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自分のデッキで大会に勝つために

 こんにちは、佐奈月です。
 今回は、自分のデッキを強くするために個人的にこれをやった方がいいと思っていることを書きます。ポケカをはじめたてでどうやってデッキを作ったらいいか、使ったらいいかわからない人、オリジナルのデッキを使って遊びたい人はぜひ読んでみてください。

目標を決める

 まず初めに自身の目標を決めましょう。友達と対戦したい、大会で勝ちたい、コンボを決めて気持ちよくなりたいなど色々あると思います。その目標によってデッキの調整の仕方は異なってくるので、まずはここをしっかりと決めましょう。
 今回は、大会で勝てるようになるために必要だと私が思っていることを書いていこうと思います。

デッキを使う時の大前提

 どのデッキを使う時にも大事なことがあります。それは、そのデッキのやりたいことを理解することです。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、意外と気付いていなかったり、初見ではわからないこともあると思います。なのでまずはデッキのコンセプトを理解しましょう。

他の人が作ったデッキを使う

 デッキを作ったことのない初心者の方にもおすすめなのが、大会で結果を残しているデッキです。デッキの安定性や環境への対策などトップレベルに構築されているので、使い方さえわかれば大会で勝つことも簡単だと思います。最近だとおすすめなのがアルセウスV-STARとギラティナV-STARを組み合わせたデッキ(以下アルギラと略します)です。コンセプトがわかりやすくやることもシンプルなのでデッキを理解しやすいと思います。デッキの使用者がnotoなどの記事を書いているなら一度読んでみるといいと思います。無理に有料の記事を買わなくても似たような無料の記事もあると思うので色々みてみてください。
 次に、デッキを用意できても、いきなり大会に出るのはやめておきましょう。使い方がわかっているならいいですが、まずは使い方を理解することが大切です。もし友達と対戦できるなら、相手にはスターターデッキを用意してもらって対戦してみましょう。
 そこで大事になってくるのはどれくらい理想の動きができるかです。例えばアルギラなら、
1アルセウスVにエネルギーをつける
2ベンチにアルセウスVかギラティナVを出す
3ビッパを出す
4次のターンのサポートがある
5アルセウスV-STARが手札にある
上記を先行1ターン目で行えることが最大値となります。この状態を100として1つできなくごとに点数が下がっていきます。ここで大事なのは優先度を考えることです。この場合だと優先度は1>>>5=4>3=2くらいかなと思います。(人によって優先度は変化するので自身でも考えてみてください)

デッキを組んでみよう!

 デッキを組むときに大事になってくるのはコンセプトをしっかりとしっかりとすることです。強いポケモンを使ったら簡単に勝てると思われがちですが、そのポケモンだけではデッキになりません。そのポケモンをサポートするポケモンやトレーナーズなどが必要になり、その組み合わせで強いデッキが生まれます。
 初心者が意識した方がいいのは

  • 手札を安定させる

  • ポケモンに触る手段(ボール系)を多く採用する

  • 毎ターンサポートが打てるようにする

の3つです。どのデッキを組む時もこれを意識すると安定したデッキを組むことができると思います。

大元のデッキを考える

 ここからは簡単なデッキの作り方を書いていきます。好きなポケモンをメインに使用してもいいですが、難しいことも多いのでここではアルギラをモデルに考えていきます。
1アルセウスVにエネルギーをつける
2ベンチにアルセウスVかギラティナVを出す
3ビッパを出す
4次のターンのサポートがある
5アルセウスV-STARが手札にあること
まずは、先ほど書いたこの5つを達成できる構築をします。

アルギラver1

 まずはこんな感じでしょうか?1~5の項目を達成しやすいように意識してシンプルに組んでみました。ここまできたらスターターデッキと対戦させてみましょう。しっかりデッキが回るかどうかをまずは確認します。
 大事なことは余計なカードを入れないということです。大元のデッキを作る時は、あれも入れたいこれも入れたいではなく、最低限のカードのみで上限まで枚数を入れて作りましょう。ポケモンの道具やスタジアム、ace specはまだ入れなくて大丈夫です。過剰なカードがあればそこが別のカードを入れる枠になります。

環境のデッキと対戦してみる

 デッキが回ることが確認できたら、環境に多いデッキと対戦してみましょう。友達が持っている場合は対戦させてもらいましょう。色々なデッキに勝てるとは思いますが、おそらくリザードンexに勝つことは難しいのではないでしょうか?
 現環境で数も多く強いと言われているのはリザードンexデッキです。これに8割以上の確率で勝てるならこのデッキで大会に出てもいいと思います。なので今回は主にリザードンexデッキに勝てるような構築を目指していこうと思います。

