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人間関係で心が怒りや悲しみでいっぱいになった時に考えたいこと


あなたはどうしても許せない人や、思い出すだけで心が痛くなって涙が出てくるような経験はありますか?


誰かに嫌なことをされたり、傷ついて悲しくて立ち直れなかったり。

いつまでも忘れられなくて、その相手に怒りの感情が湧いてイライラしてくるなど。


周囲から傷つけられたり、それが身近な友人や、恋人や家族だった場合は尚更痛みが強くなってしまいますよね。


今回はそういった辛い感情から1歩進む方法を、お話したいと思います。


泣いたり怒ることは悪いことではない

まず、最初にお話しておきたいのですが何かに対して泣いたり怒ったりすることは決して悪いことでも、抑えなくてはいけないことでもありません。


怒りや悲しみの感情はネガティブに捉えられがちですが、実はあなたの心のサインと大きな成長のきっかけになる大切な感情なのです。


あなたは今は怒りや悲しみに支配されている状態かもしれませんね。

確かに普段生活している中で、あなたの中から怒りや悲しみを消すことは不可能です。


怒ること、悲しむことが問題なのではなくその感情を責めて見ないふりをしてしまうことが、あなたの心の痛みを強くしている原因なのです。


しかしこの感情を上手く使えるようになると、あなたはどんどん自分の気持ちを受け入れられるようになり、立ち止まっていた場所から1歩ずつ前に進むことができるようになります。


あなたの「嫌」を知ることの大切さ

辛いことがあったら自分が楽しいことや、嬉しいことをして気分を晴らすのも大切です。

しかし、辛いことがあったら自分の心が何に対して「嫌」というサインを出したのか知ることはもっと大切です。


「あぁ、前にも似たようなことがあって落ち込んだな...。」と思い当たることがあれば尚更考えてみてほしいのです。


何故ならあなた自身が普段生きている中で、何を「嫌」なのか認識していない限り、辛い場面にさらされ続けたり、そこに居続けることで心を消耗してしまうからです。


辛い気持ちが多くなってしまったら、いつか楽しいことや嬉しいことも考えられなくなってしまうあなたになってしまいます。

そうなる前に1人の時間をとってゆっくりと自分の感情を頭の中ではなく、文字に書き出してみましょう。


私もどうしてもモヤモヤした気持ちが晴れない時には、「自分は嫌なのに我慢させてた場面はないかなぁ...。」と思い返して書き出してます。

日記に書くこともあれば、小さなメモを用意しておいて気がついた時にいつでも書き込んで読み返せるようにすることもあります。


最初は「あいつムカつく!」「なんであんなこというの!」「あれはイライラする!」と抽象的に書いても構いません。

文字にして、ここからもう1歩先の自分の気持ちを書き出してみましょう。


「ああいう言い方をされると、責められているようで自分は無力に感じて悲しくなる。」

「馬鹿にされた気がしてイライラしたけど、なんて返せば良いか分からなくてそれが嫌だった。」


等、出来るだけ具体的に感情を書き出してみてください。


文字にすると「自分はこういう場面で悲しくなりがちだなぁ。」「こういうことされると嫌なんだよね。」と段々客観的になってくることが出来ます。


普段、頭の中だけで考えてしまうと、抽象的な感情で立ち止まってしまう状態になるのでいつまでも苦しさから進めなくなるのです。

この時、相手の「嫌」なところを書くのではなく、自分が「嫌」と感じるものに注目してくださいね。


例えば。

・大きな声が苦手で涙が出てしまう

・集中している時に話しかけられるとイライラしてしまう

・高圧的に言われると萎縮して話せなくなってしまう


こんな感じで、○○さんが〜というよりは、自分は〜という風に、自分の「嫌」を知って、これをなるべく自分の生活から減らしてあげましょう。


自分の感情を相手に伝えてみる

自分の「嫌」と感じることがわかったら、今度はそれを減らしていくのですが、生活しているとどうしてもそれに出会ってしまうことはありますよね。

もし伝えられるなら、相手に直接自分の気持ちを伝えてみるのも1つの手です。


もちろん、伝えたからと言って相手が受け入れてくれるかは相手の自由なのでコントロールは出来ませんが、「伝える」ということに意味があります。


あなたの意思を伝えることで、相手もあなたが傷ついているなんて思いもよらなかったと気がつく可能性もあります。

逆に相手も自分の気持ちを話してくれて、自分自身が「相手の気持ちを知らなかった!」と新しい発見があるかもしれません。


自分の意思をまだ相手に伝えていないとしたら、「どうせ分かってもらえない。」と1人で傷ついてしまうのではなく、まず伝えてみることです。


あなたが自分に許してあげること

あなたの気持ちを伝えた上で、残念ながら相手に伝わらなかった時。

自分の努力ではどうにもならなかった時。


あなたはそれを諦めたり、泣く泣く受け入れるのではなく「離れる」という選択肢を持っても良いのですよ。

キッパリ離れるのが難しい場合は、なるべく距離を置くことです。


自分に嫌なことを我慢をさせていたら、そんな自分のことをいつか「嫌」になってしまいますよね。


人は我慢していると慣れてしまうので、普段自分が立っている場所や、相手と一緒に成長していける存在なのかわからなくなってしまうのです。


あなたは誰かにコントロールされる側の存在ではありません。

あなたは自分を大切にすることを選んでいいんですよ!


自分をどんな場所に置くかは、何を選ぶかはあなたが決めていいことなのでそれを許してあげて下さいね。


ちなみに、どうしても自分の気持ちを抑え込んでしまうという方は、大人になる過程で傷ついたインナーチャイルドが心の中にいる可能性もあります。

そのことについては下記のリンクで詳しくご紹介していますので、合わせてお読みください。


そしてまた生きている中で怒りや悲しみに出会った時は、立ち止まってもいいので自分の気持ちに素直になって向き合ってみましょう。


怒ったり悲しんでいるあなたを、まるごと許してあげてくださいね。


今回、お話したことをまとめておきますね。

・泣いたり怒ることは、自分自身からの心のサインだと気がつく

・あなたの「嫌」と感じることを、自分の生活から減らしてあげること

・相手に自分の意思を知ってもらうという意味で、自分の感情を伝える

・あなたに合わない場所や人からは、我慢せず離れる選択をすることを自分に許してあげる



あなたが苦しい気持ちから1歩進めることを、私もここで応援しております。

記事の感想や、悩んだ時のご相談などもお待ちしておりますのでお気軽にコメントしてくださいね♪


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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