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庭仕事を始めたついでに、ツルかご作り

折れた木などの片付けで、ツルがけっこう集まった

暖かくなってきたので、数日前から庭仕事を始めました。
まずは、冬の間に雪などで折れた木の片付けをしたら、折れた木やその周りの木にツルが絡んでいて、外していたら結構な量のツルが集まりました。

採れたツル、太いのや細いの、色々あります。

このツルはアオツヅラフジというツル植物です。

夏のアオツヅラフジ、葉の付け根にちょこっと出ているのは花の蕾
こんな風に絡みついた木を覆ってしまいます。
元の木はどこにあるのかわからないほど。
秋になると、実が成ります。
やがて青紫色に色づき、綺麗ですが、有毒らしいです。

放っておくと、絡みついた元の木の枝に食い込んだり、届かないほど上の方までどんどん伸びて、元の木を切らなと外せなくなります。
なので、葉が出ない早春のうちに外しておかないといけません。


ツルかごを編むことにしました

かご2つ分ぐらいツルが集まったので、かごを編むことにしました。
あまり日にちを置かない方がツルが固くならないので編みやすいようです。次の日が雨で、庭仕事はできなかったので、かごを1日かけて編みました。

まずは、花を飾る細身のカゴを編むことにしました。

太めのツルを70〜80cmに切って、5本ずつ枝を十字に置きます。
細いつるで十字を止めるように編み始めます。
これがカゴの土台(縦の枝)になります。
2、3周したら、一本縦の枝を切ります。
横にぐるぐる編むので、縦の枝は奇数にならないといけないからです。
まずは、縦枝を2本ずつ、上下上下とくるくる編んでいきます。
縦枝の数が奇数なので、1周目、2周目、、、で、2本の組み合わせがずれていくため、
しっかりします。
2本ずつで5周ぐらい編んだら、今度は縦枝を1本ずつ、上下上下で編みます。
編み始めを太い枝にすると、1段目2段目の間が空きすぎてしまうので、
編み始めは細いツルが良いのです。
細いツルがなくなったら、太いツルに替えて続けて編んでいきます。
太い枝に替えたあたりから、縦枝が立ち上がってくるように編みます。
底の方から見るとこんな感じ。
細いツルと太いツルの色が違うので、それもいいかなと。
でも、しばらく経つと、みんな同じような薄茶色になります。
随分編めました。
途中から細いツルに変えたら、つぼんだ形のカゴになってきてしまいました。
細いツルは締まりやすいので、形を整えて、しっかり編むのには良いですが、
こんな風につぼまった形になりやすいのです。
中に、水入れ用に細いプラスチックの入れ物(切ったペットボトルなど)を
入れたりするから、これで良いかと…

2つ目も編みました

2つ目は、同じようにして編みますが、少し広めのかごにすることにしました。なので、縦の枝を増やすために、最初の十文字は6本ずつにしました。

2つ目のかご、広めです。
最後に、縦枝を隣の枝に織り込んで止めます。
このあともう一つ先の枝に、外側から内側に差し込んで、
残った縦枝を切ってかごが完成です。
取っ手をつけました。
取っ手は、木にぐるぐる巻き付いていた一番太いツルを使いました。
太めのカゴにも取っ手、味わい深い取っ手です。
これは去年作ったかご。花を入れるといい感じです。

大抵、毎年2つぐらい作ります。(2つ分くらいツルが採れるので)
2つ作るのも1日仕事なので、ちょうど良い数です。
細い方の花かごは、4、5年前近所に移り住んできた、スローライフが好きな知り合いにあげました。家の周りでツルを採って、編んでみたいと言っていました。
広めのカゴは、花が咲いたら、オアシスを入れて、たくさんの花を飾るかごにしたいと思います。


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