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ずっと検索で生きて来た。検索で生かされて来た~since1995~検索で出会ったひとたちと紡いで来たビジネス人生、これからも~そして福祉×3Dプリンタも

1995年、Windows95の発売に関するたくさんのニュースを見て、地方都市・香川県高松市の片隅で心ワクワクさせて、転職・転業を決める。当時の仕事のイベント業界だと、企画制作しても当日そのイベントに来た人にだけ、来た人にしか、企画を見せれない。伝えられない。しかし、どうやらインターネットのホームページとやらをつくると、日本中、世界中の人に見てもらえるらしい!おおおおお!ええやんか!

1996年、11年間お世話になったイベントや舞台の企画・制作・演出・プロデュースの会社を辞めた。「インターネットを使ったビジネスをしたい」という思いだけの37才・・遅いだろう。

ずーっと検索してた。当時のYahooのロゴと窓だけの殺風景な検索画面で、気になることばを叩くと・・日本中でそのキーワードに関連した「何か」をしているひとたちを見つけることができた。

1998年頃、いまでいうITベンチャーを4人くらいで起業して2年目の頃、地元の企画コンペでWebサイトを提案しようと、検索でWeb制作会社を全国対象で探した。探して探して、探しまくった。関西や岐阜やどこかや東京とか。探して、メールしてやりとりして。「ピン」と来たら会いに行った。
その時見つけたのは、東大在学中のロン毛のオタクな男が起業したばかりの会社が、第2回日経EC大賞を取っていた。ルアーのECサイトだった。おおお。ほーう。で、メールして東京六本木界隈の薄暗い雑居ビルに会いに行った。私のプランにアイデア加えてTOPのデザインを出してくれた。
テレビとラジオとインターネットを融合させた「テレラジネット瀬戸内海」というプランも面白がってくれた。オン・ザ・エッヂという社名だった。検索、ありがとう。

1999年になると、i-modeが発売されて、その前年から四国の「ポケットベル情報配信事務局」をしていた起業2年目の私の会社がi-mode関連の仕事だらけになった。四国エリアの大規模なi-modeサイトの企画を実現すべく、いつもの通り検索しまくった。
その中から、また、同じように2,3社に絞って、東京に出掛けて行った。検索してメールと電話で会話して、会いに行って5,000万規模の案件のパートナーに決定した。検索、ありがとう。ギガフロップス社スパイシーソフト社と巡り合った。

2012年、検索を繰り返しながらのビジネスの世界から、思い立って、社会福祉法人に転職。WAM助成事業に応募し採択された「障害者・高齢者による福祉関連商品開発サポートサービスは障害者の仕事になり得るか」検証・実証事業の予算を最大限に活用し、いつものように検索、ケンサク!見つけてメールして東京に会いに行った。Co-Co Life女子部さんと繋がり、「幻聴妄想かるた」のハーモニーさんに会いに行って高松で講演もしていただいた。検索、ありがとう。 

2013年、障害者就労継続支援B型に3Dプリンタを導入し、日々の出来事をブログに公開を始め、クラウドファンディングで3Dプリンタ資金を集めた頃から、つまり、情報を発信し始めてから、今度は、「検索されて問合せが来る」側になって来た。

2013年、「3Dプリンタ×福祉」活動が始まり、障害者就労継続支援B型の利用者が講師役を務める「超初心者のための3Dプリンタ体験講座」の募集を、ブログとFBだけで実施。週1回、定員5名の講座が2ヵ月分、すぐに埋まった。検索されて、ありがとう。

サンサンちらし3D講座

2014年、「3Dプリンタ×障害者福祉」テーマでクラウドファンディングで資金を集める。これもネットだけでの周知だけだったけれど80万円目標で845,000円達成。1999年頃に繋がったけどその後10年ほど連絡をしていなかった企業の若い社長がポンと。高校卒業以来30数年で一度だけ街でばったり会っただけの同級生がアクセス。何より半数以上の方が、まったく見知らぬ方々で、ネット検索だけで繋がることができたひとたちだった。検索されて、ありがとう。

