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ソドムとゴモラが悪徳の町になったのは

今から3700年前に
死海の北にある地域に隕石が落下して都市がひとつ消滅した
という記事が数年前にツイッターをにぎわせた。
それって旧約聖書に出てくるソドムとゴモラの話の元ネタではと
ツイッター上では大いに盛り上がったのである。
さてそこで
その記事を読んで
ソドムとゴモラが悪徳の町になったワケがわかったように思えた。
聖書では、悪徳の町だったから神が天から硫黄と火を降らせて滅ぼした
となっているが
これはもしや
理不尽な理解不能の大災害で町が消滅してしまったことに対して
あとから“こじつけた”理由なのではないかと。
周りの土地の人たちは、ひたすらに恐れおののきながらも
この天から落ちてきた未曽有の厄災の理由を求めたに違いない。
そして自分たちに“神罰”が降りかからないように
消えてしまった町は、自分たちの町とは全然違うのだと
あんな目に遭うくらいだから・神様のバチが当たったんだから
よーーーっぽど悪いことしてたに違いないのだと。
あああーんなことや・こおおおーんなことや
やってたんだろ?え?おい?
というワケで
消滅してしまった町は
当時の地域の人々が考えうる限りの
「悪徳」の巣窟だったことにされたのではなかろうか。
もちろん
善人だろうと悪人だろうと自然は容赦なく牙をむくが
そんなこと、とても受け入れることはできないし
恐ろしいことこの上ないから
神様の罰が当たるくらいに悪い町だったことにされたのだと。
そうすることで
あたしたち、あそことはカンケイない・違うんだからね!
と、安心したかったのだと
あたしゃ、そう思う。

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