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5月21日(2019年) ミシャ解任後から続いたブレブレの果てに

サッカーの監督にはいろいろなタイプの方がいます。
戦術的な部分の構築に長けている監督。その中でも攻撃の方向性に特化しているのはご存知ミシャ。ただ、ミシャのサッカーはそこまでハイラインではないので、本当に攻撃重視というタイプは横浜からセルティックに行ったアンジェ・ポステコグルーさんですかね。初年度のサッカーの偏り方は異様でしたから。
守備的なのは、ネルシーニョさんやマッシモ・フィッカデンティさんといったところでしょう。個人的にはこのタイプの監督のサッカーだけは勘弁願いたい。
バランサータイプなのは、今のリカ、広島の頃の森保さんや川崎の鬼木さんってところでしょうか。広島のミヒャエル・スキッベさんなんかもそうですかね。この人、どうして広島に連れてこられた⁉︎ってレベルの人ですよね。
一方で、戦術的な部分の比重はそこまで大きくなく、個の能力で打開させていくため、モチベータータイプの監督もいます。
オリヴェイラさんはまさにそう言うタイプの監督さんだったのではないかと思っています。
2018シーズンの混迷から、途中就任でありながらもリーグ戦で一定の成果を出し、天皇杯も獲得。この2019シーズン前の評論でレッズは優勝候補に多くあげられていました。
キャンプでは徹底してフィジカル重視。トレーニングマッチはほとんど行わずシーズンイン。ただ中々チーム状態が好転せず、このままで大丈夫なのかと言う声が日増しに大きくなっていきました。
そんな中、この日の結果でACLは無事にグループリーグを突破し、リーグ戦もまだまだこれからという時期にオリヴェイラさんを解任することになってしまいました。
正直、選手構成や編成にも大きな課題があり、一概に監督の責任とは言えない面も大きかったと思います。ミシャ時代のメンバーが多く残り、オリヴェイラさんの志向するサッカーに合っていなかったことは間違いないと思います。自分たちでボールを持ってサッカーをしたいと選手は思っていたでしょうから。
フロントは監督を守らず、選手側の意向をとったということだと思います。嘗ての2008年シーズンの経験が全く生かされなかった残念な出来事だと思っています。
今のフロントの体制になってから、選手の編成や獲得については、嘗てと大きく変わりました。次は、チームが目指す方向性を共有できる監督を守る、万が一の時でも方向性をブレずに目指すサッカーを共有できる上位互換な人をきちんと連れてくるようになってほしいと思います。
大きくブレブレになるのだけはもう御免被るです。

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