わたしたち
わたしは33歳の人妻。
今は仕事をしていない普通の主婦です。
夫は同い年で大企業の会社員。
2009年わたしが18歳の頃から付き合い始めて色々な事を乗り越え、2015年に結婚。
夫婦仲は良い。
まずはわたし自身のことを書いていこうと思う。
わたしは生まれた時からハッキリとした顔立ちで、塩顔の母にとって自慢の娘だった。
幼少期はいつもプリンセスの様な服を着せられ、可愛い可愛いと言われ育った。
わたしの母は男に影響されやすいタイプ。母親になりきれず常に女。悲劇のヒロイン。俗に言うダメ女だ。
父はとても濃い顔で身長も高く、大企業の会社員だったこともあり、とにかくモテたし気も多かった。こちらもダメ男。
父の浮気が原因で、両親は私が小学2年生の時に離婚。
父は家に寄り付かず、母は私と7歳上の異母兄を残して出て行った。
親のいない家で、食事も兄か父が様子を見に帰ってきた日しか摂れず、学校にもあまり行けないような生活が半年程続いた。
その後、親戚の家をたらい回しにされ小学5年生になり、再婚して子供ができた母に引き取られた。
再婚相手の義父は少々気性は荒いが、血の繋がらないわたしをちゃんと育ててくれる良い人で、自営業でそれなりに成功している。
そんなダメな親から生まれたわたし。
まともに恋愛できるわけがない。
人を好きになるという感情を無くしてしまっていた。
容姿が整っていて、わたしの事を好きだと言ってくれれば誰でもよかった。
ただただ愛される事に飢えていたし、それが嘘で身体が目的だとしても、その瞬間好きだと言って
貰えればそれで良かった。
わたしは高校1年生の時に処女を捨てた。
その頃まだ誰とも付き合った事なかったし、なんとなくバカにされたくなくて、練習(?)としてネットで知り合った男性とホテルへ行った。
約束した時から行為に至るまで、なんとなくの期待感と「痛かったら嫌だな」という恐怖感で何だかソワソワしていたのを今でも覚えている。
初めての行為はとても痛かったし、苦痛な面も多かったけど「こんなもんか、楽勝だな」と思った。
なぜか自信がついた。
その後は何人かの男性とお付き合いをして行為を重ねたけど、その行為自体が好きになる事はなかった。
夫と付き合うまでに出会ってきた男性の多くが年上だったんだけど、今思えばその人達は女子高生というブランドを求めていて、そのJKとSEXが出来る事をステータスにしていたと思う。
当時は可愛いとか好きとか言われてその気になっていたけど、高校卒業と同時にあっさりフラれて「そういうことか」と悟った。
高校卒業してから半年後、夫と出会い、すぐに交際し始めた。夫も当時はダメ男だった。
まぁ、ダメ女のわたしにダメ男の夫はお似合いか。
けど直感で「この人と結婚することになりそうだ」となぜか思った覚えがある。
この時はまだ、夫がNTR癖になるなんて思ってもなかったし、わたしがえっちな写真を載せるSNSアカウントを作るなんて想像してなかった。
続く
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