見出し画像

「サンガ×スポンサー活動の開拓者として」 サンガに感じた価値、教えてください ステージさんのスポンサー物語

オフシーズン企画、サンガのスポンサー企業様へのインタビュー「サンガに感じた価値、教えてください」の第2弾です。

「J1で戦うにはお金が必要で、スポンサーの皆さまのおかげで楽しませてもらっている。ありがたいなあ」
とのふんわりした気持ちは、皆さんお持ちかなと思います。

では、少し具体的な話に移るとどうでしょうか?

「サンガへのスポンサードで企業はどんなメリットがあるのか」
「そもそもスポンサードしてくれている企業はどんな企業なのだろうか」
「サポーターはどうすればスポンサー企業に貢献できるのか」

あたりを解像度高く捉えてたりできてますでしょうか。なかなか難しいのが正直なところかと。
(かく言う私もです)

サンガにとって大事な要素なのに、知っていそうで実は知らない。そんな情報をお伝えしつつ、スポンサー様の応援にも繋がる。
一粒で2度美味しい記事に仕上げました。
ぜひ最後まで読んでみてください。

第2弾は、アカデミーバススポンサーである(株)STAGE(以下「ステージ」)の、毛利社長に登場していただきました。

株式会社ステージについて
株式会社ステージは、日本の人材紹介業における草創期の1991年に設立された、京都の人材紹介会社です。2015年に毛利信之が入社し、親子2代にわたり人材紹介業に従事しています。技術系専門職や経営管理職をはじめとするハイレベルな人材領域において、多くの紹介実績を積み重ねて参りました。

HP:https://stage-kyoto.com/

さっそくどうぞ!
※インタビュー中は「毛利社長=毛」「わたし=デ」で表記しています


スポンサードの経緯、教えてください

スポンサードを考えたきっかけ

デ:
本日はありがとうございます!
サンガのスポンサー×アクティベーションと言えばステージさんなので「知ってるよ」って方も多いかもしれませんが、詳しく知らない方もいらっしゃると思うので、再周知も兼ねてスポンサーとしてのステージさんのことを教えていただけますか?

毛:2020年9月にアカデミーバススポンサーになりました。その後も契約を更新し、2024年で4年になりますね。

バスの横といえばステージさん

子供の頃からサンガのファンでして、自分も部活等でサッカー選手として活動した経験があります。サッカーを通じて得た人脈や経験が今のビジネスにとても活きていて、このチームに対する感謝の気持ちと、サッカー界への恩返しの意味も込めて、スポンサーになることを決めました。

また京都で「人材紹介会社」を経営する立場としてサッカー選手のセカンドキャリアサポートにも関心があり。スポンサードを通じてクラブや選手と何かご一緒できる機会を作れれば、ビジネス面でもメリットがあるのではと考えました。

デ:4年も継続していただいてるの、本当にありがたく感じています…!
率直に気になったのですが、スポンサーになるきっかけや、聞き慣れない「アカデミーバススポンサー」を選ばれたのはなぜでしょうか?

毛:
今では家業を継いで社長という立場で会社を経営していますが、実は大学卒業後は日本全国はもちろん、イタリア駐在など海外でも働いていました。
紆余曲折色々あって32歳になった2015年に父親が経営するステージに入社し、地元である京都に戻ってきました。

新しい仕事に慣れるため必死で働いていた間は余裕がなかったのですが…。
1年ほど経った頃、ふとサンガのことが頭によぎりました。

サンガのことは幼少時代から好きでした。サンガ発足した当初のJFL時代、宝ヶ池競技場に試合を見に行ったり、父親に連れて行ってもらった後援会のパーティーでは、当時所属していたラモス瑠偉選手に写真を撮ってもらった記憶もあります。

ゴール裏に行ったり、毎試合欠かさず行くようなディープなサポではなかったと思いますが、中学・高校時代サッカー部の友達と西京極に試合を時々見に行ったりはしていました。

東京で過ごした大学時代以降、京都を離れましたが、サンガの試合を見る機会はめっきり減ってしまいました。(当時は勿論DAZNもないですし、スカパーなどにも加入していませんでした。スポーツ新聞やWebを通じて、メンバー表を確認することは欠かさずやっていました(笑))

ふと思ったことは、京都に住むことで日常的にサンガが身近にある生活を実現出来るのだなと。

せっかくなら試合も見に行きたいなと思い、折を見て西京極にも通うようになったのが2016年ですね。最終的には5位でプレーオフに進出したもののセレッソとの昇格プレーオフ初戦で敗れ、昇格が潰えた年です。

当社オフィスがあるCOCON烏丸の地下にあるHUBで観戦し、敗退が決まり肩を落としていたのをよく覚えています。
昇格叶わずがっかり…ではありましたが、サンガへの気持ちは萎えるどころかみなぎりました。

もう一つの大きなきっかけが皆さんご存じサンガスタジアムのオープンです。ご縁があってこけら落としマッチに招待していただき、メインスタンドから観戦することができました。

観戦中に心から思いました。
「この最高のスタジアムで戦うサンガを応援できるなんて、なんと素晴らしいことか」と。

日本のスタジアムだけでなく、サン・シーロをはじめとした世界のスタジアムを巡った私ですが、見劣りしないどころではなく「最高のスタジアム」だと思います。

どこよりも素晴らしい空間だと感じ、ここでサンガを応援できるこれからの未来を想像すると心が震えました。

個人的に取締役の細川さんともご縁があり、「ご一緒したい」と声をかけていただいていたこともありますが。観戦やグッズ購入といった顧客としての立場だけでなく、スポンサードの形でも支援したいとの思いが芽生えました。

