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2023 大寒 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)

寒波。しかも、最強寒波な一週間ですね。こんばんは、さんまりです。

ここ最近、漢方を飲んだり生活改善を試みたりしながら気圧ともうまく付き合えていたような気がしていたのですが、さすがに10年に一度というお天気にはやられてしまいまして。頭が痛かったりムカムカしたりしながら生きています。ううう。明日の夜もまた寒いらしいですね。おっそろしい。

お稽古への道すがらも、歩道と車道の間に氷が張っていて、もう、完全に冬です。沢水どころか、その辺の水という水が凍っています。

そんなこんなで、初釜以来のお稽古に行ってきました。今回は、濃茶を台天目で、薄茶を流し点で。

台天目は、四ヶ伝と呼ばれる教本のない口伝のお稽古。天目台や天目茶碗、曲げの水差しに象牙の茶杓に……と水屋の準備はもう大丈夫。

それでもやっぱり、天目台では帛紗を真に捌いて清めることだったりお湯を注ぐたびに添え手をすることだったり、そういうつぶさな所作をすっ飛ばしがち。何度も同じところを指摘されるたびに、まだまだ身体で覚えられていないことを痛感しながら一服を。

反省ばかりだけれども、お菓子とお茶はいつも通り美味しくて、次こそは集中して点てるぞおうと気合いが入ります。

お薄は、【亭主が、親しい方を一人か二人程度、客を呼び、和やかに語り合いながら茶を点て、主客とともにくつろいで楽しむ点前】と称される流し点を。

お濃茶で「しまった!」を連発してしまった今日だからこそ、こぢんまりとしたお点前を選んでくださった先生のお心遣いが、身に沁みるのです。

「お点前には確かに正しい形があるけれども、まず大前提はお客様と亭主がこの一席を楽しむことが大切よ」

とお菓子をどーんとたくさん出してくれるのが、わたしの先生です。

お稽古終わりの外はやっぱりキンと冷え込んでいたけれども、綺麗な三日月を眺める余裕をもちあわせてお教室を後にしました。

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