロスが起きてしまうぐらいの、この世界観の濃さをどうやったら、(ネタバレなしに)皆さんにお届けできるかな?というチャレンジで、ここから後半戦を準備させていただきました。ぜひ、楽しんでいただきたいなと思っております。

この文芸春秋さんのね、サイトっていうのをリンクで貼っております。よかったらこちら是非是非ポチっとね。してみていただきたいです 。

「火輪の翼」購入サイト

手元でね、スマホでKindleとかでも読めると思うんです。何かの時に、この話を思い出したとしたら、それはすごくご縁があったと思って、ぜひぜひ読み進めていただきたいなと思います。
もう騙されたと思って読んでほしい、そんな作品なんですよね。

私自身がどうだったかで言うと、エンタメ部部長ということで、いろんなエンタメをむさぶるように味わっていて、自分のエネルギーチャージ、プラス、この人間を理解したり、世界を理解したり、仕事にも活かせるな、人生にも生かせるなっていうことを、日々日々学ばせていただいてる身です。

小説に関していうと、 小中学生の時はかなりの量を読んだり、高校生のときも、一時小説ばかり読んでた時期もあったんですが、大学時代以降はそれほど読んでいなかったかもって、気づいたんです。
ある一部の作品に出会って、うわーって一気に読むけれど、それがずっとではなく。 小説自体が自分の身にずっと離れなかったかっていうと、そうでなかったなって記憶なんです。

それがこの3作品、 千葉ともこさんが今まで書かれてきた作品を読ませていただいた時に、「人生において、何度も読み返したいものに出会えて 嬉しい!」という気持ちが芽生えました。その作品たちがどんなものなのか、というダイジェストや今あなたが読んだ方がいい理由というところまで、踏み込んでいくお時間にしていきたいなと思います。

ちょっとここで、私からは、 作品の紹介をするための、スライドに移動したいなと思います。

ここでは、エンタメの定義は「心を動かすもの」です。
エネルギーチャージができたり、自分のことが理解できたり、 自分のことを表現できたり、もしくは、自分だけじゃない、人間ってこういうとこあるよねってことを教えてもらったり、世界を広げられたり。
そういった様々な側面において、エンタメっていうのは人生やビジネスに生かしていけるよねというところをお伝えしています。

これまでの外部ゲスト(一部)

毎週金曜日という枠の中で、時々、外部のゲストという方をお呼びしています。アニメーターで、もう「鬼滅の刃」「ONE PIECE」「キングダム」とかも、日本を代表する作品を手がけていらっしゃるアニメーターの郷津春奈さんであったり 、映画監督の古波津陽さん、実際の社会を変えるような映画を世界中から集めて配給をされている関根健次さん。などなど

そんな、エンタメの中でも作り手側にいらっしゃる、様々な方々に、ここにはお越しいただいています。これまではクローズドの会だったんですが、今回は千葉ともこさんにお越しいただき特別にyoutubeでも配信をさせていただきました。

いよいよともこさんの3作品を巡って、その紹介と「あなたが今、読んだ方がいい3つの理由」をお届けいたします。

>>後半へ続く!


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