とはいえ、プロサッカークラブへのスポンサードはそうハードルが低いものではありません。特に金額面。
ステージの会社規模でサンガのスポンサーになるための金額を広告宣伝費で使うことは相当にチャレンジングな意思決定になります。

「京存共栄パートナーからスタートしようかな。」
と考えていたところで、スポンサーを決めた2つ目の理由であるコロナ禍が始まります。人材紹介業である当社にもネガティブで大きな影響がありました。ピンチをチャンスに変えるべく「京都サンガF.C.のシルバースポンサーになりアカデミーバスに広告を掲載しよう」と。

デ:
なるほど!
もともと金額がネックで悩んでいたところ、コロナ禍で会社の経営に不透明な状況が発生し、それがスポンサーの決め手になったと。

…ごめんなさい。話を聞き逃していたら申し訳ないのですが。
その流れだと「京存共栄パートナーを悩んだ結果コロナでやめた」にしかならないと思うのですが。

コロナをきっかけにスポンサードを決めて、結果アップグレードまでされているように思うのですが、間違ってないでしょうか。

スポンサードを決めたコロナショック

毛:
間違っていないので大丈夫ですよ笑
詳しくお話ししますね。

クライアントである企業様の人事部が、コロナ対応(リモートルール制定対応など)に全リソースを割くことになり、採用へ割くリソースが一気に絞り込まれました。採用を凍結する場合もあり、当社の仕事も2か月ほど「全く動きがない」といった事態もあったほどです。
仕事がなければ当然売り上げも下がります。
中小企業に支給される「持続化給付金」を受け取ることが出来ました。

デー見るからの一言補足
「持続化給付金」とは。
前年度と比較して大きく売り上げが落ち込んだ事業者に支給される給付金のこと。中小企業の場合は最大200万円

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf


なんとしてでも有効に活用したいと思い使い道を考えました。
会長である父にも相談した際には「社長の道楽じゃないのか」という指摘を受けましたが、サンガにスポンサードするのはここしかないと考え、社長の立場として決断しました。
(今では、会長もスポンサードの価値を感じ、観戦に一緒に行ったり、応援してくれています。)

自分たちの伝えたいメッセージを伝えるならこのタイミングだと。
それにもう一つ、コロナによる採用の縮小は長く続かないだろうとの私の読みもありました。
きちんと採用を続けるクライアント様はいましたし、結局のところ会社の経営に人は不可欠です。
必ず潮目は変わるだろうとの確信に近い仮説がある。のであれば、どの企業も広告宣伝費やスポンサー費用を縮小するこのタイミングでスポンサーを始めればとても大きな差別化ができます。
これはもう、ここだなと。

結果の成功/失敗は説明するまでもありません。
会社の認知や求職者の方にクライアントの獲得。とても大きなメリットをもたらしてくれました。

仕事以外のネットワークも広がりましたね。
そういうと、データさんとお会いしたのもこのあたりの時期ではなかったですか?

デ:
そういうと!
コロナ2年目、つまり昇格した年に初めてお話しさせてもらって、試合観戦もご一緒させてもらいましたね。
コロナ禍でスポンサーを始めた人材紹介企業って一体何だと食いついた覚えがあります。
すっかり毛利さんの掌の上で踊らされてしまったということでしょうか笑

この流れで、アカデミーバスを選んだ点についてもお話しいただきたいです。タイミングに意図があれば掲載場所にも意図があるはず。その辺りをお願いできればと考えています。

なぜ「アカデミーバス」なのか

毛:
そのとおりです。
アカデミーバスを選んだのはサンガアカデミーの理念への共感はもちろんあります。
が、理念への共感や応援したい気持ちだけではありません。
投資のリターンを最適化する掲載場所がアカデミーバスだった。ここが大きなポイントです。

デ:
「アカデミーバスが最適」との話は普通に考えるとスッと腹落ちないところですが、この展開に慣れてきました。
ここから狙いや意図のお話があるんですね。ワクワクです。

毛:
度々お金の話で恐縮ですが、ステージの規模やコロナ禍の状況でスポンサー費用を捻出することは、そう簡単なことではありません。
安くない金額を出した中でどう投資のリターンを最大化するか。ここに頭を使いました。

まだコロナ禍のJ2で観客は数千人。当社はBtoC企業でもありませんから、この状況でスタジアムの看板などは違うと感じました。また、練習着やアカデミーユニフォームも検討しましたが、こちらも金額的に難しいなと。

とはいえ…。アカデミー向けに出すことのイメージの良さを考えると、アカデミー関連は良いなと考え始めました。

また、細川さん(取締役・運営本部長)とも仲が良く、自分が運動不足の時に細川さんからトレーナーとして紹介してもらったのがサンガアカデミー(当時)の仲下さん。そのご紹介でアカデミーを統括されていた本田将也さん(当時)とも親しくさせてもらっていて、この3人がアカデミーとの距離を近づけてくれました。

そんな中で営業の武田有祐さん(サンガU18→立命館大→カマタマーレ讃岐→サンガ営業部)が当社の担当になって下さいました。

アカデミーバスといっても幅が広く、窓枠など色々なところに出せると知りました。インスタはもちろんSNSですごく活用できるなと。
何より「アカデミーバス」という珍しさ。スタジアムの看板では埋もれてしまうところですが、ここでなら他のスポンサー企業と大きな違いを作れます。