改良しよう!〜何が足りなかった?〜

 先ほど書いたようにリザードンexデッキに勝てるようにしていきます。課題となってくるのは相手のポケモンを倒すとリザードンexのダメージが上がっていくことです。対戦の後半になるにつれて相手はこちらを一撃で倒せるが、こちらは倒すことができないという状況になっていきます。これを改善するためには、こちらも相手を一撃で倒せるような状況を作り出すことが大事だと考えられます。そこで大事になってくるのは、相手はexでHPが330というところと弱点が草タイプというところです。
 アルギラで最大火力が出せるのはギラティナV-STARの280です。ここにace specであるマキシマムベルトをつけると330ダメージを出すことができるようになります。しかし、これだけだとマキシマムベルトをつけたギラティナV-STARが倒された時に勝てなくなってしまいます。
 では2つ目の対策を考えます。相手のリザードンexを一撃で倒すためにはダメージで330を上回る他に、弱点をつくという方法があります。弱点はダメージを2倍で計算するため、170以上のダメージを出せる草タイプのポケモンがいれば簡単に倒すことができます。もともとデッキに草エネルギーを採用しているので無理なく採用できるカードを探していきます。候補として上がってくるのは主にこの2枚だと思います。

 テツノイサハexは盤面に草エネルギーが2枚以上あれば起動でき、相手の不意をついて倒すことができます。デメリットとしては初手に来てしまうと特性を使うことができなくなってしまうことです。あとはアルセウスV-STARでエネルギーを加速することができないということです。
 次にシェイミVですが、アルセウス、ギラティナが倒された後に200ダメージを出すことができるのでリザードンexを一撃で倒せます。デメリットとしてはあらかじめエネルギーを1枚以上つけておかなくてはいけないので、ギラティナV-STARで相手のリザードンexを倒すときにすでに準備していないと起動できないのでそこをクリアする必要があります。
 どちらのカードもメリットデメリットがありますが、とりあえずテツノイサハを採用してみたいと思います。

改良しよう!〜カードを入れ替える〜

アルギラver2

 ver1からギラティナV、V-STARを1枚ずつ減らしてテツノイサハexとacespecとしてマキシマムベルトを採用しました。
 ここからはデッキのコンセプトを大事にしながら色々なデッキと対戦し、どうして負けたのか、どういうカードがあったら勝てたのかを考えます。問題点が見つかれば過剰な部分を削り、その枠に新しいカードを採用し、また対戦していきます。トライアンドエラーを繰り返す以外にデッキが強くなることはほとんどないと思います。
 新しくカードを採用する場合はどうして入れたのかを覚えておくといいでしょう。
 これを繰り返していくうちにオリジナルのデッキが完成していきます。しかし、自分だけで考えているとどうしても行き詰まってしまうこともあると思います。その時は結果を残している自分のデッキと似たデッキを参考にしてみるといいと思います。

改良しよう!〜佐奈月カスタム〜

※3月1日追記
 実際にアルギラを練習会で使う機会があったので自分なりに作ってみました!どうしてそのカードを採用したのかも含めて書いていこうと思います。

アルギラver佐奈月

 基本的にはver2の状態からコンセプトは変えていません。ただ個人的に博士の研究だと後半に必要なカードを過剰にトラッシュしてしまったりする可能性があったのと、アルセウスV-STARやビーダルがいるので手札が安定しやすいことを考慮して相手の動きを妨害するサポートに変更しました。
 では、新しく追加したカードと採用理由を書いていきます。

  • ホシガリス:ver2ではビーダルのみでしたが、ナンジャモを使う、もしくは使われないと特性を使うことが難しく、山札にあるカードを引きに行くことが出来ないため、常に手札をリフレッシュできるカードを採用しました。

  • キャプチャーアロマ:5枚目のハイパーボール、ネストボールとして使うことができるので、序盤に来たらコイントスで裏が出ることを願い、進化したい時は表を願います。また、終盤の山札圧縮にもなり、ビーダルの当たりを増やすことができます。

  • トレッキングシューズ:採用するかは個人差があるかなと思います。実質山札を56~58枚にすることができ、何か必要なカードを引くことができるかもしれないので採用していました。ポケギア3.0やサポートを増やすのもありだと思います。

  • カウンターキャッチャー:正直言うといらないかもしれないです。理由としては、サイドを先行することが多く、確定で持ってくる方法がスターバースしかないためボスの指令の4枚目やテツノツツミを採用する方が強いかもしれません。

