なんでも出来ちゃうスーパーマン。放送作家とは万能だと思っていて、宮藤官九郎や秋元康、鈴木おさむ等、錚々たる顔ぶれが頭に浮かぶ。

その先駆けが浅田飴の永六輔、いじわるばあさんの青島幸男だったとは…知らなかった。

振り返ると、ボクが中学生の頃、みんなに一目置かれていたのは深夜のラジオ放送を聴いていたグループだった。岸谷五郎や伊集院光の番組の話題で、彼らは盛り上がっていた。

本書に登場する放送作家もラジオに関わっている。オワコンと言われて久しいラジオだが、実はYouTubeよりも自由度が高く、再注目されるメディアだと考えている。

車社会の地方は特にまだまだラジオに可能性があるよに思える。そう考えると、ボクも放送作家に…と夢を見るが、先人たちの足跡を追うと、そう易々と立ち入れない世界だとも思える。

時代の寵児の伴走者たる放送作家は、時代を創っているとも言え、やはり憧れは尽きない。

ブレーン…この響きも憧れを増幅させる。
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