コンセプト、差別化、注目度…。
まさに、まさに自分のやりたいこととピッタリでした。

亀岡の店でも大手企業でもない。
そんなステージがサンガにスポンサーする意味を見つけたかったのです。

京都で一番古い人材紹介企業。サンガのスポンサーに名を連ね、京都のアスリートのセカンドキャリアを支援するのは何の違和感もなく、ストーリーとして繋がっているはずです。

京都サンガF.C.はスカラーアスリート制度をはじめとして、アカデミーの育成制度は大変素晴らしいものがあると思います。仮に選手生活に一区切りをつける決断をした時に寄り添って話を聞いてもらえる存在があれば、「ゆりかごから墓場まで」じゃないですけど、京都サンガに入れば、サッカーだけでなく、教育から仕事までライフステージをずっとサポートしてくれる状況を作り出したいと思ったのです。

デ:
ステージさんはとてつもなくスポンサーメリットを活用しておられるなと思っていましたが、ここまで戦略的・計画的に考えておられるとは…。脱帽です。

とても面白く、かつ参考になる話でした。
掲載場所はアカデミーバスですが、トップチームへの熱い想いも普段のツイートから感じています。


8月18日にスポンサー更新が発表され、8/19には岳志さんのPKストップなど見所たくさんでコンサに3-0快勝。
8/26は退場により前半から数的不利となるアクシデントにもめげず、ここ2年勝ててなかったアビスパに2-0で快勝。
巡り合わせを感じる夏でしたが、今年1年を振り返って毛利さんが感じたことを教えてください。

人材紹介企業の社長が見る「京都サンガ2023」

毛:
山あり谷ありだったなあと。谷の部分でヒヤヒヤしたのは間違いありません。開幕してすぐに手痛く叩かれて、復活して、その後全然の時期があったり…。
ただ、現状の戦力や立ち位置を考えると、悪くない結果かなと感じています。当初目標からの乖離や、サッカーの内容についての批判も理解・共感共にありますが。

せっかくなので、スポンサー企業目線でお話ししましょう。
スポンサー企業の社長で、サンガの営業その他様々な部署の方と接することができる立場としてです。

スポンサーであるため、具体的に何があったとか、どのような状況であったかとかは掴んでいません。
ただ中の人たちの雰囲気を見ていると、外からは見えない「色々」があったのだろうなあと推測できるのです。

まさに連敗が続く時期に、ステージタイムズの件で中山博貴さんにインタビューさせていただきましたが、一体感を感じました。
これは昔のサンガとは違うなと。
是が非でもJ1というのは感じていました。なんにせよ耐えられてよかった。

会社やビジネスのこと、教えてください

ステージさんのこと、教えてください

デ:
次は「株式会社ステージ」のことを掘り下げていきたいです。
どんな事業を営んでいるのか、どんな特徴があるのかといったところをお願いできますでしょうか。
いわゆるBtoB事業であり一般の方々にはイメージが付きにくいため、知りたい方も多いと思います。

毛:
創業は1991年です。今ほど転職が盛んでなかったタイミングで、終身雇用が当然の時代に人材紹介会社として産声を上げました

創業者で現会長である父親が堀場製作所の堀場厚会長と京都教育大学附属中学校の同級生だったことがあり、その縁で堀場製作所に入社し人事部長をやっていたことが、人材紹介業としての起業に繋がります。アイデンティティとも言えますね。

日本LCAという会社にも2年在籍し、その会社でも人材紹介部門を立ち上げ、その後ステージを起業。
「京都で最初のヘッドハンター」が私の父です。

京都のエクゼクティブ人材サーチの祖と自称するに十分な経緯と実績があります。
関西の各クライアント企業が、新製品・新技術を開発するときに必要な新しい技術者を求められることが多かったですね。ITバブルの時はエンジニア等のIT人材といったイメージです。

会社が京都にあるのは…父が京都を世界で最高の街だと思っているからです(ちなみに父のライフワークは“京舞鑑賞”です)。ここは戦略的にとかでは全くありません。

もともとクライアントは京阪神が多かったのですが、今では関東もとても多いですね。
転職マーケットの規模で言うと、京阪神が1とすると関東は10くらいの差があります。伸び盛りの会社も生まれやすいので人材のニーズで圧倒的な差があります。

実際に今も東京のクライアントの割合が7割くらいでしょうか。残り3割が京阪神と名古屋などです。

ここ最近の手応えで感じるところですが、クライアント企業は人材紹介会社を場所で選ばないので、東京に会社がないことを不利に感じることもありませんし。
なので京都からの移転を考える必要がありません。
私も京都の良さを感じ倒してますので。

デ:
ここは壮大な狙いがありますパターンではないのですね笑
とはいえ、京都に本社を置く/移転しない企業は同じようなスタンスの会社が多いなとも思います。
居心地のいい京都から出る理由はないよね。仕事用の拠点さえあればいいよね。と。

さて...求人数の話は少しショックな話だったかもしれません。
京都に就職してサンガを応援し倒す日々を臨む学生や転職希望者には、悲しい話だなあと。

ニーズが少なく厳しい状況を打破して京都で就職するポイントみたいなもの、あったりしますでしょうか?
ステージさんの京都コネクションを踏まえてお話しいただければ幸いです。

京都企業の採用・人材環境、教えてください

毛:
実はサンガのスポンサーになったのは、サンガのスポンサー企業さんからのお仕事をもっと増やせないかなと思ったのも一つのきっかけです。

私の父は“オフィシャルトップスポンサー”である堀場製作所の人事部長でしたので、1991年の創業当初同じ京都の企業の人事担当者同士の横の繋がりがありました。その後20年以上経って私がステージに入社した頃には、父が当時お付き合いのあった方達は定年を迎えられたり、退職されている方も多い状況でした。
(トップ・プラチナ・ゴールド・シルバーどのカテゴリのスポンサーにも当社のクライアント様がありますが、もっともっと増やしたいので、この記事を見ておられるスポンサー企業の採用担当者の皆さん、ご連絡をお待ちしております!!!)