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このページを見つけて支援いただき、その後メールのやりとりでアドバイスもいただいていた山形大学の川上先生と、そして古川先生にリアルで会えたのは2019年の3月。ありがとうございました。

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同じく、思いがけずこのプロジェクトをネットで見つけて突然の支援をしてくれた、スパイシーソフトの山田社長(当時)にも出かけて行ってお礼を言えたのは数年後。

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同じ時期にネットで私たちの活動を見つけて連絡をいただき、北海道と香川県をネットで結んでオンラインで会話した、八雲病院のリハビリルームで3Dプリンティングをやりはじめたこの方々。「ひらけごま(筋ジス・smaの活動工夫を紹介)」の皆さん。見つけてくだって、ありがとうございます!

ひらけごま2

やっと北海道まで出かけてお会いできたのは、2019年の3月。

2017年、フリーランスになり個人事業主屋号「三野晃一演出事務所」のWebサイトを開設したときに、そーっと「障害児・者の方向け家庭教師・家庭訪問サービス」をやります、というページを1ページだけ、書いた。

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2018年、前年に設立した一般社団法人障害者・高齢者3DプリンタファクトリーのWeb、FBページ、twitterなどで情報発信を続けていたところ、3月頃、東京の医療法人の理事長から問い合わせメールが舞い込む。非常に興味があると。タイミングが合って、東京でお会いして意気投合。
何度か意見交換をして、あっ。という間に?あれよあれよという間に、5月には私が地方都市から東京に移り住んで、週2回、理事長が参画している障害者就労継続支援A型事業所で、地方都市ではじめた「障害者×3Dプリンティング」の試みを再び始めた。不思議なご縁と勢いで、こんなことに。検索されて、ありがとう。医療法人社団福啓会の小野理事長とファクトリーを一緒に立ち上げたデジタルジュエリークリエーターの大山さん。東京で奇跡の3ショット。検索、ありがとう。

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2019年秋、ほぼ2年前につくった、三野演出事務所Webサイトの「「障害児・者の方向け家庭教師・家庭訪問サービス」メニューに、1通の問合せメールが舞い込んだ。え!?
ええ。
そう、そのページをつくったことさえ余り覚えていなくて、驚いた。そして、嬉しかった。私が思う事。体験してきたことから学んだこと、気が付いたことを整理しまとめたプログラムに、障がい当事者のご家族から興味があると問い合わせが入った。「2年で1本のコンバージョン」だけど、その1通のメールの内容に、どんなに勇気と安堵感を感じることができたか。検索されて、ありがとう。

2020年7月。ひとつ前のnoteで、そのサービスの講座の募集記事をUPしました。私の講座サービスは、大量生産の消費物をたくさんの人にクリックして買っていただくというスタイルのものではありません。2年に1人の方でいい。ロングテールと呼ばれるネットの特長そのままに、気を長くして連絡を待っている。

10数年前からすると広告配信のテクノロジーが驚くほどに複雑に進化して、昔の素朴な「自分で検索ワードを駆使して、発掘できにくいレアな情報を探し出す」ということが少ししにくくなった感はあるけれど。
やっぱり。検索。
検索して見つけたいし、検索されて見つけられると、とてもとても嬉しく、生きるエネルギーになる。
私は、これからも「検索のチカラ」を信じています。

[公開後2時間で、思い出して追記しました]
そうそう、うっかり直近すぎて忘れていました。「テレビで見て」知って、その後検索で私たちを見つけていただいた、香川大学附属高松小学校の先生。「子ども達のもつ豊かなアイディアや閃き、『こうだったらいいのにな』を形にできる手段はないかと考えておりました。そんな時、貴社のことを知り、是非とも一緒に何か活動できないか、と考えメールを送ろうと決意しました。」熱いメッセージをいただき、その後オンラインミーティングを経て、年度末まで「縦割り創造学級」をお手伝いすることになりました。
検索、ありがとうございます。

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