見出し画像

イラストメイキング1-4・色塗り髪の毛編

(追記:2023/12/02に素材リンク張りました)
今回からイラストメイキングは塗り編です。このイラストはかなり塗りに力を入れて(特に髪の毛は)がんばったので解説も丁寧にしようと思いました。でも8月中は暑くてその気力がわきませんでした(^_^;)

普段は常に肌から塗っているのですが(お絵描き技法の本で「人物画では肌がすべての基準色になるから」というのを読みなるほど!と思ったから以後ずっとそうしてます)、今回は気力のあるうちに一番めんどくさい髪の毛解説をやっておきます。

とりあえず塗りをどういう風に色分けしたかという感じで色別画像をあげておきます。塗るときはさらに細かく部分別に塗ってますけど(数えたら髪の毛で16レイヤー使ってた)。

影1
影2
影3
影1~3+髪ハイライト
髪にピンクの光をのせています


ピンクはほんとほんのり的にしか塗っておらず薄いので他のレイヤー閉じて表示しなおしましたが……、やっぱりわからない(^_^;)

影を塗る際はメインに『フワ影エアブラシ』(wanwanwan9さまのフワ影ペンに含まれている無料素材です、素材番号1711981)と、ときどき標準ツールの『エアブラシ柔らか』を使いました。

なんというか、体力も気力もそこそこあった時期に描いていたものなので、やたら細かく描いてます。

で、エアブラシツールですが、いままでずっと消しゴムツール使用で色を消してました。が!とあるお絵描き動画を見たら、「ここは透明色で色を消しますね」なにー!!透明色で消す?!なるほど、そうすればエアブラシツールで消せることになるからより細かい作業が可能に!!すげー!!!と驚きましたね。ていうか今頃知るなよって話なんですが。

ちなみに描画色と透明色の切り替えキーはクリスタ標準状態だとCキーがショートカットにあてられています。これを使うと本当に作業はかどります。

あと私は不器用なのと、筆圧バカなので、常にタブレットでがっしがっし力いっぱい塗ってたため色塗りで濃淡の表現という概念がなかったです……。はい、力を抜くと薄く表現できるんですね……。CG歴何年だよお前……。筆圧が強い方はこれを頭に入れるといい感じです……。

で、塗り方はブラシツールで塗った後ツールを透明色にして形を整えるという作業の繰り返しですね、基本。私は不器用だし、持病影響で手が震えることもあるので何回も何回も何回もこういう作業はやり直しする羽目になります。まあ、そのほうがいいものはできますしね。最近肝に銘じている言葉としては『神は細部に宿る』(近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉とのこと)です。自分で細かい作業やりだしたらこれを実感しました。……そこまで大した絵は描けてませんが。

んで、髪の毛ハイライトは前述同様エアブラシの透明色で消しているのでいつもより細かい表現ができました。

なお今回、絵の全体にうすい桃色をかぶせてその後色を調整してました。この子のイメージカラーが赤・黄・橙なのでじゃあ薄いピンクを重ねてみようかな、と思った次第です。オリジナルキャラクターの場合はキャラごとにイメージカラーを作っておくと色を塗るとき便利かもです。3色ぐらいに絞るのがいいかな~と思います。

なお今回、はじめてやってみた色塗り方法は主線の内側を1ラインぐらい削ることですね。光の当たり方、リアルとは違ってもイラスト的なウソとしてなんとなく映えそうだと思ったんでやってみたのです。試行錯誤してます。

1ライン内側の色を削ってます

ただこれも何回もやり直ししてます、アンドゥとリドゥ(元に戻すとやり直し)機能使いまくれば偶然でもうまくいくときがあるからそこまで頑張れって感じです!

なお塗りのとき、私が背景に緑色敷くのは色抜けを見逃さないようにするためです。何色でもいいとは思いますが、自分は目に優しい緑色を使います。

とりあえず髪の毛はこんな感じで塗りました。では次回へ。

(追記:2023/12/09! では次回へ、とか書きましたがあのあと体調をかなり崩しまして、現在の状態だとカラーイラストメイキングを書くのがきつい状態です……。しばらく放置になります、すみません……)

→2024/03/16にやっと続きを描いてアップしました!メイキングのマガジン内に入れました。

気が向きましたらお茶おごってやるか~的にサポートしていただけたら有り難いです。創作の燃料にはなります。