  • ロストスイーパー:相手のポケモンについている重要なポケモンの道具や、スタジアムをロストすることでこちらが有利になるように採用しています。また、手札を強制的に2枚使用するので、ビーダルで山札を引く枚数が増えるのも利点です。

  • ビワ:アルギラの苦手なデッキの中にパオジアンexとサーフゴーexがあります。この二つのデッキはトラッシュのエネルギーをスーパーエネルギー回収で回収することでアルセウスを一撃で倒してきます。そこで、相手が使う前にビワでトラッシュすることで相手の動きを鈍らせることができます。また、相手の動きがあまり良くない時に使用することで、ボール系や必要なグッズをトラッシュすることができるかもしれません。また、ロスト系統にもうまく決まると強いです。

  • フトゥー博士のシナリオ:初手に出てきてしまったテツノイサハを回収できたり、ダメージを負ったアルセウスやギラティナ、呼び出されてしまったビーダルを回収することで相手のダメージ感覚をずらすことができます。デメリットとしては、そのポケモンについているエネルギーやマキシマムベルトをトラッシュしてしまうので、タイミングが重要です。似たカードでチェレンの気配りがありますが、これはダメカンが乗っていることと無色タイプであることが条件なので重要なカードであるテツノイサハを回収することができず今回は不採用にしました。

  • ジャッジマン:序盤に使うと最強のカードです。相手か自分のどちらか、または両方が事故るカードです。特に2進化デッキやルールを持たないポケモンを中心に構築されたデッキに対しては効果的なことが多いです。できる限り自分の場にビーダルかビッパがいる状態で使用しましょう。

  • ロストシティ:こちら側にほとんどデメリットがないのと、ロストや古代のカードを中心に構築されたデッキに対してかなり強くなるので採用しています。他にもポケモンリーグ本部や崩れたスタジアム、相手の行動を制限できる災いの荒野などを採用してもいいと思います。

  • ジェットエネルギー:3枚目のポケモンいれかえとして採用しています。ポケモンいれかえを3枚採用すればいいと思う人もいると思いますが、例えば、ベンチのアルセウスVにダブルターボエネルギーをつけた次のターンにスターバースでエネルギーとポケモンいれかえを持ってくるよりも、ジェットエネルギー1枚で済んだ方が他にも好きなカードを持ってこれるので、できることの幅が広がります。

 大体こんな感じです。不採用にしたり枚数を増やしたいカードが何枚かあったのでそれを生かしてさらに改良を続けていくとさらにいいデッキになると思います。
 これはあくまでも一例なので、ぜひver2から自身で改良してみてください。使っているうちに色々見えてくるものがあると思います。

デッキを改良するときにやった方がいいこと

 簡単にデッキの作り方を書きましたが、デッキを改良するときに覚えておいた方がいいことを少しだけ書きます。

  • 最低限の環境デッキの理解を深める

  • 環境の使用率をしっかりと理解する

  • 環境デッキへの回答を用意しておく

この3つをしっかりとやればかなり勝ちやすくなると思います。1つずつ解説していきます。

環境デッキの理解を深める

 近年のポケカは自身でデッキを組むよりも、結果を残したレシピを流用して改良する傾向にあるのかなと思います。そして、洗練されていったデッキは60枚が大体一緒になります。すると、このデッキはこういう動きを目標にやってくる、こういうことをされたら嫌だということが分かりやすくなります。なので、自分のデッキを作っていく中で、採用するカードや構築、プレイングを考えることがやりやすくなりました。
 ぜひ環境上位5デッキくらいは優勝したデッキリストを調べておくといいと思います。

環境の使用率を理解する

 これの理由は簡単です。大して使用率が高いデッキのみを対策して大会に出ても、実際に使用率が高いデッキに負けてしまっては折角の対策が水の泡になってしまいます。なので、基本的には環境で使用率の高いデッキに勝てるかを検討しつつ、他のデッキにも勝てるように調整していきましょう。
 最近はXやブログで使用率をまとめてくれている方がいたり、公式でも優勝したデッキのリストを公開していたりするので簡単に調べることができます。

環境デッキへの回答

 個人的にはこれが1番難しいです。今まではデッキに採用するポケモンで対策していましたが、それにも限界があります。例えば、環境のデッキを全部見ようとして全てのタイプのポケモンを採用するとコンセプトがよくわからなくなってしまい、負けてしまいます。そこで、今の自身のデッキで、このデッキと対戦する時にはこうやってサイドを進めていく、これをされないようにするなど事前に準備をしておくとスムーズに戦うことができます。
 しかし、全部のデッキに勝つことは事実上不可能なので、ある程度妥協することも大切です。一応勝ちすじはあるけど苦手なデッキは1~2あっても大丈夫です。特に特殊勝利を狙うデッキは対策しすぎないようにしましょう。

