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猪突猛進【サナギ歌集】

先月から書き溜めていた短歌が幾つかあるので載せます。

1首目はケサランパサラン視点の歌です。

 「あれは花」「これも花よ」と言うニンゲン
 知識は無いのにうっとり見ている

2種目からは抽象画のような歌になっています。

 絶え間なく刻み続ける秒針の
 音に合わせて過去の断捨離

3首目は統合失調症について。

 「現し世の裏切り者」と自負してる
 ワタシが保つ病気の認知

4首目は大正ロマンや昭和レトロにばかり目が向く私への風刺です。

 音楽や香水と似て異なる現代(いま)
 視えない君も現代人ね

5首目は現代の人間界で人間のふりをしている妖怪がモデルです。

 残業で遅れて入る百鬼夜行
 スーツ姿で最後尾につく

6首目は私もちょっとよくわかってないです。
短歌も詩と同じで頭に浮かんだままに(少し文字数に合わせたりはする)書き留める書き方なので、理解していない歌もあります。
抽象的です。

 細胞をまるで銀河と皮肉んだ
 胎児の声が響く胎盤

絵はもぐらのつもりでしたが、手を生やした途端に胎児になったので、胎児の短歌を載せました。
本当はもぐらの詩に沿わせる予定でしたが、途中変更です。

のらりくらりと詩歌句を書いて遊んでいます。
来週は仕事の面接があります。
楽しみです。

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