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#138.【《犬と子供を考える⑤》犬の世話を子供にさせるには、何歳になってから?】

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

前回は
#137 .【《犬と子供を考える④》一番気を付けたい時期と3つのパターン】

をお届けいたしました👇

https://note.com/sanaojing/n/na0c89aab1451

このシリーズでは

「犬嫌いの子供」を作らないために出来る事

をお話しています。

今回は、

「犬の世話を子供にさせるには、何歳になってから?」

というテーマでお話をしたいと思います。

これは、「犬を飼いたい」とお子さんにせがまれて飼った場合の親御さん、またはそのご予定のある方には、ぜひご覧いただきたい内容となります。

「犬の世話」といっても、色々なものがありますよね。



代表的なものを上げてみましょう
・ご飯の用意
・ご飯をあげる
・お水をあげる、取り換える
・食器を片付ける
・ブラッシング
・歯磨き
・お散歩
・シャンプー
・ドライヤー
・足拭き
・遊び
・動物病院へ連れていく(予約・送迎含む)
・トリミングサロンに連れていく
・しつけ・トレーニング

使っているようなら、
・排泄物の片付け
・トイレの清掃
・ハウスやベッドの片付け、清掃
・犬の用品の整理、片付け、選択

細かい事をさらに言えば、
・犬のご飯やおやつ、おもちゃの買い出し
・お散歩前の首輪、ハーネス、リード付け、散歩後の外し
・お洋服の脱着
・お皿や水の器を洗う
・お散歩バッグの中身の補充・点検
・お散歩中の排泄物のゴミ捨て

などもありますね。

このように、「犬の世話」といっても、色々なことがあります。

金銭的な事、契約関係などはどうしても親御さんのみの担当となります。

そしてこのなかで、

子供たちの一番人気といえば「散歩」「ご飯」「遊び」でしょう。


子供たちに人気の「散歩」ですが、
私は犬の散歩に子供だけで行かせることはお勧めしません。

少なくとも、中学に入るまでは、
子供と犬だけでは行かせない方がいいと思いますし、
4年生の息子にも、1人で散歩させたことはありません。

もし、お子さんが「犬の散歩に行きたい」という場合は、
中学生になるまでくらいには、
必ず親御さんがついていくほうがいいと思います。

もちろん、その子供さんの性格、
犬の年齢や性格、行動パターン、
生活環境、危険度指数などにも大きく影響します。

特に小さなお子さんと、仔犬や若い犬というのは危険が伴います。

わが家は、私と子供たちが一緒にいる時には、
一緒にお散歩に行きました。

娘はリードを持ちたがります。

わが家の犬は老犬で、歩くのもよぼよぼ。

3歳までは、公園でも娘が持ちたい場合には2本リードを付けて
短い方を渡し、長い方を私が持っていました。

もちろん、道路わきや人・自転車等の通行がある場所では、
リードは持たせることはしません。

さらに元気な幼児と老犬ですから、
娘が引っ張ったりしないようにも注意します。

犬は犬のペースで歩きたいのですから。

言うまでもなく、小さなお子さんとのお散歩は親御さんは
その動きに注意する事が大変で、
犬には集中できないことが多いと思います。

私はなるべく、犬の散歩については、犬の為の時間ですから、
子供がいないタイミングを狙っていっていましたが
実生活ではそれは難しい方が多い場合が多いと思います。

また、家の中で「お世話をしたい」という場合には、
積極的にやってもらっています。

これは、犬と子供の関係性を培う上でもとても大切で、
特に「ごはん」「あそび」「しつけ」「掃除」などは
積極的にかかわる事で、

「命あるものに接する時のマナー」を学ぶことが出来ます。


たとえば、息子は散歩の後に足を拭いてくれることが在りますが、
どの角度から足をもって、どのように拭くのか。

どんな力加減で足を拭くのか。
ということをもう理解ができます。

わが家の愛犬は4キロもないので、抱っこもできますが、
抱き方や抱くタイミング、抱いたり触ったりしないほうがいいタイミング、これらをおしえることも大事だと思います。

無理に触ったり、痛かったり苦しい抱き上げ方をしたりすることは、
犬に対してはマナー違反だと思うのです。

具体的に「だっこ」は初めは、
4歳ごろからスタートしますが、
最初は座った状態で、犬が子供のほうに寄ってきたら。にしています。

3歳までは、犬が寄ってきて舐めたり子供の上や隣に座っても、
片手で撫でるだけ、両手で抱きかかえることはさせていませんでした。

片手か両手か。これは大きな違いがあります。

自由か、拘束されているか。
その違いがあるからです。



抱っこのみならず、足や体を拭いたりブラシをする、
リードやハーネスを付けることは「拘束」になります。

「この人になら拘束されてもいいや」と犬が思うためには
日頃の信頼関係が必要です。

その為には「あそび」や「ごはん」など、
犬が欲しがるものを良い関係性の中で与えるということが有効です。

たとえば、
「お子さんがご飯を用意しているとき、上げようとしているとき、跳び付いたり吠えたりしない」
「おもちゃを使って遊ぶ時、体に歯を当てない。」
「おもちゃのシェアができる」といった

【子供と犬の間のルール】を明確にしておくこと

で、犬と子供の信頼関係は上がります。

信頼関係がしっかりと出来ていくことで、
犬は子供を「自分の事を尊重してくれる大切な人」と認識していきます。

「未知の生き物」がここまで変化したら万々歳ですよね!

犬の大きさ、年齢、性格、トレーニング度合いにもよりますが、
お子さんが3歳以下の場合には、親御さんが行う事を、
見せてあげるようにしましょう。

もし、時間が取れて、
子供さんがやりたいという場合には、
「ご飯をあげる」ことからスタートしましょう。

ご飯のうちの半分の量を、まずは親御さんが器に入れて、
犬に待たせてから、食べて良いよ、と与えます。

(食事の前の「マテ」は必ずしも必要だと思いませんが、
子供さんが小さい場合には犬に習慣として覚えてもらう方が安全です)

犬が食べ終えたら、もう半分を器に入れて、
お子さんと一緒に器をもって、マテをかけ、犬に与えます。

こうして、犬とお子さん双方に、「食事の時のルール」を理解し、
二人だけでも出来るようにしていきます。

お子さんが3歳を過ぎたら、親御さんの監視下で、
1人でご飯を上げる事も出来るようになっていきます。

おもちゃでの遊びに関しては、犬の大きさや年齢、
おもちゃへの執着度合いが違いますので、一概に言えませんが、

「おもちゃで遊ぶルール」が言葉できちんと理解が出来る
4歳ごろからが良いと思います。

2歳くらいのお子さんだと、言葉の理解や、
遊びのルールを認識する事が難しいことがあるからです。

もちろん、言葉での意思疎通がきちんとできる前でも、
「片付ける」「整理する」お散歩のときにはお散歩バッグを持つ、
などを親御さんと一緒にできることはたくさんあります。


わが家の娘は、自分の排泄時と犬が排泄したときには
同じように私を呼んで、おしえてくれたものです。

そういう時には

「おしえてくれてありがとう!」と大げさに褒める

事で、

「自分も犬のお世話の役に立っている」と自信につながります

よ。

「小さいから、まだダメ」ではなく、
出来る事から少しずつ関わらせるといいと、私は思っています。

さて、次回は「子供が犬を飼いたいと言ったら何歳からOK?」というテーマでお話をしたいと思います!


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