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さんかくキモノ日記46:スイスでキモノ🇨🇭ワークショップや撮影などなど。英語のことなど。

10月某日
 スイス3日目、朝からお洗濯をする。建物が古いためランドリーのある地下が暗すぎて怖かった。そして洗剤はなかった・・・。Airbnbだと家電が全部あって、最低限食器や洗濯洗剤があると思っていたがそんなことはない。自分の当たり前なんて他では、ましてや他の国では通じないとわかっていたのにそんなところがまだまだ反省しきり。

 午後はリートベルク美術館での重宗玉緒さんの着物ワークショップへ同行。私は撮影係なので呑気なものだ。待ち時間にモデル役のジョアンナさんに色々スイスのこと、ヨーロッパのことを色々教えていただく。また、日本旅行のおすすめなどをしたり。旅行や食べ物のことはつい話が尽きなくていけない。玉緒さんの新作振袖がとてもお似合いで美しかった。
 ワークショップではたくさんの方がご参加されていて、充実の内容に興味津々ようでとてもよい光景でした。素晴らしい。こちらも動画にまとめておりますので興味があればご覧くださりませ。

 お手伝いなされていた皆様の動きも素晴らしく、私も観覧を楽しむ人となった。そしてワークショップを撮影中の私に「Are you Sankak Kimono..?」と話しかけてくださる方あり。そう、ここでもフォロワーさんに出会うことが!「まさかあなたに会えるなんて」と感激してくださり私のほうこそ大感激である。帰りしなに写真をご一緒したが、いやはや〜すごい。

 夜に帰宅するとドイツからフォトグラファーのボッサさんが到着していた。翌日は撮影。楽しみ楽しみ。

10月某日
 スイスで着物撮影の日。朝9時半にモデル到着。迷っていたので通りまで迎えに行く。日本に来たこともあり少し馴染みがあるようで「コスちゃんと呼ぶひともいます」とのことでコスちゃん。美大生でもあり大変細く美しい。
 午前中は蕾写真館の撮影でカメラマンはさんかく、午後は重宗玉緒さんの撮影でカメラマンはボッサさん。午前に全力投球してよいとわかっているのでそのつもりで撮影。基本的に場所がどこでもモデルが誰でも撮影の負荷も楽しさもさほど変わることはない。それでも毎回新鮮な楽しさと面白さがあるから素晴らしいと思う。仕事は一生懸命やれば全部そうだと思うが。
 ランチはパンやハム、野菜などをキッチンに並べて各自でサンドイッチをつくるスタイル。物価は高いがどれも美味しい。
 午後の撮影も大変素晴らしく楽しかった。

 このあたりでつくづく思っていたが「アメリカ人の英語は難しい」。ハワイ帰りでアメリカ人家族と同居していたから余計そう感じるのかもしれないが、チューリッヒに到着してからは英語がとっても聴きやすい。ネイティブじゃない同士だからなのか気遣いの問題なのか、お店だろうがお仕事でお会いする方だろうがアメリカより断然聞こえる。もちろん私の英語がものすごく下手くそなことが原因なのだがやっぱりネイティブの言い回しがわからない、早すぎてキャッチできないこと多数。勉強頑張ります。
 スイスは基本的に英語がスムーズに通じるし何より皆様控えめで親切で安心できる。アメリカにはないあの「控えめさ」美しい、ありがたい・・・。 
 小声で言うけどアメリカ人の、あの「場を支配しようとする」空気ちょっと苦手です〜。声がでかい!ジェスチャーがでかい!主張がでかい!そんな大きな声じゃなくても聞こえるよぉ〜?

 とはいえ「声のでかい奴が勝つ。意見のある奴が勝つ」みたいなのもまた真理なので別に悪いことじゃないでしょう。好みの問題かな。私はそれなりに和を以て貴しとなすタイプだと自認しているが、他者から見ると日本人の割には相当個人主義らしいのでなんとも言えない。

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