といった状況もあり、全ての京都企業をカバーしてはいませんが、特徴や傾向踏まえてアドバイスをお話しすることはもちろん可能です。

関西では…。先ほどお伝えしたようにそもそもの間口が狭い。その上に求めるスキル水準は高く、プロパー(新卒生え抜き)第一主義も強く残っています。
なので、京都含めた関西で就職できますよ、とは簡単に言えない状況ですね。

一方で、東京以外でここまで大企業の本社がある土地は珍しいです。スポンサー企業を見ても分かると思いますが。

まずは大学の多さによる人材確保のしやすさ、強い地銀の存在によるお金の融通の利きやすさ、企業間の横の連携による協力など。あたりが主な事情です。
大企業だけでなく、京都大学発のベンチャーなど尖った会社も会社もあります。
どこも当然人は探しているので、チャンスはあります。

ということを踏まえまして...。
学生と既に社会人の方では転職戦略も変わります。その前提で、まず両者に共通するポイントをお話しさせてもらったうえで、異なる部分はそれぞれ分けてお話ししましょう。

まず共通して大事になるところから。
一般論寄りになるかもしれませんが、今だとプログラミング・英語のスキルはとても便利です。間違いなく仕事の幅が広がります。

プログラミングといってもプログラマーを極めろというわけではありません。プログラミングの仕組みやコードの書き方が分かるからこそ、マネジメントできるプロジェクトがあります。エンジニアとビジネスサイド間を調整できる人がとても少なく、これができる人は重宝されます。
安藤強化部長が選手目線とフロント目線を持ち合わせて良い仕事をしてくださっているのと同じ理論ですね。

英語力はずっと言われているにもかかわらず、高い力を持った人が少ないのでとっても重宝されます。営業・社内調整でもなんでも全ての根源がコミュニケーション。
コミュニケーションツールとしてのプログラミングと英語。そもそものコミュニケーション力はもちろん大事です。

あとは京都に本社を置く企業はメーカーが多いので、京都への就職で絞るなら、ものづくり面での知見を持つと活きやすいですね。

さて、社会人の方に向けたポイントです。

英語やプログラミングといったスキルを前提にしつつ、熱意を持った人の重要度が高まっています。
起業してやるくらいの気概を持った熱い人は面白いですね。

現実的に見ると起業までは難しいとしても、ゲームチェンジが非常に多いこの時代は、会社や伝統に守ってもらう時代ではありません。
ベンチャーに飛び込むリスクテイクの意識。経営者として会社を伸ばしたいという意欲や経験。歯車として埋没しないような気概を持ち努力することが、選択肢を広げる大きなポイントです。広げた選択肢の中に京都の企業が入ってくるイメージでしょうか。

次に学生の方向けです。

先日私は下記の様なツイートをしました。

ゴール裏の若手サポの方たちと話した内容を基にツイートしたのですが,
サンガを応援し続けるのであれば、地元京都の企業に就職したいと考える気持ちもよくわかります。一方で、自分の希望する企業が京都にないのであれば、一度外に出て、スキルや強みを作って京都に戻ってくることもできます。

先ほどプロパー(新卒生え抜き)第一主義と言いましたが、当然企業側も時代の変化によって変わってきています。中途採用も増えていますし、明確な強みやスキルを身に着ければ、外から京都の企業(サンガのスポンサー企業を含む)に転職することも十分可能です。

京都やサンガへの愛が深まり、そこから戻ってくるのでも遅くありません。

少し一般論的なところが多いですが、もっと具体で聞きたければ相談に来てもらえればお話しできます。具体や個別の話はここではしきれません。
(機密情報的な観点もあるため)

デ:
一度京都を出て戻ってきて、スタジアムに通える日々を手に入れた自分としては共感がすごいところです。
以降の話は相談を…とありましたが、どのようなスタンスでステージさんにご相談すればよいのでしょうか。
「エグゼクティブ向け」とのことでしたので、そもそも気軽にご相談してもいいのかなあ。なんてあたりも気にしています。

営業スタイルとサンガサポへの特典、教えてください

毛:
兎にも角にも昔から経営していますので、取引先の幅が広く当然求人も幅広く持たせてもらっています。リモートありなどの条件もありますよ。
サンガのスポンサー企業のクライアント様はもちろん、京都に限らなければJリーグチームのスポンサー企業のクライアント様もいます。

相談対象の方は…サンガサポの皆さんであれば誰でも歓迎です
面談や登録することで本当にお金はかからないので、気軽に来てください。
当社でご紹介が難しいとなると、シンプルにキャリア相談で終わる場合もありますが、お役には立てるはずです。

サンガスタジアムのフードコートでカジュアル面談、サンガサポの集う居酒屋で転職相談もしょっちゅうです。単なる悩み相談に終わるときもザラにあります。
私自身が転職や部署移動を山ほどしているので、仕事に関する悩みと考え方や解決策はたくさん持っていますから。

