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ベンベルグ®ラボ2期スタート!

産地の学校×旭化成株式会社による産学連携プロジェクト<ベンベルグ>ラボ2期が開講しました。今期は、服飾専門学校生や大学生など次世代の繊維産業を担う14名の学生が参加。11 月の最終回「ラボで得た学びの報告会」まで全10講にわたり、講義や繊維産地への工場見学を通して<ベンベルグ>の魅力を学んでいきます。

初回講義のテーマは「オリエンテーション自己紹介・繊維の基礎知識・日本 の産地説明」。産地の学校事務局の宮浦の挨拶から講義はスタートしました。「繊維、素材について自ら学びたいというモチベーションの高い人たち が集まれるポジティブな場はなかなかありません。ここでこうして出会えたことに価値があると信じています」と宮浦。

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各産地の説明に入る前に、アパレル業界の川上から川下(服が企画から製品化し販売されるまでの流れ)について学びました。
日本の繊維産業はその多くが分業制で工程も多岐にわたるため、すぐに全てを理解するのは容易ではありません。まずは<ベンベルグ>ラボで見学にうかがう各工場が、一連の流れのなかでどの位置にあり、なにを生産しているのかを感覚的に理解していきます。

続いて繊維産地の説明では、「尾州」「遠州」「播州」「米沢」「桐生」などの産地の特長を始め、日本の各産地の地域性と得意な繊維を紹介。宮浦の言葉が一方通行にならないように、常にスマホで気になることを検索しながら質疑応答を行いました。これは、ただ教わっているという受け身の姿勢ではなく、自ら学びの動機をみつけて興味の幅を広げてもらいたいというラボの新たな試みによるもの。

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後半は、ラボメンバーによる自己紹介です。
デザイナーやパタンナー志望を始め、アパレル業界の生産背景に興味がある方、サステナブルな素材について学びたい方など興味の方向性も様々。<ベンベルグ>ラボ1期に負けず劣らずの個性豊かなメンバーが揃い、今後の展開がますます楽しみになるばかりです。

特に、サステナブルや生分解性といったワードがポンポン飛び出してきました。人間社会や自然環境といった地域社会全体を巻き込んだ産業の捉え方がスタンダードになっていると改めて考えさせられる初回講義でした。

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志が似た者同士は打ち解け合うのも早いもの。そのあとに行われた親睦会ではアットホームな雰囲気のなか、旭化成株式会社の関係者を含め事務局とラボメンバーが入り混じり、尽きることのない繊維トークに花を咲かせていました。

次回は、「ベンベルグ裏地ミュージアム+」を見学します!

事務局

※ベンベルグ®は旭化成株式会社の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです。

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