見出し画像

日本のバレンタインデー、どうしてこうなった?

(2024/2/14 10:58書き換えしました)

バレンタインデーだったのでテキスト練習がてら、バレンタインデーについての解説を書いてみました。暇つぶしにでもなれば。


お菓子会社の陰謀?!


日本のバレンタインデーは商業主義に染まっていると言われてますが、近年のバレンタインデーを見ているとそう言いたくなる気持ちも分かるという感じです。くわえて、このバレンタインデーの形になったのは日本のお菓子会社の陰謀が働いていて……、という話が通説扱いになっているほどです。現代日本では1ヶ月ほどチョコが売り場に飛び交うバレンタインデーですが、初期はさすがにぱっとしなくて、売り上げが170円だけだった、という話も語られています。

どこの会社がキャンペーンを始めたの?

ところでこの広告を打ったというお菓子会社ですが、そもそもどこのお菓子会社だったのでしょうか? どうも、複数説があって混乱しますよね。やっぱり諸説あり、ということらしいのですが、とりあえず公式ホームページ等を参照しつつ記事を書いてみました。

・1932年・初めてモロゾフ株式会社がバレンタインの広告を載せる。なお1935年のものが最古の広告として確認されているようです。

・1958年・メリーチョコレートカンパニーが初めてバレンタインのキャンペーンを始める。
バレンタインデーの広告が出ても、売れ行きが芳しくなかったバレンタインデーのチョコレートでしたが、この年、店でキャンペーンを初めて行ったのがメリーチョコレートということだそうです。とはいえ行ったのが3日間ほどの短期だったため、大して売り上げにはつながらなかったとのこと。

・1960年・森永製菓が1月より『バレンタイン・ギフト・キャンペーン』を行う。このとき新聞や雑誌だけでなく、テレビ(フジテレビ)をも巻き込んだ広告展開をしたことにより、現在の形のバレンタインキャンペーンが形作られたのはこのときかららしい、とのこと。

森永製菓がバレンタインの陰謀の親玉みたいに言われるときがありますが、それはこういう理由なんですね……。

友チョコはいつから?

ところで近年は本命・義理チョコの他に友チョコなども出現しています。私は昭和生まれの人間なのですが、少なくとも子供のときは友チョコという概念はなかったですね……。調べてみると、2000年あたりから始まった習慣らしいです。ああ、そういえば学生時代友チョコの概念がなかったのは年代ずれてたからなのか、と……。とはいえ、近年は私も友チョコの習慣にはがっつり乗らせていただいて、お友達にチョコをあげてます。かしこまらずに渡せるので便利な習慣です笑

追記その1・バレンタインデーの始まり

一応追記しておくと、バレンタインデーの始まりは、3世紀、ローマで皇帝により若者の結婚が禁じられていたところをひそかに結婚させていた聖ヴァレンティノの処刑された日、とのこと。彼は現在、恋人達の守護聖人として祭られています。処刑された年代は説によってずれがあり、269年とも、273年とも言われていますが、正確なところは不明です。

追記その2・他国のバレンタインデーの形


そういや他の国はバレンタインデーを違う形で祝う、とけっこう聞きますね。箇条書きで記載していきます。
・アメリカ:男性から女性にプレゼントをする日。花束・スイーツ・ジュエリー・ぬいぐるみ等のケースが多い(ホワイトデーなし)。
・イタリア:恋人たちの記念日として、二人で過ごすことがメイン。なおプレゼントは男性から女性に贈られる確率のほうが高い(ホワイトデーなし)。
・フランス:愛し合う恋人や夫婦がディナーを共にしたり、一緒に映画や劇を見たり、もしくは旅行の場合も(ホワイトデーなし)。
・韓国:女性から男性にプレゼントを贈る日。とはいえあまり義理チョコは普及しておらず、愛の告白という意味合いが強い(ホワイトデーあり)。

所変われば品変わる、というか形は随分変わるものですねえ……。

他参考サイト


気が向きましたらお茶おごってやるか~的にサポートしていただけたら有り難いです。創作の燃料にはなります。