勝つためのプレイング

 言語化するのが難しい部分ですが普段意識していることを頑張って書きます。
 まずは相手のデッキが何かを早めに把握することです。初心者の方はだんだんでいいですが、ある程度ポケカをやっていたらなんとなくわかってきます。最初からかなり難関ですが、環境に多くいるデッキなら、最初のポケモンで大体察することができると思います。(なんならじゃんけんで先行後攻を選ぶときや相手のサプライなどからある程度察せることもあります。)
例:ヒトカゲが見えたらリザードンex、キュワワーが見えたらロスト系など
 デッキがわかったら戦うプランを考えます。基本的にはサイドを何ターンで取れるかを考えましょう。相手次第ですが、2-2-2で取るのが1番簡単です。自分のデッキのどのポケモンで相手のexを倒すのかをしっかり考えましょう。
 次に考えるのは相手のされて嫌なことです。もちろんお互いに攻撃をしあって勝てるならそれでいいと思いますが、それだけでは大会で勝つことは難しいです。こちら側が負けそうになっている時には、相手のアタッカーを育て辛くするために手札干渉をしたり、相手のシステムポケモンを倒したりすることで逆転することができるようになります。相手のデッキのやりたいことを推測するのも勝つためには必要なスキルになります。
 あとは逆転の手段です。自分のデッキが思い通りに回らなかったりすることはカードゲームでは多々あります。しかし、そんな中でも勝つことを意識しましょう。もちろんどうにもならない時もありますが、最後の最後まで勝ち筋を捨てないことが大切です。相手にサイドを6枚とられない限りいつまでも逆転の可能性があります。相手のシステムを止める、攻撃を受けない、倒されないなど手段はいくつかありますが、基本的には相手の行動の制限を目標にします。
 最後は負けないプレイングです。自分が有利に対戦を進められている時に、負ける可能性を極限まで低くすることが大切です。相手に手札干渉をされても不要なカードを減らしておくことで相手の妨害に耐えられたりします。また、相手が何ターンか何もしていない時にナンジャモを使わないなど、細かいところを詰めるとキリがないですが、普段から意識して対戦していると色々気づけると思います。

好きなカードでオリジナルのデッキを組む

 ここからは完全に趣味の領域になります。できる限り頑張りますが、絶対に大会で勝てる保証はしません。カードリストを見て、このカードでデッキを組んでみたいと思った時に参考になると思うので、よければ読んでみてください。

使いたいカードを決める

まず初めに自分の使いたいカードを決めます。今回はサーナイトexを題材にして組んでいこうと思います。

 カードが決まったら書いてあることをしっかりと読みます。今回だと、特性と技の2つに注目します。特性はトラッシュにある基本超エネルギーを好きなだけ自分の場の超ポケモンにつけることができるというものです。技を見ると超エネルギー2枚と無色エネルギー1枚で190ダメージを出すことができ、さらに特殊状態(どく、やけど、※混乱)を回復することができます。(混乱は技を使う時にコインを投げ表なら技が成功し、裏だと技が使えず、自身に30ダメージを乗せます。なので表を出さないと混乱と回復することはできません)
 初めに、この2つを見たときにどちらを活かしたいかを考えます。使いやすそうなので特性の方を生かしてデッキを組もうと思います。

コンセプトをまとめる〜ポケモン編〜

 サーナイトexはは2進化ポケモンなので使うためにはラルトスとキルリアをデッキに採用しないといけません。(ふしぎなアメがあるのでキルリアはなくてもデッキは作れます。)現在スタンダードレギュレーションで使用できるラルトス、キルリアは何枚か存在しますが、それぞれ使える技や特性、HPに違いがあるので強そうなものを選びましょう。今回、採用するラルトスはテレポートブレイク、キルリアはリファインのものにします。
 この時点で山札を引きやすくなりエネルギーもトラッシュに送りやすくなります。しかし、サーナイトexになってしまうとキルリアの特性は使えないため少なくとも3体はベンチにラルトスを並べ、1体はサーナイトexに、残り2体はキルリアのままにして手札を安定させたいです。しかし、ポケモンが進化するのは色々と大変なため、たねポケモンで同じような特性を持っている輝くゲッコウガも採用したいと思います。
 ここまででデッキのシステムが完成しました。次に相手のポケモンを攻撃するこちらのポケモンを考えます。もちろんサーナイトexで攻撃することも可能ですが、倒された時に次のポケモンにエネルギーをつけることができるかわからないため、できるだけサーナイトex以外のポケモンで攻撃したいです。
 候補としては、フワンテ、サケブシッポ、ハバタクカミなどが挙げられます。フワンテ、サケブシッポの技は自身に乗っているダメカンの数が重要になるためサーナイトexの特性ととても相性がいいです。しかし、単体ではダメージの上限が180、160くらいまでしか出ないため、HPの高いexやV-STARのポケモンを倒すのは難しいです。そこで相性のいいポケモンの道具として、勇気のお守り、ゴージャスマント、acespecのヒーローマントが挙げられます。サイドを2-2-2で取ると仮定すると最低でも3枚は採用しないとダメージが足りないのでそこも意識していきます。
 ここまでをまとめると、サーナイトexの特性を使ってフワンテなどのポケモンで相手のサイド2枚のポケモンを倒していくという感じでしょうか。

