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抗がん剤の効果はなく食事療法を考えた心の中は嵐②

から元気でいた夫も
心中はあらしが吹きまくっていたと思う
抗がん剤の効果もあまり出なかったんです

私も毎日病院の行きかえり道
運転しながら号泣していました

家に帰っても不安で不安でしょうがなく号泣
こんなに急で進みが早いことに気持ちが追い付けなかった
私の心の中も嵐

面会中やLINEではなるべく日常のなんてことない話や
ステージ4でも回復した人の話とか
余命宣告されても食事療法で回復したとか
このお茶ががんに効くとか…

希望が持てるような話をしていました
そうなるようにも思えて
治って元気になった様子をイメージしたり

その頃の我が家のトイレには

  • ガマンしない

  • 気分よく過ごす

  • 大どんでんがえし!

と、紙に書いて貼って
絶えず目に入れてどんでん返しが起こって回復するように
祈ってました
ステージ4からの回復!の願い


この頃周りから
「知り合いの子が余命宣告受けたけど野菜メインの食事と
ガンに聞くお茶で回復した」等の話を聞き
食事の内容や、お茶の取り寄せを詳しく教えてもらいました


また母ががんだった時興味を持った「がんに効く食事」の
著者の医師の病院に連絡を取ったりしました

しかしもう夫は食べられない状態になっていたので
野菜ジュースを少し飲めるくらいで多量にとるのは難しい状態…

治療は何より本人が納得して行わないとできないというようなことを
看護師さんから優しく言われました
先生からもわざわざ電話でご連絡いただき
申し訳なかったです


夫は少しでも食べられそうなものを毎日考えて
LINEで「持ってきて」と連絡くれました
ほとんどお菓子のようなものでしたが…

何でもっと体にいいもの食べてくれないの!と
こころの中で叫んでいましたが
お菓子のようなものでも食べられると本人もうれしいようで
私もすごい、すごいと喜びました

ケアマネさんにこぼすと
食べられない時にいくら体に良いといわれても
嫌いなものは食べられないよと諭されました


焦りまくって自分の気持ちだけ先走って
夫の気持ちを考えていなかった

夫にはこの気持ち言わなくて良かった


この時期親身になって
見返りなど求めず教えてくれた人もいれば(当たり前ですよね)
何か目的があってアドバイスしてくる人もいて(物を売りたい)

そんな人のいう事を聞かないと
「あきらめているみたい」などと言われ
だいぶ傷つきました
ホントこんな時に営業なんて!


苦しい時の対応でどんな人かわかるという体験でした






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