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さんかくキモノ日記④:袷も夏着物も着る時期。

5月某日
銀座の奥野ビルへ行く。目白のアンティーク着物店「LUNCO」の催事ということで銀座一丁目まで。
この日は少し雨で濡れてもいい着物を模索した結果その昔1000円で手に入れたグレーの軽い袷の小紋にした。帯はゴブラン織りの人形柄の名古屋帯。全体的に可愛い感じだが、蜘蛛の巣のストールがで一気につよつよになってしまう。ストールはさんかく初のコラボアイテムとして出たのだが人気があってとても嬉しい。靴はレインブーツ。
そして催事は、わかっていたことだが可愛いアンティークの帯や着物で溢れており眼福というか目の毒というか・・・「夏こそ着物」とはいつも言っているが、涼しげな流水や可愛い金魚、秋草の柄を見ているだけど涼を感じられる。夏着物は大変といえば大変だけど、どうせ何を着ても暑いのだから多少暑くても我慢できる。
百合のアンティークの夏帯を手に入れてしまう。夏帯はさらっとした涼しそうなものしか持っていなかったので、こってりとした大柄の百合にテンションが上がる。この日の様子はショート動画としてアップされているのでご覧いただきたい。YouTube、インスタ、TikTok、どれでもご覧いただけます。

5月某日
ジャンポールゴルチエの半生を描いた舞台、ファッションフリークショーへ行く。お洒落な友人たちとお洒落なものを見に行くというのでそれは気合いがはいる。「ゴルチエといえば透けてる、アミアミでフェティッシュじゃ。」という安直な考えから着物は透ける絽の黒い夏着物。柄がトンボなのが素朴だがこれが一番しっくりくるということで選ばれた。帯は使わずにヴィヴィアンの赤いハーネス。ロンドンのワールズエンドで購入したものだが洋服にも着物にも相性は最高。心から買ってよかったと思うお品である。
帯はしないでベルトなどで着物を着るというのは結構前からある手段だが、ベルトだけだと心許無く感じることもある。ハーネスになるとなぜか抜群の安定感。
渋谷ヒカリエで飲茶を食べ、劇場オーブへ。フォトスポットの行列に並んでみるとお声をかけてくださった方がいた。ご一緒に写真もということで喜んで写らせていただきました。この年になってこういうこと度々起こるというのもいまだ信じがたい。
舞台は言わずもがな夢のように楽しく美しく。城田優さんも素晴らしかった。迫力のあるイケメンというのは生でみると神々しさまである。
終演後はやはりヒカリエの中の和カフェに入り、友人らが全員抹茶のブラウニーと珈琲のところ和の雰囲気ただようピンク色のクリームソーダをいただく。

5月某日
友人と娘とシルクドゥソレイユの「アレグリア」を観劇に行く。シルクドゥソレイユを初めて見たのはラスベガスで観た「Ka」だったと記憶しているがなかなかの衝撃だった。コロナでどうなるかと思ったがこういったエンターテイメントも復活して本当に嬉しい。
台風につき着物ではなく洋服。風雨の中きゃあきゃあ言いながらテントへ向かう。圧倒的な身体能力に人間はこんなにも美しいのだなぁとまた感動する。
グッズの中に緑色の型押しチェーン付きのポーチを発見してしまいまんまと買う。無傷では帰れない。

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