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あたらぼ研究員インタビュー企画:第2弾 りょーちんさん「全省庁統一資格ってなーに?」

プロローグ

りょーちんさんの自主企画のテーマは「全省庁統一資格」です。ちょっと難しそうなテーマですが、ぜひくわしく聞いてみようと思います。
また、りょーちんさんは作家でもあります。ほぼ毎月Amazonで出版されています。そのバイタリティや溢れ出るアイデアは一体どこから、、、?注目のインタビューです!

インタビュー

著書のこと

サンチェス:まず最初にちょっと著書のことについて伺いたいんですが、結構な頻度で書かれていますよね?今も書かれているんですか?

りょーちんさん:はい、今は発達障害の本とSDGsの本を書いています。どちらも入門書のような形なんですが、とくにSDGsについては、用語は知っていても全体像をうまく把握している人って少ないと思うんです。それをうまくほぐしながら多くの人が関われるように解説していける本を考えています。

サンチェス:なんと今月は2冊!私もほんの執筆には興味があります。実は並行して後述の「実験」と「執筆」を組み合わせたイベントも企画しています。乞うご期待!

研究員制度、どこで知りました?

サンチェス:研究員制度について伺います。この制度、どこで情報を得ましたか?

りょーちんさん:知り合いからです。彼女がTwitter上でつぶやいていたことに反応しました。以前、他のオンラインサロンにも参加していたのですが、結構参加者の熱量がすごかったので、似たような経験ができるかな?と思い参加しました。

サンチェス:オンラインサロンの参加経験があるのですね。有名ドコロは参加者のモチベーションが高く、議論も活発と聞いています。

りょーちんさん:そのとおりです。私が所属していたのはKさんという有名人が主宰しているものだったのですが、おもしろい議論が頻繁にかわされていました。そこで取り上げて反応が良かったのが、「実験」と「全省庁統一資格」だったんです。研究員制度では、後者に重点を置いて活動してみようと考えました。

自主企画で取り組んでいること

サンチェス:自主企画で取り組んでいることについて教えてください。

りょーちんさん:研究員制度でのゴールは、「全省庁統一資格」を取得し、実際に落札し、その解説本を書くことです。
「全省庁統一資格」とは、国の仕事を受ける際に必要な資格のことです。手続きはオンラインでできるのですが、少しややこしいので、多くの人が挑戦する、というものではありません。しかし、国内で実施されている入札や仕事調達のほとんどに国が関わっています。稼ぐ手段を増やすなら国相手にやってみたいなと感じたんです。

また入札を通じて人脈をひろげ、参加企業からも仕事をもらいたい、という思惑もあります。落札できたら基本的にはラッキー、でしょうか。しかし、国の事業は業者との癒着を防ぐため、何年かに一度、シャッフルが行われます。新規参入者にもチャンスはある!と信じて入札に参加し続けています。

また、実際に関わってみて、「持ち込み案件」というものが存在することも知りました。「こういうことしたいからお金ください」と関係省庁に提示することができるんです。落札して経験を積んだ暁には、この持ち込み案件にも取り組んでいきたいです。あとは、国っていろいろな事業やってるんだな、と改めて気がつきました。

この3ヶ月を振り返って

サンチェス:この3ヶ月で面白かったことはありますか?

りょーちんさん:資格をとってポータルに入ると、国が現在募集している案件をいろいろ見ることができます。例えば、クマと共存できる施策募集、とか。もちろん、応募するにはそれ相応の経験がある人、例えば事業従事者や教授などに限られます。ただのアイデア募集ではないんですね。実際に政策として行える提案を募っています。

他にもいろいろあるんですが、これがとてもおもしろい。今は、自分自身ができることをわきまえて、入札に参加するよう心がけています。いろいろな情報に触れると、あれやってみたいこれやってみたいとワーっとたくさんのアイデアが出てくるんですが、焦らず冷静な視点が大事だなと感じています。

研究員制度でのゴール

サンチェス:研究員制度を通じてのゴール、継続してやっていきたいことありますか?

りょーちんさん:まずは、全省庁統一資格に関する本を書きたいです。そして取得したい人のサポートもやりたい。
というのも、私にはひとつ目標がありまして。

「国を変えたいんです。」

この国、マジョリティに属していればとても生きやすい、いい国なんですが、何らかの障害を抱えていたり、マイノリティだったりすると、途端に生きづらくなってしまうんです。自分もそうなのですが、潜在的なマイノリティって意外とたくさんいると思うんです。ふとしたアクシデントや選択の行き違いから、ある意味「枠組み」から外れてしまい、あ自分はマイノリティだったんだって発覚する。この瞬間に目の前の風景がガラッと変わっていまいます。

これは個性を重視する時代にはナンセンスでしょう。「枠組み」の中のひとが生きやすい社会ではなく、みんなが、そのままで、生きやすい社会を作りたいんです。そのためには国の意識を変えたい。国の意識を変えるということは国の仕事を作っている人の意識を変える事が大切だと考えています。だから「全省庁統一資格」に注目してみました。

働くとは?

サンチェス:りょーちんさんにとって「働く」とは何でしょうか?

りょーちんさん:「ワクワクすること!」です。自分がやりたいことにフォーカスをしぼった働き方を実践しています。自分の特徴的な性格が発覚してからは、例えばコンビニのバイトなどには興味がなくなりました。レジの仕事だって今じゃやることも多く大変です。自分が従事したら、トラブルばかりじゃないかな。それよりも、もっと自分にあった仕事に集中しています。

仕事の原点は、過去に大学とその関連機関で従事していた「実験」です。実験って1つのことの繰り返しなんです。それをPDCAサイクルにかけて、ひたすら改善していくこと。PDCAってよくビジネス書なんかでも語られていますが、本質を理解できている人は多くありません。今の肩書には「PDCAアドバイザー」も使っていて、それを武器に仕事もしています。

あとは、お金はそれまでの経験やモノがつながった瞬間に入ってくるんだと思っています。特にフリーランスの場合はそう。案件受注で報酬発生とかそういった単純なものではなくて、仕事との関係性、他人との関係性でいろいろな輪が強化されて初めて「お金」を手にできると感じています。

サンチェス:本日はありがとうございました!

インタビューを終えて

全省庁統一資格を通じて仕事をすることで国を変えたい!と豪語するりょーちんさん。豪語、と書きましたがふだんは控えめな方です。自分の話したいことや得意な分野になると、元気になってくるのが伝わってきます。

「日本という国はたしかに素晴らしい。でも壁が多すぎる。もっとこの壁を低くしたら多くの人が活躍できるのに。」

インタビュー中に印象に残った言葉です。お話を伺っていて、もう共感ばかりでした。一人ひとりの意識が世間や社会、そして国を変えていくんじゃないでしょうか。デモなどではなく、そこで「仕事」に注目したセンスにも、りょーちんさんらしさを感じたひとときでした。

りょーちんさんのnote

最新note(2022/09/16現在)

 


自分メインの記事もありますが、基本的には誰かの役に立つ記事執筆を心がけています。ご支援いただけたら、次お目にかかる際は、もっと進化したプロになります!!