デ:
これはなんと。有難いお話ですね。
ターゲットにならない層からの問い合わせは返信すらしない人材紹介会社もある中で、サンガサポは誰でもOKというのは安心して相談させてもらえます。

関連して私の経験からのご質問です。
人材紹介業は無理な押し込み営業をする方も多く、これは自分にあってないよなあといった企業を無理に勧めて来られて非常に嫌な思いをしたことがありました。
人材紹介業は成約ごとに売上が発生するスキームなのが一般的で、ある程度仕方がないとは思いますが…。
ステージさんはどのようなスタイルで営業をされているのでしょうか。

毛:
そのような会社さんは実際に存在しますね。
大手の人材紹介会社は1年・半期・四半期・月の目標=ノルマが明確に決まっていることがほとんどです。なので、どうしても求職者の方のニーズより効率を重視せざるを得ない面があります。

すぐ転職とは思ってないけど、情報収集、いまいちフィットしない、キャリアを考えたい…人生に寄りそう仕事である以上いろんなニーズがあります。なのに、一定期間を過ぎればフォローすらしない。

こんな仕事の仕方でよいのかとずっと思っていました。
自分が転職する側の立場で人材紹介企業にも登録して、ずっと充たされない思いや問題意識を持っていたのが、今の仕事のスタイルに生きています。

ご質問の点に戻りますと。
1年・3年・5年先でもお付き合いしますし、求職者の方に合った仕事を提案させてもらいます。受けたくない企業に「とりあえず面接行ってみましょう」なんて不毛なことをさせたりは絶対しません。

デー京からの一言メモ
応募が少ないクライアント企業からクレームが来ているから、体裁を保つためにとりあえず求職者を面接にあてがうエージェント。そんなことが世の中実際に存在します。
嘘のようなホントの話です。こわーい…
原因を生む人材紹介業のビジネスモデルは、知っておいて損はないと思います。
(ただ、押し込み型営業もデメリットばかりではないのが難しいところです)


外資系やコンサルタントのエージェントは、転職が決まったらすぐに3年後あたりで次の転職先を見据える場合もあります。が、私はそれもしません。
何もトラブルがなければ「一生働いてほしいな」と思ってお仕事を紹介しています。

結局のところ「求職者の方のためにならないこと」はしないのです。
特に若い方に助言させてほしいのですが、いくら転職が一般的になったからといって、いたずらに会社を変えてばかりいると「キャリアを汚す」ことになります。一度汚れると挽回は難しいため本当に気を付けてほしいなと。

私が京都で商売をしていて気を付けること。「短期的な利益を重視しない」です。
悪い噂はすぐに横に広がります。カッコ付けすぎる言い方かもしれませんが、100年先200年先を見据えるぐらいでちょうどよいぐらいなんですよ。
そんなスタンスで求職者の方とお付き合いさせてもらっています。
無理やりな営業に不愉快な思いをする心配は不要です。

デ:
毛利さんと初めてお会いしてから結構長くなりますが、転職や良い求人のお話は多々あれど、「とりあえず面接受けに行きません?」といった話は一度としてありません。
何といいますか、人材紹介企業の人とは思えない感がありますね。
「モノ」として扱われたり、無理な営業で嫌な思いをするのが嫌という方は、気軽にステージさんに問い合わせてみるとよいですね!

デー京からの一言メモ
サンガの本社移転先であるCOCON烏丸は、ステージさんのオフィス所在地でもあります。伊藤社長曰くサンガ関係のイベント開催を考えているそうなので、選手にサインをもらった流れで求職面談してもらえる日が来るのかもしれません。凄い巡り合わせ。

求職者の方と長くお付き合いできる、つまり結果となる数字に憑りつかれていないことによる余裕は、経営が順調であることも大きいものと推測します。
経営にサンガが与えた好影響があれば教えてください。

サンガから受けたメリット、教えてください

毛:
効果を明確に測れない(スポンサードとの因果関係が断定できない)ものとしては、発信を増やしたことによる問い合わせ増、クライアント増、イメージ向上。図れないとはいえ明確に感じているので問題ありません。

凄く直接的に効果を感じたのは、自社の人材採用です。

2023年4月にジョインした秦野さんは元中京大学サッカー部のチーフマネージャー。秦野さんを連れてきてくれたのは竹本くん(元関学サッカー部主将→スペインでプレー→引退後はSaas企業で法人営業)、ツイートに反応してくれたのは山本大輔さん(元筑波大サッカー部)、京都大学の酒井くん(元京都大学サッカー部副主将)…。

さらにアドバイザーに就任して下さった廣長優志さんはヴェルディ川崎などで活躍されたバリバリの元Jリーガーであり、1996年のアトランタ五輪代表…
ほぼ全てのメンバーがサッカーに関連して採用に繋がっています。

全員が正社員というわけではなく、契約形態はアドバイザーや業務委託、アルバイト、働き方もリモートワークが半分以上と多様なメンバーですが、サッカーが好きなメンバーばかりです。
このメンバーが集まった理由は、京都サンガF.C.のスポンサーをやったからであり、SNSを一生懸命やったからだと思っています。

意外かもしれませんが、自社採用のコストが0円の人材紹介業は少ないので、密かに誇りに思っています。
サッカーやJリーグという共通点を持った状態で集まれる。サッカーを通じた発信で自分のことを知ってくれている。辛いときに立ち返れるところとしてのサンガやサッカーがある。このあたりのメリットはとても大きいですね。

