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#13【犬がしっぽを振るワケ】知ってる?

こんにちは!
15年以上、【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

今回は、【犬がしっぽを振るワケ】についてお話します!

みなさん、目が合った犬がしっぽを振ってこっちにやってきたら、
可愛いワンちゃんに近づいたときにそのワンちゃんがしっぽを振っていたら
どう思いますか?

「あ、しっぽを振っているから興味があるのかな?遊びたいのかな?」
と思うかもしれません。

犬がしっぽを振る=友好的な気持ち・リラックス・喜びを示している

というのは、正解なのですが、実は違う意味もあるんです!

それは・・・・

「緊張している・警戒している・怖い」

という事の現れでもあるんです!

「え~つ!」と思われた方もいるかもしれませんね!
では、

「友好的・喜び・リラックスの気持ち」と
「緊張・警戒・恐怖の気持ち」の時のしっぽの振り方
どう違うのでしょうか?

まず、ワンちゃんがしっぽを振っているとき、
そのしっぽの位置と振り方をよく見てください!

もし、
ワンちゃんのしっぽが、高い位置で、ぴんと張っていて、
小刻みに、早く振られているとき。
これは、「緊張・警戒」の気持ちが強く出ています。


例えば、初めて出会うワンちゃんと対面して近づく場合。
双方ともにピン!としっぽを立てて近づくこと、ありませんか・

もし、
ワンちゃんのしっぽが、身体の少し上からナチュラルな位置で
大きく振られているとき。
これはどちらかというと「友好的・嬉しい」気持ちが強いです。

これはよく見ますよね!家族が帰ってきたり、お散歩に行く準備をしているとき。
撫でられてリラックスしているときも、ゆったり大きくしっぽを振ります。

もし、ワンちゃんのしっぽが、お尻に近い低い位置で
小さめに振られているときは「ちょっと怖い、怯え」の気持ちが強いです。

ドッグランなどで、初めてのワンちゃんと遊んでいたのだけれど、
相手の方が少し強かったり。怒られているときにもこういう振り方をすることがありますね。

大切なことは、しっぽだけでなく、ワンちゃんの体全体をよく観察する事です。

例えば緊張・警戒しているとき、ワンちゃんは身体全体を前のめりにして、
大きく見せようと耳を立てたり背中の毛を立てたり、目を見開いたり。

この状態は、「喜んでいる」と思われる場合も多いのですが、
口の中では小さく唸っている場合もあります。
「警戒状態」にあるワンちゃんには距離を取る・目をそらすなど
こちらに敵意が無い事を示してあげて下さいね。

怖い気持ちのワンちゃんは反対に、身体を丸めて小さくしたり
耳や目、身体全体を伏せたり、顔を背けたり、場合によってはお腹を見せたり失禁します。

この状態のワンちゃんにも、
むやみに手を出さないで上げる事をお勧めします。
強すぎる恐怖は、追いつめられると攻撃に反転することが在るからです。

「しっぽを振ってるから大丈夫」とは思わず
「もう、降参です。僕は敵意はないので、そっとしておいてください!」というサインなので、そっとしてあげましょう。

もし飼い犬を叱っているときにこういう態度の場合には
この状態は「反省」ではないですよ~!前回の復習!「怒らないで~」のサインです。

犬は、言語ではなく、ボディランゲージを発達させて相手とコミュニケーションを取る生き物なので、人間に対してもその方法を使う事が良くあります。

このボディランゲージを間違えて読み取ってしまうと、ワンちゃんとの関係を損なう事にもなりかねません!

悲しいことに、ワンちゃんに咬まれたり、突然吠えられたりして
ワンちゃんを嫌いになってしまうお子さんがいます。

「しっぽを振っているとき全部、嬉しいとは限らない」事。


小さなお子さんを持つ親御さんはぜひ、お子さんに教えてあげて下さい!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします♪

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