色々と片付けたい、というか処分したい食器類がある。
これが自分で買ったものなら、決めるのは簡単なのだが簡単ではないのはこれがウチの姑の姑や高齢の親戚から渡って来たものだからに他ならない。
それなりに良い物なのは確かなのだが、何しろ時代が古いので今どきの若い人向けではないのも確かなので、できれば価値のわかる人に大事に使ってもらえたらと願ってはいる。だが、そうした人が誰も出てこなかったら？
最終的に中古品を扱う業者に持ち込むことになる、のだろうが、買取価格を付けられて買い取られるということに大きな抵抗があるのだ。
自分が望むのは
誰かが大事に使ってくれることで買い取ってもらうことではない。
もちろん、買い取り業者からまた誰かが購入して使うのだから同じことだとは「頭では」わかるのだが「気持ち」が納得しない。値段を付けられるとその価値に貶められる気がして。
総じて買取価格というのは非常に安いものだ。
その一方で、もし、自分がよく知っている誠実な古物商がいたとしたなら、喜んで買い取ってもらうだろう。要するに気持ちの問題なのだ。
それは始めに書いたように、自分と何十年のつながりを持つ人の持ち物だったから。
ともあれ、遠からずすべての処分を任されるのだろうから、それまでに自分の心が納得してくれればと願っている。