【算数】見たことのあるものを活用せよ。あなたは何問目で気づきますか?
【問題】分からないときは次の問題を見よ。
【第1問】材料は1と2しか使いません
【第2問】ジェンガはスワヒリ語
【第3問】最も膝を痛める上り方は?
【第4問】これが解けなきゃ小1です。
【解答】気づくためには理解せよ。
何問目で規則性に気づきましたか?規則性は大変に重要で、別の分野の問題でも、自分で規則性を見つけて解けてしまえることがよくあります。ほとんどの入試問題には規則性を利用するのだと分かる仕掛けがあるのですが、本当は「自分で規則性を探り始める」発想も持っていてほしいものです。
今回はいわゆる「フィボナッチ数列」の規則でした。1つ前の数と2つ前の数の和が次の数となります。第3問の「階段の上り方」でよく例えられます。
1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144…と続きますので、
第4問の答えは89cm
第3問の答えは21通り
第2問の答えは89通り
第1問の答えは87通り(1のみの和、2のみの和の2通りを引く)
第4問のみ「図形」に利用されており、視覚的に理解しやすい上手な設定ですね。第1〜3問は「場合の数」ですが、全く同じ問題であることを理解し、気付けることが大切です。
【解説】とにかくここだけは理解して。
ところでなぜ階段の上り方はフィボナッチ的な規則性があるのでしょうか?この説明として、第2問の(1)を紹介します。設定を思い出してください。
つまり、一番下に1cmを置くと、残り3cmの作り方は既知の3通りあり、一番下に2cmを置くと、残り2cmの作り方は既知の2通りなので、3+2=5通りと言っています。入試本番で、とても親切かつシンプルな誘導!
【発展問題】サはさすがのサ
基本がつかめた方は、次の問題にもチャレンジしてみてください。これも栄東。
多くの問題では、「フィボナッチ数列であることを見抜かせ、せいぜい10番目くらいを答えさせる」のが普通ですが、こちらの問題では最初から数列が与えられている上、なんと2023番目まで聞いてきます。作問の幅広さに感服です。
2023年11月11日
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