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先生の役割

「ドラゴン桜」というドラマがあった。
落ちこぼれの高校生たちを
現役で東大に合格させるという最低から最高への成功物語で
いろいろな面白い勉強法や東大に合格するための戦略が注目されて
ずいぶんテレビでも取り上げられていたのだが…
ただ、ほとんどが「すごい勉強法」の安易な紹介に終わっていた。
本当はもっと見てほしい大事なことがあったのに。
それは、勉強法もさることながら
落ちこぼれの高校生たちのために
超個性的な先生たちが一生懸命に教える姿だった。
その高校生たちは
そこで初めて自分を認めてくれる大人に出会って
自分の居場所ができたのだ。
それが何より見ていてうれしいところだった。

勉強は単に試験で得点するためにするんじゃない。
自分が世の中で生きていくために必要な
知恵と力を身に付けるためにするものだ。
これさえ覚えていれば大丈夫、なんてことは絶対に無いし
合格したら終わりではない。
結婚や就職と同じで合格はむしろ始まりなのだ。

ちなみに、ある週刊誌の記事で近い将来無くなる仕事として
「教師」を挙げていた。
理由は「知識の伝達しかしていないから」。
高校までの知識だったらUSBメモリ一つに収まってしまうから
それを自分で検索して学べばいいという。

この人はわかってない。
不勉強です。

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