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令和6年のおっさんに問われているものは?

令和6年1月スタートのドラマは、おっさんに関係するドラマが2本放送されます。
TBSで金曜夜10時から放送の「不適切にもほどがある」
宮藤官九郎脚本、阿部サダオ主演という黄金コンビの作品です。
もうひとつは東海テレビ、フジテレビ系列で土曜夜11時40分から放送の「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
こちらはネプチューンの原田泰造さんが主演です。

令和6年の新春におっさんに関係するドラマが2本も始まるのは偶然でしょうか?
若者のテレビ離れにより恋愛ものを放送しても視聴率が取れないとか、旧ジャニーズの問題があったのでリスク回避のため出演者が限定されたなどの現実的な事情もあるのでしょう。
でもそれだけの理由でおっさんのドラマが2本も出てきたのではないと思います。

令和の時代に入って、日本もようやく目が覚めてきました。
それはコロナという世の中の常識を覆す感染症が広まったことが大きな要因です。コロナは外圧です。残念ながら、日本人が自ら目を覚ましたのではありません。それでも世の中の常識は変わりました。それくらいコロナという外圧は強烈なものでした。

会社に行かなくても仕事はできる、
書類による承認は必ずしも必要ではない、
意味のない飲み会が無くなった。

今までのニッポン株式会社の慣習が覆りました。ただ、会社のルールを決めるのはおっさんです。コロナが落ち着いて日常が戻ってきた今、会社のルールは時代に対応しているでしょうか?

若者は変化への対応が柔軟なのですぐに慣れました。しかし、おっさんは「昔はよかった」とか「自分が若いころはこうだった」みたいに過去に引きずられます。変化にあらがおうとします。コロナが収まったから昔のやり方に戻そうとします。

そんなおっさんたちに対して
「いい加減、目を覚ませよおっさん!!」
「今気がついたならまだ許してやるぞおっさん!!」
という若者たちからの奮起を促すメッセージなのではないでしょうか?

今までの自分の考え方を否定したくない、
新しいことに挑戦するのは不安だ、
若い人には分からないだろう。
たくさんの感情がおっさんの頭の中でぐるぐると回っているのだと思います。おっさんの価値観や考え方はとても立派です。たくさんの経験を通じて形成されてきたのは認めます。

でも、でも、時代は変わりました。
そのとてつもなく大きな変化におっさんが束になって、いくら抵抗してもかなうわけはありません。
ならば、その大きな変化に対して自分の考え方を更新しなければなりません。ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか」でいうところのアップデートです。

「アップデートできるかどうか」
これが令和6年のおっさんに求められていることです。

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