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漫画教室に通い続けた半年間の記録


こんにちは。

さんろくと申します。

東京生まれ東京育ちの24歳会社員です。

いつも“スキ”ありがとうございます。



今回は、漫画教室を通った話について綴っていこうと思います。


動機


2022年秋。


長かった資格勉強が試験と共に終わり、心に余裕が出来ていた頃。


「つましい生活に何か“刺激”が欲しい...」


漠然と新しいことに挑戦したい気持ちになりました。


ある日yonigeさんの「さよならプリズナー」という曲を聴いたぼくは、雷に打たれたように、

「この歌を“漫画”にしてみよう」

と、創作意欲が湧き始めるようになります。


漫画教室へ


こうして、職場から通いやすい漫画教室を探して、適当な所をみつけます。



通うからには、とにかく仕事並みに真剣にやろうと思いました。

なぜなら漫画家になるということが、小学生の頃からの密かな夢だったからです。

まずはプロット(漫画のシナリオ)を準備しなくてはいけないと思い、ザッと原稿用紙10枚分にまとめてみます。

いざ入会日1日目。教室の先生にプロットを見せる直前は就活の面接並みにドキドキしました。


最後の展開はこうした方がいいといった有益なアドバイスを受け、根本を変えず軌道修正していきます。


話は順調に膨らんでいき、登場人物も不思議なぐらいぽんぽんと浮かんでいきました。先生からの反応も上々です。

この間の作業は本当に脳汁が出ます(笑)

妄想こそ至高。

これこそが漫画制作における醍醐味なんだろうなと思いました。




ネーム作業開始

漫画の主要人物二人を描いた、表紙の下書き。




ある日の教室で、いつも教えて貰っていた担当の先生がたまたま休みの日だったので、別の先生にプロットを見せたところ、


「とりあえずネーム描いてみよっか。」


と唐突に言われました。プロットがまとまれば次ステップであるネーム作業へと移行します。

内心は「え?もうやっちゃっていいの?」とまだ心の準備が整っていなかったのですが、先生が言うのならと、風に流されるようにネームで第一話を描き始めます。



で、ここで新たな二つの壁にぶち当たります。


「コマ割りがうまくいかない!」

「セリフが決まらない!」


やはり、描くビジョンはぼんやりしたまんまでした。


プロット通りにはいかず



そしてぼくの性格には、ネーム作りを苦手にさせたある欠点?がありました。


それはもの凄く飽き性だったという事です。


納得いくネームがかけないと、投げ出してはついつい関係のない一枚絵を描いてしまいます。


感情をそのまま表現して描いた絵。現状に不満を持っている、変化が欲しいといった面持ちの少年。
色々ある真実(TRUTH)を選ぶことに迷っていたのかな?



度々制作から距離を離れては、参考書を読んだりしてみますが、ネームは一向に上達せず。

とことん劣等感にかわれるだけでした。


そうしてくうちにぼくはノイローゼに陥ります。

「体調を崩してまで悩む必要は」と我に返るようになると、半年通っていた漫画教室をついに退会します。

結果としてネームを一度も完成させられないまま、諦める形で終わりました。


長年の夢に終止符を打ったようで、本当に悔しかったです。


自分にとっての大きな挑戦を諦める前は、挑戦に取り組んでる時以上に体力を削られるんだなと思いました。



終わり


継続は力なり。

ただ継続している中で、気づけない事もきっとあると思います。

漫画教室に通ってる時、自分が飽き性で”完璧主義“な性格であるのを受け入れる事は決してできませんでした。

こうして自分を俯瞰できるのも、諦めれたことがあったからだと思うので、悔いはないです。


なお挑戦がなくしては、諦めようという言葉も生まれてきません。

“今やりたい事”を優先して、リスクを恐れずに直感で行動してみる事は凄く楽しいです。

ネームもいつかまた描きたくなるタイミングが来れば、リベンジします。


漫画教室に今素直に行きたいと思っている方も取り敢えず行ってみることをおすすめします!



以上です。

ご精読ありがとうございました。


次回は、美術鑑賞にハマったきっかけについて綴っていこうと思います。

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