やっと再就職から1ヶ月たって休日の使い方もわかってきたので、5月の晴れたよき日に部屋の片づけをしてもうちょっと居心地のいい部屋を目指すことにしました。
居心地といえば部屋でごろごろしたりゆったりして録画のアニメなど見たいものですが、そのために必要なのはじっとしているポジション、つまりソファです。ソファはノイエスさんで買ったものがあり、もう10年経っていますが、この部屋に引っ越してきたあたりから、引っ越し早々から、ソファが物置き場になっており、ぜんぜん座るためのものではなくなっていました。
結局失業してそして職業訓練校などに通っているあいだ、根本的なところに手をつけるような気分になれず、ソファはそのままでした。このソファ、2人用ですが、まあそこそこ面積があるので、大量のモノを載せることができます。
積ん読の本、雑誌、付箋、ペン、籠、網、レコード、種、登山用リュック、街歩き用のリュック、服、パフュームのツアーＴ、パタゴニアのロゴＴ、帽子、防寒の手袋、毛糸の帽子、靴下、モンベルのメリノウール肌着、ウエストポーチ２、ＨＯＫＡのシューズを買ったときのハコ、リュックの防雨カバー、キャンプ用のグラウンドシート、外付けＢＤドライブ、等がこのソファーに山盛りに載っていました。
バカのような物の多さですが、本人としてはこれらは「使ったことがあるもの」であり、「今後も使う予定があるもの」なので、捨てるわけにはいきません。というか服やリュックは使い果たして使えなくなれば捨てますが、まだ使えるので捨てていません。

つまりそれらの物たちは「定位置がないのでソファにいる」状態なのです。

とはいえ、私は「整った部屋」より「乱雑な部屋」のほうが好きです。おそらくは性格です。そして、目につくところに好きなものがごろごろしていてほしいのです。たとえばヤングジャンプを買ってきて、好みのグラビアアイドルさんなどが表紙になっていると、その表紙がいつも目につくところにいてほしいのでそれを置いておきます。平に。本屋で言う平積みです。

そういうことをしていればすぐに部屋のスペースは無くなりますねえ余地が。

しかし限度がきて、いいかげんソファにも座りたくなったので、いよいよ片づけをしました。果たしてソファは人間の座れるようにものを片づけられた状態になったのですが、ここで困ったのはソファの上にあったものの行先です。
とくに「明日の仕事に着ていく服」を目につくところに置いておくことを、このままではできなくなってしまいます。

別に朝になって着ていく服をどこに置いたかしまったかを忘れてしまうわけではないのですが。

ルールとして「明日の分の服だけなら寝るときに歯磨きと同じタイミングでソファの上に置いてもいい」というのをつくってもいいのですが。

なんにせよ、私は、すべてを「しまう」と、「収納してしまう」と、何かがどこかにしまってあることを忘れそうな気がするのです。
この癖で困るのは嫌なので、重要なものだけは（たとえば国家試験の合格証書、パスポート、保険証、ハンコ、通帳）しまう場所を決めてあります。しかし、たとえば買ったはずなのにどこにしまったかなあ・・・というもの（夜にウォーキングするときにかける反射材の襷、十徳ナイフ、買い置きの乾電池、ラジオのループアンテナ、車用のハンディ掃除機）を、いちいち家探しするのが嫌なのです。家探ししないとわからないなら、いっそすべてをリスト化して一覧にして資産の一覧リストでわかるようにしておけばいい、と思ったこともあります。モノ別のゴミの捨て方リストみたいなものですね。

まあそんなリストを小まめに作成することのできる性格ならば、今こんなことにはなっていませんね。

しかし50年以上人間をやってきたので、困ることについては少しずつ解消してくように知恵を絞っています。

困ることというのは生活のすべての側面にあらわれるもので、物を片づけられないというのはほんの一例です。
歯を磨く習慣がおろそかー虫歯になる
座る姿勢が悪いー腰痛になる
ゴキブリが集まるルートを知っているが放置しているーキノコが生える
どれも私の経験したことです。虫歯では、恐ろしいほどの進行により、歯の激痛が発生して、車の運転もできないほど、いてもたってもいられないほど、涙が止まらないほどの重症になり、最初に目についた歯科医に駆け込んだことがあります。腰痛も時々起きています。キノコの事件は、間をはぶきましたが、まあ曖昧な表現でいうとゴキブリも糞尿をするわけで（略）。

どれも放っておいたらどんどん悪くなっていく事態で、とにかくもう放置するわけにはいきません。
かくして、私はいちおう毎晩寝る前に歯をみがくようになり、ゴキブリは見たら殺す（すみません）ようになり、座るときは骨盤を立てるようになりました（一応理学療法士）。

ソファについても、片づけは、やればできるということで、今日の結果には満足していますが、いつまた症状が再発するかわかりません。対策としては、服などは
・しまう
・ハンガーにかける
・ハンガーでなくても壁からつるすようにする
ことで、平面を占領しないように気をつける予定です。

まあなんにせよ、ベッドから布団生活に変えていることが多少は功を奏していると思います。ベッドはその場所を占領しますが、布団のためにはそのスペースを必ず空にする必要がありますからね。

狭い部屋はベッドをのさばらせるような余裕がないのです。

ソファはある意味でベッド代わりともいえますから、よけい、上にものを置いたら寝転ぶこともできませんからねえ。

今年の夏はクーラーの効いた部屋でソファでごろごろできるように頑張ります。