現在必要そうなカードと

コンセプトをまとめる〜トレーナーズ編〜

 続いてデッキをスムーズに回すためのトレーナーズを決めていきます。
 まずはラルトスを2~3枚、輝くゲッコウガを出すことを意識してみましょう。スターターなどにも収録されているネストボールが一般的ですが、ワイルドフォースで仲良しポフィンというHP70以下のたねポケモンを2体ベンチに出すことのできるグッズが出たため、こちらも採用してラルトスを出しやすくしようと思います。
 次に進化する方法を考えます。ポケモンが進化するには場に出してから1ターン以上たたないと進化することはできません。なのでサーナイトexに進化するには最低でもラルトスを出してから2ターン後になります。しかし、それだと相手にどんどんポケモンを倒されてしまうかもしれません。そこで、すぐにサーナイトexになるためにふしぎなアメとわざマシンエヴォリューションが役に立ちます。ふしぎなアメは1進化ポケモンを飛ばして2進化ポケモンに進化できるグッズでサーナイトexのデッキとは相性がいいです。またわざマシンエヴォリューションは、2体まで出したばかりのポケモンでも1つ進化することができます。つまり、後攻1ターン目からキルリアを2体準備できる可能性があります。どちらの方法もいいですが、キルリアの特性が優秀なのでわざマシンを使い、後攻1ターン目からキルリアを準備する構築にしようと思います。
 なんとなくデッキに必要なカードがわかってきましたか?次に必要なサポートを選びます。ラルトスを展開する、わざマシンを使う、この二つを満たすことのできる優秀なサポートがあります。それがペパーです。グッズとポケモンの道具を1枚ずつ持ってこれるので、仲良しポフィンとわざマシンを持ってくればそれだけで条件を達成できます。また、複数枚採用すればゴージャスマントや勇気のお守りなど、アタッカーのポケモンが相手のポケモンを倒すのに必要なカードも持ってくることができます。
 ペパーだけでは相手の妨害や山札を引くことが少し難しいため、山札を引くことのできるカードを選択します。博士の研究やネモ、ナンジャモ、短パン小僧あたりが有名なところでしょうか。それぞれ特徴がありますが、今回は博士の研究は不採用にしたいと思います。理由は手札を全てトラッシュしてしまうため、必要なカードまでトラッシュしてしまうと勝てなくなってしまう可能性があるからです。今回はナンジャモとネモを採用します。
 ラルトスを並べ、キルリアがいることが大事だと書きましたが、相手もそれを察知してあえてそこを倒してくることもあります。なので、倒されてもデッキにポケモンが戻るようにすごい釣竿を2枚ほど入れておくといいと思います。
 ではさっきのデッキレシピに今書いたカードを追加してデッキにします。

コンセプト崩さないようにデッキにしてみた

作ったデッキを改良していく

 さて、ここまでできたらあとは対戦をしてみましょう!まずはスターターデッキから始めて徐々に使用率の高いデッキに挑んでいくといいと思います。その中で必要のないカードや足りないカードを見つけ、環境に合うようにカスタマイズしていきましょう!特に、acespecやスタジアムは環境によって採用するものが変わるのでしっかりと吟味して選びましょう。


最後に

 ここまで読んでくださってありがとうございました。一部趣味に走った部分もありますが、大事なことは一つです。
好きなデッキで楽しくポケカで遊ぶ!
これに尽きると思います。もちろん勝つことも大事ですが、好きなポケモンで対戦したり自慢のコンボで対戦するのもポケカの醍醐味です。ぜひみなさんなりの楽しみ方でポケカライフを満喫してください!

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