また、2023年からアスリートキャリア支援事業を本格スタートさせました。現在は人材不足と言われる状況があり、アスリートは新たな人材の可能性となります。企業とアスリートのニーズをマッチングし、双方にとって良い関係を構築することを目指しています。

この事業に注力していこうと思えたのも、スポーツ好き(今はサッカー系人材多数)の人材の確保に成功したことが、1つの大きな要因です。事業展開の面でもスポンサーをしている価値を感じています。
(https://stage-kyoto.com/athlete/)

あとは、会社へのメリットではないにせよ、垣根を越えて友達が増えたなと。行きつけの酒場ができて、フラっと寄ったら知り合いがいることがどれだけ有難いか。お金で表現はできないです。

試合後に限らず、試合がない日でも通い詰めている行きつけのお店がこちらの3店です。私毛利を見かけたらぜひ気軽にお声かけください。

【サンガサポの方が集まるオススメ酒場】

サクの間

プロサッカー選手のからあげ屋 キックオフ 京都西小路スタジアム

HUB四条烏丸店


ヨーロッパにサッカーを中心としたコミュニティが根付いているのを見るといいなあと思います。そういった活動をスポンサーとして盛り上げていきたいし、そういった場を作っていきたいなと。

私が20代の頃、仕事でイタリアのミラノに住んでいた時の一枚。ヨーロッパを旅してサッカーを観に行った思い出。2008年4月のドイツのミュンヘンのPUBで仲良くなりました

コミュニティづくりの一環として、サンガで関係した人にWEB制作などのお仕事をお願いするようにしています。せっかくのネットワークなので、仕事を振ったり飲食するのであればサンガ関係の場所や人を使おうとなれば。
サンガに関連する酒場に集うみたいな雰囲気がもっと広がればいいなあと思っています。
「サンガ経済圏」みたいなものを作りたいですね。

実際に、ステージタイムズを上記の行きつけのお店に置いてもらうなど、「サンガ経済圏」を作っていくものとしての活用も意識しています。
ステージタイムズを置いて貰えるお店も大募集中ですのでお声がけくださると嬉しいです。

後は、サポーターさんたちとオフ会もやってみたりしています。

デ:
大学を卒業したあたりでひしひしと「友人を増やすことの難しさ」を感じます。仕事関係で仲良くなっても、転職や異動で疎遠になることも多々あり、趣味で繋がれるところがあるのは有難いなあと。
コミュニケーションの中心にサンガがある。とでも言うのでしょうか。

毛:
スポンサードを始めてすぐに、感じたメリットを詳しく書いたnoteを末尾に置いておきますので、もっと知りたいと思った方はぜひご覧ください🙏

スポンサーアクティベーションのコツ、教えてください

デ:
ここまでのお話を聞いていると、サンガのスポンサー企業の中でも、とりわけ上手くスポンサーとしての権利を活用してスポンサーメリットを受けておられると感じます。
サンガをスポンサードしたい、アクティベーションして権利を活用したいと考える方にアドバイスするとしたら、何がありますか?

毛:
他の企業さんからアドバイスを求められたこともありましたが…。
基本、愛を発信しているだけなんですよね。
とはいえ、手ごたえはありますし、この道を切り開いたのは自分であるとの自信もあります。自分のやり方を真似してくれてるんだろうな。といった企業さんをみると嬉しいですね。
ある程度具体的に言いますと、コンセプトとしてはスポンサード×SNSですね。私はサッカーが無茶苦茶好きなので、SNSに必要な熱量が出せますが、そうでないなら割り引いて考える必要があります。

大事なこととして一つ言えるのは「スポンサーやります」の告知やプレスリリースでは、掲載されて終わりです

なので、まずは「SNSとの組み合わせ」が全ての起点になります。SNSのおかげでスポーツ界でやけに認知されていますが…。普通の同規模人材紹介企業で6万インプレッションなんてそうそう取れません。
活用方法次第で、普段リーチできない方々に存在を届けられるのです。

もっとクラブに「協力してもらいたい」との気持ちはありつつも、他責にせずもっと「自分で元を取ってやるぞ」との意識を持って行動することが大事です。
電車のLED広告やWEB広告とは違うということを念頭に置きましょう。

デー京からの一言メモ
よーじやの國枝社長からも「WEBなどの普通の広告とは同じにならない。求めるもの含め別物と考えるべき」旨のお話がありました。
この点は「スポンサード」を考えるにあたってのポイントになるのではないかと感じます。

我々で1つ工夫した例を上げると、現在独自のフリーペーパー「ステージタイムズ」を発刊しています。アスリートのキャリアに関してインタビューをして、紙媒体とnoteなどを使って発信しています。
その中で、第1号では中山博貴さんにインタビューをさせていただき、とても多くの反響をいただきました。

この回では、サンガ側から写真提供などご協力いただいています。実現しなかったもの含めて要望をサンガ側によく相談しています。
リクエストを無下にはされることはないので、やりたいことはどんどん当てていってほしいですね。

サンガと協力し、持っている力を引き出す。それを自社に還元する。
その気概をもって継続すればメリットは得られるはずですよ。
兎にも角にも待ちの姿勢だけはNGですね。

これからのこと、教えてください

ステージさんのこれから

デ:
サンガの力を引き出し自社に還元する。
シンプルなこの一文に詰まった苦労や想いを考えると...。やはり「有難いな」と思います。そして、ぜひこのまま良き関係で進んでいくためにも、ステージさんの経営が順調にいってほしいなと。
ステージさんのこれからの話を伺えますか?
3年後、5年後でも、その先でもOKです。

