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文フリ東京37 記録と今後

11月21日 文学フリマ東京37 に出店しました。
ジャンル 妖怪もののけ
ブースにお立ち寄りくださり、ありがとうございました!

1年ぶりに新刊「猫屋奇譚 百鬼夜行」を発行しました。
薬師と呼ばれる鬼を軸とした話になり、夏から最終話の大晦日までの話になりました。

・新刊 百鬼夜行の表紙 

猫屋奇譚 百鬼夜行


・文フリ東京37にての山吹屋ブース

山吹屋 ブース
新刊 猫屋奇譚 百鬼夜行

・今回の文フリに出店して考えたこと
今回ブースに立ち寄ってくださった方からよく聞かれたのが、
猫屋奇譚でどれが一番初めの本になるのかでした。
「月光の記憶」が初期の頃の作品を集めた短編集になり、橘と烏天狗の過去と現在とを平行で進行させた第1シリーズとして紹介をしました。

ですが、何か他にもっとアプローチは出来ないかなと考えまして。
そういえば、何故に鬼の晴は猫屋で働いているのか。
実際に猫屋に常駐している晴と橘の初めての冒険?ではなく奇譚を書いてみたい気持ちに駆られました。
実はこの二人での話を書きたい気持ちは以前から私自身の中にあり、
百鬼夜行の中での短編「鬼に会うこと」もその出だしになっています。
薬師を追って来た橘と晴がほんの僅かに出会い、晴としてはもう会うこともないとしながら別れる。二人の初めての奇譚につなげたいです。
まだ次の文フリまで時間もありますし、色々と考えたい。

・猫屋奇譚 統合
どれが一番古いのかと聞かれて、もう一つ考えたこと。
猫屋はイベント参加のたびに、少しずつ書いては1冊の本にしてきました。だいぶシリーズが溜まりました。ここらで一度整理をします。
それにせっかくブースに立ち寄ってくださった方が迷って、私自身もどれが一番のおすすめかと言えない。☜自分としてはどの本も可愛い。

もともと、季節を通じての話が好きで、1年間を網羅した話を揃えたい希望もありました。
小分け状態になっている本を季節ごとに分厚くまとめます。
それに、これまでは分厚い本よりも薄く価格も安い本の方が手にされやすいと考えていましたが、文フリで「項数が多い本が良い」との言葉も聞いたのも、統合を決めるきっかけになりました。

統合するにあたり、当分の間は猫屋は「月光の記憶、鬼の留守、鬼の箱、百鬼夜行」と、来年の5月に申し込んだ文フリでの新刊予定本のみを並べます。
統合させる本は「葉月、花暦、吉兆(完売もかねて)、半夏生」です。
また統合後に宜しければ、お付き合いくださいませ。

・統合をしている間に
統合にかなり時間がかかります。年単位になると思います。
その間を埋めたいので。
気に入っている話をいくつか小説家になろうにアップします。
既に「吉兆」から「さいころあそび吉兆編」をアップしています。
この記事の下にリンクを貼っていこうかと考えていますので、お時間のあります時にでも遊びにいらしてください。

また、12月に委託参加をしました「そこの路地入ったとこ文庫」様にて
「花暦」から「竜胆」を単体コピー本に仕立てました。
このような感じでも出して行きたく考えています。

・小説家になろうリンク

猫屋奇譚総合ページリンク https://novel18.syosetu.com/n0978dw/

「さいころあそび吉兆編」https://ncode.syosetu.com/n0978dw/88/

「雪消月」https://ncode.syosetu.com/n0978dw/93/

ハート国物語
「3つの薔薇の事情」https://ncode.syosetu.com/n0978dw/63/


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