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猪突猛進【鬼太郎】

11月17日が近づいてきましたね。
この日は映画ゲゲゲの鬼太郎の公開日です。

今日は『ゲゲゲの鬼太郎』と『墓場鬼太郎』の推しポイントをお話します。

💡推しポイント💡
墓場鬼太郎の推しポイントは鬼太郎が生意気かつ非道徳的なところです。
2007年頃に放送されていたアニメゲゲゲの鬼太郎5期育ちの私は墓場鬼太郎のワルガキっぷりに驚きました。
煙草は吸うし、口は悪いし、寝子ちゃんを失った悲しみを埋める為とはいえスリルを求めて悪いこともします。
育ての親も見捨てます。
幽霊族の生き残りである鬼太郎には確かに人ならざる者の血が通っています。
墓場鬼太郎は人間社会での常識や道徳に囚われないのです。

💡推しポイント💡
ゲゲゲの鬼太郎の推しポイントは、作品を通して妖怪の恐ろしさを感じると共に人間の愚かさを感じられるところです。
人間の愚かさと言うのは弱さが引き起こす愚かさです。
知らない・分からないから怖い。
自分や家族の命がある。
だから自分の常識外の存在を排除するというような、弱いけど生き残る事に貪欲な人間の姿が鬼太郎からは見えます。
正義を振り翳した暴力や、承認欲求などから引き起こる悍ましい出来事など、様々な人間社会の問題が妖怪を通して描かれています。
道徳的な美を求めながらも心の何処かでいつも残虐な一面を抱える人間の読者が、育ての親を見棄てる鬼太郎に対して「残酷だ」「見損なった」とインターネット上で言っている姿も含めて人間らしさが見えます。

妖怪が主人公であ『墓場鬼太郎』や『ゲゲゲの鬼太郎』を通して、自分の行いや人間の価値観を改めて見つめ直すのはいかがでしょうか?
きっと面白いものが見えてくると思います。

あ、11月17日公開映画ゲゲゲの鬼太郎の宣伝をします。
これはかつての目玉おやじの物語だそうです。
水木という人間の男も出てくるので、墓場鬼太郎とゲゲゲの鬼太郎、どちらの要素も持つオリジナルの物語になっているのではないかと考えております。
とても楽しみです。

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