毛:
大変ありがたいことに仕事は常に忙しいです。
人も入り育ってきていて、仕事は楽しく充実していて、サンガとの関係も良好。良い日々を過ごせています。

一方で、忙しいのは最低限です。
我々のビジネスモデルは、基本は成果を出さないと1円にもならない世界です。
安定した経営基盤を作れるようにしたいですね。

課題としては...。売上の確保は前提として、そのうえで利益率の改善を目指しています。
転職サイト等を経由して来られた求職者さんの場合、手数料が発生してしまうので、よりステージへの直接問い合わせを増やすことでこの点を改善していきたいなと。
そのためにはより「株式会社ステージ」そのものや、求職者の方に提供できる価値を認知してもらう必要があると考えています。
この点は引き続きサンガに力を貸してほしいですね。

会社である以上、売上目標やKPIがないといえば嘘になります。
ただ、当社の場合はタイムスパンが他社と違います。あくまで社内の数字や指標としての設定であり、求職者の方やクライアント企業様に押し付けることはありません。
長期的な目線を持ち経営できることが求職者の方やクライアント企業様に提供できる価値の一つになっているので、これは今後も決して失いたくない会社としてのビジョンやバリューですね。

デ:
そのお話はとても納得感があります。仕事に限らない毛利さんのスタンスな気がします。サンガは無事残留を達成し、来年もJ1で戦うことができます。今後の関わり方や期待する姿(成績含む)など、何かありますでしょうか。

ステージ×サンガのこれから

毛:
常に長期的な目線で考えています。
表立ってお話はしていませんが、サンガスタジアムの管理に関するサポートや、亀岡の街づくりに関する立案や提言といった動きにも関わらせてもらったりしています。が、直接の利益には繋がっていません。

他にも「結局お金にはならなかった」といった動きはたくさんです。色々なところに打った点が、最終的にいつか線になればいいなあと思いながら。

サッカーで例えると...。
無理やりな力技でパワープレー。ゴール前に放り込んだガチャガチャでこぼれ球から同点ゴール。目先の勝ち点1が拾えました、と。状況次第かと思いますが、これをずっと続けるチームに先はないですよね?

ですので、90分トータルで、シーズントータルで自分たちのサッカーを貫ける会社でありたいと考えています。
長い目で見れば必ずメリットになるはずですから。

自分がいなくなった後の世界にも思いを馳せるくらいの長期的な目線を持ち続けたいなあと。
今年入社の秦野さんにも何かにつけお話ししています。
仕事に熱意を持ってほしいけれど、短期の数字を追うために友人を失うようなことはしてはいけないと。
目先の成果に呪われるデメリットは本当に大きいです。

アンチKPIで大きな成果を残したい。が野望ですね。
領土は小さいが「ここは外せないな」と言われるような存在感のある、真田家のような大名を父も私も目指しています。

自分の理念を実現するために何が最適なのか。これを最近よく考えています。
目先の勝ちも大事、一方で中長期では選手の良さを引き出したりクラブそのものの成長を促すチョウキジェ・スタイルに共感し、参考にさせてもらっています。

デ:
求職者に寄り添わず、強引に押し込む方がシンプルで安定する(会社の業績がエージェントの質に左右されにくく、数値管理に重きを置くことで管理しやすいため)という人材紹介業の構造的な問題に、真っ向から立ち向かう京都の老舗人材紹介企業。

武田・上杉や北条など大大名に囲まれながら、知略を駆使して中間地点である信濃の雄としてあり続けた真田家とは重なるところがありますね。
王道から外れると大変なことも多いと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいです。

スタイルを貫き続け、会社としても成長し、成果を残す。
実現のためにサンガやサポーターに期待したいこと、アクションをお願いしたいことはありますでしょうか?

ステージ×サンガサポーターの方々のこれから

毛:
サンガの本社がCOCON烏丸に移転してくるのはもう、縁としか感じられないです。色々やっていけるといいですね。サンガ詣の流れで当社にお話に来ていただく、HUBでイベント...など。企画と期待感が膨らんでいます。

個別の話から入ってしまいましたが、全体で見るとそもそも、最大限サンガのことを活用させてもらっていると感じています。

クラブ中の人とお話していても、30代や40代前半の若い社長がSNSで頑張って表現してくれているのがとても嬉しいとのお話を聞きます。第一回にも出演されていたよーじや 國枝さんの件も然りですね。

SNSはクラブとしてもよく見てくれています。
中山博貴さんへインタビューさせてもらったステージタイムズも、評判が良かったと聞いています。
クラブとしてもスポンサーやサポーターに寄り添っていくスタンス・流れが出始めていて、今がまさに転換点なのかもしれません。

規模を考えるときつい金額のスポンサードで、活用のために手間もたくさんかけて、ようやく花開いたなあと思うと感慨深いなと。

体感ではあるもののスポンサーが増えたと感じています。
サンガ×スポンサー活動の開拓者であると自負していますが、盛り上がりに一役買えているのであればこれもとても嬉しいですね。
「何としてでもサンガを活用してやろう!」と考えるスポンサーが増えて、より活気が高まっていくことを願っています。
願っているだけでなく、第一線としての活動も続けていきます。

サポーターの皆さんとは、今までに作ったものを深めていきたいなと。オフ会をはじめとして、サポの皆さんとの接点や仲間が作れてきているので、引き続き深めたり広げたりしていきたいと考えています。

