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サンフレッチェの2024年各ポジション展望(その1)

おはようございます紫弓です。

各所でえらい評価の高いサンフレッチェ広島。
前回はサンフレッチェの評価を下げるための記事をネタ気味に書いてみました。

今回は多少真面目に2024年のサンフレッチェの展望について書いていこうかなと思います。

FW(1トップ)

メンバー

前回の記事にも書きましたが、FWの面子としては
・ピエロス・ソティリウ
・ドウグラス・ヴィエイラ
・大橋祐紀
以上の3人がメインとなります。
なおドウグラスV選手は歳が歳なんでスタメンではあまり使いたくない。
ということでスタメンで見るとピエロス選手と大橋選手の実質2人になります。この辺りがややこしいところ。
さて、稼働率が不安という話を前回書きましたが、正直2人同時に離脱はあまり考えられません。
というか2人も同時に離脱されたらそれはもう大事故です。
想定しても仕方ない。

また緊急時には陸次樹選手もいます。
ユースの愛簾選手に今年チャンスを与えるという話もスキッベ監督から出ていますね。

2023年の振り返り

2023年の課題は
ピエロス選手(ほぼ怪我。スタメン10試合で3得点)
ナッシム選手(26試合出場2得点。スタメンでは1得点1アシスト)
ドウグラス選手(途中出場で8得点。スタメンでは1アシスト)
という状況で、スタメンで機能するのはピエロス選手かナッシム選手。
点を取っているのはドウグラス選手という捻じれが起きていたことです。
結果を出しているドウグラス選手はスタメンで出たいというフラストレーションを溜めてしまいました。
そこにナッシム選手の怪我もあったり、マネジメントもあってかドウグラス選手のスタメンが多くなりました。

以上を踏まえて、2024年はドウグラス選手をベンチにおけるだけの説得力のあるFWが複数いる編成が必要となっていました。

展望

キプロス代表でスタメンとしてそれなりに結果を出しているピエロス選手。
昨年13得点という結果を残している大橋選手。
2枚のスタメンとして説得力のあるFWを揃えました。
これでドウグラス選手をスーパーサブとして使えそうです。
(納得するかは別問題)
基本は3人ともベンチ入りさせて、展開によって2人投入や1人交代など使い分けていく感じなると思います。
1トップをデコイに2列目やWBがシュートをするイメージがあるサンフレですが、FWにチャンスがないわけではないのはドウグラス選手の8得点やピエロス選手の10試合で3得点でもわかります。
ここが2023年からもっとシンプルに積み上げが期待できるところだと思いますから、2024年のサンフレを左右するポジションになるでしょう。

MF(2シャドー)

メンバー

・マルコス・ジュニオール
・満田誠(ボランチ兼務)
・エゼキエウ
・加藤陸次樹
・小原基樹(WB兼務?)
・中島洋太朗(ユース、ボランチ兼務?)
(・東峻希・川村拓夢・松本泰志)
去年の開幕時点で居なかった選手がいっぱい。
兼任の選手も多いですが最も層が厚いポジションですね。
マルコス選手とエゼキエウ選手以外は稼働率にも心配がなく、激しい競争が予想されます。

2023年の振り返り

満田選手と森島選手という2枚看板は居たものの、片方が抜ければ東選手や川村選手が他ポジションから移ってきたり大ベテラン柴崎選手が出てくるような状態で、層は厚い…かな?みたいな状態でした。

森島選手の移籍に代わってマルコス選手と陸次樹選手が加入。
満田選手をボランチに回すことで新加入の2シャドーを形成していました。
途中でマルコス選手のコンディションが整わなくなってからは満田選手が戻ったりエゼキエウ選手が入ったりという様子でしたね。

展望

とりあえずは陸次樹選手が軸となっていくと思います。
2列目としてはフィジカルが強く、ハードワークができ、得点力が有り、飛び出しの意識もあり、運ぶこともできるという驚天動地の万能シャドー。
パスの所がマルコス選手や森島選手に比べると物足りないところではありますが別に下手なわけじゃありません。そこは相方やWBボランチに任せましょう。

相方としてはこれまた万能シャドー、怪我が不安なマルコス選手。
キレキレドリブラー、怪我とシュート決定率が不安なエゼキエウ選手。
Mr.ハードワーカー、正直今の編成ならボランチで使いたい満田選手。
この辺りが中心になるでしょうか。

そこにJ2屈指のチャンスメーカー、ドリブルと判断に優れた小原選手。
まだユースで強度に不安は有りますが、ボールを持ったら何でもできる洋太朗選手。
東選手筆頭にユーティリティな選手たちが絡んでくるのでしょう。
もうこのポジションに関しては何も心配ないです。
メンバーには記載していませんが大橋選手もこのポジションで起用されて、ビハインド時にドウグラス・大橋・陸次樹というやけくそに見えるけど意外と機能しそうで破壊力抜群の組み合わせもありそうです。

MF(Wボランチ)

メンバー

・青山敏弘
・野津田岳人
・川村拓夢
・松本泰志
・満田誠(シャドー兼務)
(・東峻希・山﨑大地・細谷航平・中島洋太朗)

人数的には非常に豊富です。

2023年の振り返り

ここに関しては割とこちらで書いていたことがガチなんですよね。

いかんせん似たキャラクターの選手が多すぎる。
非常にBox to Boxというかボランチでもシャドーでもというような攻撃的な選手が多い。
野津田選手はまだビルドアップと横へのカバーの意識があるんですけど、選手によってはビルドアップに関与せずさっさと前に行って帰ってこない(これない)シーンもあったり…。
そんな選手ばかり起用するとバイタルがポッカリで流石にサンフレCB陣でもキツイ。

34試合中7試合でボランチの一角が前半で途中交代する。
そしてスタメンで30試合ボランチとして出た選手がいないという中々苦しい台所事情でした。

展望

メンバーに特に変更なし。
唯一の新戦力細谷選手も一次キャンプはケガ人の都合かCB起用ばかりで、更に川村選手リスペクトという「違うそうじゃない」状態。
更に野津田選手が

とバランス投げ捨てるような発言。
「こ、攻撃って攻め上がるんじゃなくてパスとかゲームメイクのことだよね…?」と震え声になっていましたが徳島戦で攻め上がってる感じがしてアカン…。

ということで業腹ではあるのですがFW登録で11番の満田選手をボランチ起用するしかないと思います。
というか11番FWがボランチやってるのを見て補強せんのはマジかいな…?

しかし僕はまだ希望を捨てていません。
山﨑選手がウルトラCでボランチ起用されるかもしれませんし、なんだかんだ言って細谷選手のボランチもまだ見ていません。
練習試合をフルで見た訳でもありません。
そう、蓋を開けるまではまだそうであると決まっているわけではない。
「シュレディンガーのボランチ」…。

まとめ

評価を下げる意図はないですが、結果ボランチの所で不安が爆発しています。
大丈夫かなぁ…?
とりあえず続きはその2で。


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