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UXリサーチャー同士で勉強会を開催してみた!~パーソルキャリア株式会社様との事例~

みなさま、こんにちは。UXリサーチセンターの倉内です。

UXリサーチセンターが作られてからもうすぐ2年が経ちます。
はじめのうちは、何もかも手探りでしたが、他社のUXリサーチャーの方々とお互いのリサーチ業務について意見交換できたことは大きかったと思います。

本日は、長くリサーチ勉強会をご一緒下さったパーソルキャリア株式会社様(以下パーソルキャリア様)との事例についてお話しします。
勉強会のきっかけ、やり方、効果などを書いていきますので、是非、最後までご覧ください!

勉強会を始めたきっかけ

UXリサーチを始めた当初、PdMやデザイナーからどのように課題を聞きだし、案件化していくか、案件化した後も、調査設計やアンケート結果の集計、ツール、アウトプットの形式も常に手探りでした。社内で、書籍での勉強会やヒアリング用のテンプレートを作るなど、様々な工夫を重ねていました。(奮闘記は以下の記事でも紹介しています。)

リサーチのやり方に正解はなく、チーム内で試行錯誤を続ける中で新しい知見を得たいと考え、当時、様々な会社でUXリサーチに携わられている方と情報交換の時間を作っていました。
その中でも、同じような環境で、独立したリサーチチームを立ち上げられたパーソルキャリア様とは、意見交換の場だけでなく、毎月テーマを一つ設けて勉強会を開催していくまでになりました。

勉強会の進め方

当時、私たちも組織を作ったばかりで、案件の進め方、運用体制、案件依頼時の課題提起の仕方、採用・キャリアに至るまで、社内で突き当たる課題がありました。そこで、パーソルキャリア様と共通のテーマの中から一つにスポットを当て、月に一回程度昼休みや業務時間を利用し、勉強会を実施していました。

特に面白かったのは、「実際にリリースされているアプリのレビュー会」ですね。リリース済みのアプリに触れながら、アプリをどんな時に誰が使うのかなどをユーザーになりきってレビューしたのです。
他社のサービスにユーザー目線で触れてみながら、「この機能で何を実現したいのか?」「ユーザーの課題は何か?」など考えていくことは、ゲーム感覚で楽しめると同時に、自社のサービスに置き換えた時にどのように表現すべきか考えるきっかけにもなりました。

運用方法は以下の通りです。

当日のファシリテーションは月ごとに交代制で、担当になった企業のメンバーが進行用に軽くスライドなどを準備していました。その準備ですが、お互い、勉強会が負担にならないように軽めの準備にとどめるのがポイントですね。

効果

パーソルキャリア様とは、毎回、様々なテーマで意見交換をさせていただきました。

現在、弊社メンバーの大泊と「どのようにUXリサーチの活動を社内へ広めていくか」をテーマに日々取り組んでいますが、社内向けの広報活動を始めた当初はパーソルキャリア様の社内勉強会の手法について教えていただき、Slackチャンネルの開設や社内イベントの実施に至ったケースもあります。

日々取り組んでいることは、お互いの企業や組織の成長フェーズ、プロダクトの特性によって違います。それを逆手にとって、前例がある部分を教え合って、自社の取り組みに加えていくサイクルが出来たように思います。

終わりに

今でこそ、様々な企業様からのお声かけや、交流の場を頂戴できるようになってきました。
組織を作った当初は毎日試行錯誤の連続でしたが、様々な企業のリサーチャーの皆様と小さな課題感や悩みを共有することで、日頃の業務へ活かせることも多かったように思います。

交流の機会をいただいた皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

これからも意見交換や勉強会の場を作り続けていきたいと思っていますので、弊社の取り組みにご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。私たちからもお声掛けさせてください!

情報交換をしませんか?

Sansan UXリサーチセンターの取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、是非、下記までご連絡ください!

Sansan株式会社 UXリサーチセンター事務局
research-center@sansan.com(大泊・倉内)