アクションをお願いしたいこととしては、繰り返しの部分もありますが
①XやnoteなどSNSを見てもらいたい・良いなと思ったら拡散してほしい
②気軽に相談に来てもらいたい
の2点ですね。

世は空前の人手不足です。間口は広がってきていて、すぐにではなくともお仕事の紹介をできる可能性がいくらでもあります。セカンドキャリア人材のニーズも高く、サッカーをやっていた縁でサンガを好きで...といった方ももちろん歓迎です。

キャリア系のお悩みや相談があればぜひ当社に相談に来てもらいたいです。
転職やキャリア相談といえるかどうかが分からない話でも構いません。
サンガサポの方であれば、いつでもどこでもお話を聞かせてもらいます。

本人のメリットにならない転職を勧めたり、紹介が難しそうと思った方を無下に扱ったりといったことは本当にないので、安心して気軽に相談いただければと思います。

無理な転職を勧めたりしない理由は...ここまでのインタビューでお話しさせてもらったとおりです。
仕事の愚痴をX(Twitter)に書くのもいいですが、キャリアの悩みを聞くことに長けている自分にぶつけてもらえると、良い心の整理に繋げられると思いますよ。


デ:
沢山のお話、ありがとうございました...!
聞いているこちらも得られるものが多く、ステキな時間になりました。

さいごに

個人的にとても興味深かったのは「スポンサーとしてのメリット」の部分でした。

BtoB事業を営む企業は、大勢の一般消費者に認知されても業績への好影響が得られにくいのが一般的な考えですが、いざやってみるとそんなことないよと。大きなメリットがあったよと。

ポジティブな予想外で嬉しく感じるのはもちろん、一般論を乗り越えてスポンサードする意思決定をし、しかも実績まで作っていただいた毛利社長の決断に大感謝ですね。

インタビューを通じて得たもの

なかなか普段の接点を持ちにくい「人材紹介業」の企業であるステージさんのインタビューでしたが、いかがでしたでしょうか?

最も親しみがあるサンガと関連してのお話とすることで、ステージさんへの理解はもちろん、そういったビジネスがあるのだなあと知見を広げる機会になったら嬉しいです。

記事を書きながら、インタビュー企画第1回の國枝社長のお話を思い出しながら思考を整理していたのですが...。
明確に一致している点が「サンガとのスポンサードを長期的な視点で捉えてもらっていて」「待ちではなく主体的に(SNSを活用しつつ)サンガの良さを引き出し」「通常の広告宣伝では得られないメリットを自社にもたらしている」ことがあると感じました。

つまり戦略的・計画的に考える必要があり、実行から検証・振り返りと改善も必要だなと。
(具体で明確に得られるメリットについては、企業の業態やスポンサー年次により変わるため、そこまで参考にならない可能性もある)

経営を長期的な視点で行うのは当たり前ですが、広告宣伝は短期メリットを得るために実施され、出稿後は効果測定と検証程度で積極的なアクティベーションが必要とされないことが通常です。

このあたりを読み違えるとクラブもスポンサーも幸せになれないのだろうなあと。
面白い仮説が立ちましたので、今後のインタビューを通じて検証していきたいなと思います。

長文の記事執筆に手間はかかります。
のですが、書いているとこういった大きな発見があり、自分の知見や大きな財産になります。
スポンサー様だけでなく、毛利さんのお話によると中の人もこういった活動を喜んでくれているとのことで。それは大変喜ばしいのですが...。
自分の楽しみにも成長にも繋がる行動を共にしてもらえたり、リアクションで応援してもらえたりするのは、それはそれでこちらこそ有難いなと感じています。

サポーターの皆さんにお願いしたいこと

さて...。

”長期的に”を強調しておられた毛利社長ですが、今回は明確に毛利さんから「サポーターの皆さんに取ってもらえると嬉しいアクション」を提示していただきました。

ついては、皆さんにはぜひ応援に向けた行動をとっていただけると嬉しいです。

取りやすい行動としては、ステージさんのXやnoteをフォローしていただきまして、良いなと思った記事や投稿に反応いただき

↓ さあこちらからどうぞ

ステージ社のX(Twitter)
https://twitter.com/stage_kyoto

ステージ社のnote
https://note.com/stage_kyoto

毛利さん渾身のnote

キャリアに悩んだり、転職に関するアドバイスが欲しい方はお話を聞きに行ったり

↓ さあこちらからどうぞ
ステージさんのHP
https://stage-kyoto.com/contact/

※XのDMから連絡して、サンガスタジアムのフードコードでお茶しながら...ぐらい気軽に連絡してくれてもOKとのことです!
※というか転職相談ですらなくてもお話ししに来てもらってOKとのことでしたので、ご協力いただければと思います。
(ステージタイムズを置いてくださる場所を探しておられるようなので、もし心当たりがあるようであれば毛利さんにご紹介なども)

よろしくお願いします!

おわりに

お話が弾みすぎて長編記事になりましたが、信じられないことにこれでも圧縮して圧縮した結果のボリュームです。表には出せないここだけの話もありますからね。
そのあたりの記事枠外や行間の面白話が聞きたい方は、ぜひステージさんにお話しに行ってみてください!

インタビュー記事は以上です。
記事が良いなと思った方、いいねやRTお待ちしています。「参考になった」「面白かった」などのコメントも励みになります。
ステージさん、毛利社長への応援の意味も兼ねてぜひよろしくお願いします...!
また見てもよいなと思った方はフォローも有難いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!
第3回も予定してますので引き続きよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?