2018/5/12 向井山朋子『HOME』

高知の赤岡町へ。
高知県立美術館の企画、
向井山朋子『HOME』を観に行く。
古い町並みにある古民家、赤れんが商家でのパフォーマンス作品。


高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2018
向井山朋子
『HOME』
2018/5/12観劇
赤れんが商家(高知県香南市赤岡町)


乗り移られたような、からくり人形のような、人間ってあんな動きが出来るんだって単純な驚きと、
狐憑きのように異様で、他の何者かに動かされているようなこと、極端な執念は、
プライベートな自宅の室内を中心に行われる"日々"に"私"が取って代わられているようにも、その"日々"の中に取り込まれてしまった"私"が"私"を取り戻そうと足掻いているようにも見えた。
外へ出て行く、その姿はおぞましいものも取って変わられた私も、抗う私も、すべてを背負って生きていく姿、に見えてとてもかっこよかった。

https://moak.jp/event/performing_arts/mukaiyamatomoko_home.html



観終わった後に、街を歩いていて出会ったお店"おっこう屋"で、向井山朋子さんのオーディオブックに書かれていた文章(向井山朋子さんとは別の方が書かれている)を読ませてもらった。
旦那さんが亡くなったことに、立ち会えなかった時のエピソードが書かれているんだけど、
そこからは
死、でも、影響を与えきれない二人の生の姿が見えた気がした。
以下URLにて読むことが出来ます。
https://multus.jp/about-tomoko/texts/shigeo-goto/

2018年7月にも、向井山朋子さんのパフォーマンス作品が高知県立美術館にて。こちらも。行かねば。
https://moak.jp/event/performing_arts/mukaiyamatomoko_gaka.html

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